ここ最近見かけるようになった「第三新卒」という言葉。
どこかで耳にした方も多いと思います。
でも、
- 何となく聞いたことはあるけれど、いまいちよく分からない
- 第二新卒と何が違うの?
こんな感想の方がほとんどですよね。
今回の記事では「第三新卒とは何か?」から、第三新卒の具体的な就職先や就活を成功させるための方法を詳しくご説明していきます。
第三新卒の方や、「自分は第三新卒なの?」と思われている方もぜひ読んでみてくださいね!
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そもそも「第三新卒」とは?
「第三新卒」は、「第二新卒」になぞって作られた造語で明確に定義はされていません。
皆さん、第二新卒という言葉の意味はご存知ですよね!
念のためにご説明しますと、「第二新卒」は新卒で入社後1〜3年程で退職・転職する方を指しています。
企業からは“社会人経験がありビジネススキルの基礎は身に付いている、今後のびしろのある人材”として認識されている場合も多いです。
最近では、このポテンシャルに期待して積極的に採用する企業も増えています。
一方「第三新卒」とは、以下のような方を指す場合が多いです。
- 大学院博士後期課程修了者で就職したものの3年以内に離職している方
- 大学院博士後期課程修了者・在籍者の方で25歳以上の就労経験のない方
- 学校卒業後3年以内に2度退職をする等の転職回数が多い方
- 25歳以上で一度も就労経験のない方
大きく分けて
- 専門分野の知識は高いけれど、就労経験が短いもしくはない方
- 「25歳以上で職を転々としたり、就労経験のない方」
を指していることがわかります。
「第三新卒」の就職先って?
では、実際に第三新卒にはどういった就職先があるのでしょうか?
ここでは、具体的な就職先をお伝えしていきます。
博士課程に進んだ第三新卒の就職先とは?
博士課程に進んでいる方は、特定の学問に関する知識が秀でている人材ばかり。
一方で、基本的なビジネスマナーは身に付いていない方がほとんどです。
筆者の知人にも博士課程に進んだ方がいるのですが、365日常に研究のことを念頭に置いているため、とてもビジネスマナーを身に付ける時間なんてないと言っていました。
では、こういった方の就職先はどのような選択肢があるのでしょうか?
研究者や大学教員として就職
1つは「博士課程修了後も大学に残り研究活動を続けていく」選択です。
懸念点は、博士課程に進む方が年々増加しているため大学側のポストが用意される確証がないこと。
非正規の研究員として勤め続けたとしても、将来必ず教授になれるわけではありません。
しかし「このジャンルの研究を一生続けていきたい!」と心から思える方なら、間違いなく研究者の道に進んだ方が良いでしょう。
もし少しでも心に迷いがあるようでしたら、できるだけ年齢が若い内に民間企業への就職を選ぶことをおすすめします。
企業への就職
もう1つの選択は「民間企業への就職」です。
豊富な知識があるため引く手あまたに見える博士課程の方ですが、実は就活において苦戦しやすい傾向にあります。
これは、主に以下のような理由が挙げられるからです。
- 研究内容を活かして働くことに重点を置くあまり、就活の幅を狭めてしまう
- 25歳を超えた人材には年齢に見合った就業経験を求める企業もあるため、受けられる企業数が減る
企業が求めているのは「企業にとって採用メリットのある人材」です。
研究内容と企業が求めている知識ジャンルが一致していれば欲しい人材だと思われますが、そういった企業とは出会えない可能性の方が高いでしょう。
しかし長期間研究に打ち込んできた経験があり、なかなか「研究」から離れられない人も少なくありません。
これらが重なると、就活は長期化しやすくなります。
就活をするうえで大切なことは、企業側にメリットのある人材として自分自身を売り込むことです。
企業へ就職する際は「自分の研究ジャンル」だけに囚われず、企業とマッチするポイントを探すようにしていくことが大切です。
「どのように企業へアピールすれば良いかわからない……」そんな方は、ぜひUZUZにご相談くださいね!
25歳以上で職を転々としているor就労経験のない第三新卒の就職先とは?
この場合はやはり「民間企業への就職」一択です!
- この年齢で何回も転職を繰り返しているし、まともな就職先はないでしょ……
- 働いたこともないし、誰も雇ってくれないんじゃない?
このように不安に思っている方も多いと思います。
確かに短期間のうちに就職と退職を繰り返したり、25歳以上で就業経験がない場合、就活が多少不利になってしまうのは否定できません。
しかしその気持ちをバネにして就活に取り組めば、必ず就職できます!
UZUZでは、第三新卒の方の就職をたくさんサポートしてきました。
その中で無事に優良企業に就職された方の共通点は、「本人に焦りとやる気があること」でした。
「就職するぞ!」という強い気持ちを持っていれば、その熱意が企業に伝わり内定を獲得することができるでしょう。
「第三新卒」の就職を成功させるには
では、第三新卒が優良会社に就職を成功させるポイントはどこにあるのでしょうか?
ここでは、わかりやすく3つのポイントにまとめて説明していきます。
博士課程に進んだ第三新卒なら、研究内容にこだわりすぎるのをやめる
あなたの研究分野の求人が少ないなら、思い切って求人の幅を広げたほうが就職の可能性はぐっと高まります。
会社は特定分野の専門知識だけを必要としていません。
仮にその知識が必要になった場合は、採用した後に「企業側にメリットのある知識」を持てるように教育していくほうが良いからです。
大事なのは「企業目線」です。
一度自分の研究内容を徹底的に振り返り、企業とマッチしているポイントを洗い出してアピールできるようにしましょう。
「やりたい仕事」を決めるのではなく「絶対にやりたくない仕事」を決める
「やりたい仕事」だけにこだわってしまうと、仕事の選択の幅が狭くなってしまいがちです。
転職を繰り返し第三新卒になった方はもちろん、専門性の高い研究を続けてきた第三新卒の方でしたらなおさらですね。
その場合は、まずは「絶対にやりたくない仕事」を決めることをおすすめします!
今まで転職を繰り返した方は「なぜ転職を決意したのか」を考えましょう。
- 仕事内容が合わなかった
- 残業が多かった
- 職場の雰囲気が合わなかった
これらの項目を上げていくことで、自分がやりたくない仕事が絞られてくるはずです。
また、就労経験のない方もこのような自己分析は非常に大切です。
なお、ここでのポイントは「優先度」を決めること。
やりたくない仕事が増えすぎてしまっても良くないので、多くても3つくらいには絞るようにしましょう。
企業規模にこだわらない
「就職するなら絶対に大手!」と決めつけてしまってはいませんか?
もしそうなら、就職に苦戦してしまうかもしれません。
理由は2つ。
大手企業はまず新卒採用に力を入れている場合がほとんどで、更に中途採用を行う場合は経験者を採用するからです。
「就業経験なし」だと選考を通ることも難しいでしょう。
「どうしても大手に入りたい!」という人は、まずは中小企業等でキャリアを積み、スキルを身に付けた後に挑戦することをおすすめします。
中小企業にも良い会社はたくさんありますし、やる気次第でキャリアアップを望んでいける場合も多いです。
熱心かつ真摯な姿勢で取り組みましょう!
第三新卒を企業側が懸念してしまう理由は……
- 年齢と比較してビジネススキルが低い
- 他の新入社員と比べて年齢が高いため、コミュニケーションが円滑に進まない恐れがある
- 文系の博士課程においては、実際はそんなことないのに企業側の理解が追いつかず「就職から逃げている」印象を持たれてしまう
こういったことが挙げられます。
つまりは、この懸念点をなくせるように企業にアピールしていくことが大切です!
とはいえ、「初めての就活だから、アピールの仕方がわからない」という方も多いでしょう。
そんな方は、ぜひUZUZにご相談ください。
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