IT業界の人材不足が深刻化する中で、ネットワーク関係のエンジニア募集が多くなっています。
そこで今回は、ネットワーク系のエンジニアを目指すなら是非取得しておきたい、『CCENT』と『CCNA』の試験の特徴や勉強方法をご紹介します。
ネットワークエンジニア(インフラエンジニア)を目指している方は、是非資格取得の参考にしてくださいね。
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CCENTとは
CCNENTは、Cisco Systems社が行っている認定試験のひとつです。
Cisco Certified Entry Networking Technicianの略で、ネットワークサポート担当のエントリーレベルを認定します。
基本的なネットワークセキュリティだけではなく、小規模エンタープライズブランチ ネットワークの導入から運用そして障害対応を行う知識と技術が求められます。
CCENTはどんな試験なの?
ネットワークエンジニアの技能認定試験であるCCENTは、「100-105JICND1/Interconnecting Cisco Networking Devices Part 1 (ICND1 popup)」とも表記されます。
受験資格
受験資格は公式HPに「特になし」と記載されていますが、シスコのプライバシーポリシーの中で、「13歳未満の未成年者は保護者の同意があっても受検や資格取得ができない」と記載されています。
再受験ポリシー
シスコ社の「試験およびテストポリシー」によると、不合格となった場合には、不合格となった試験の翌日から5日間は同じ試験を受けることができません。
再認定試験
認定資格は有効期間が過ぎてしまうと無効になり、再度認定を受けるためには試験に合格する必要があります。
CCENTの有効期間は3年です。
参考元:CISCO「シスコ技術者認定試験」
CCENTの試験範囲は?
試験内容は公式HPで公開されており、以下の5つに分かれています。
- ネットワークの基礎
- LAN スイッチングの基礎
- ルーティングの基礎
- インフラストラクチャ サービス
- インフラストラクチャの運用
CCENTを取得をするメリット
未経験からインフラエンジニアを目指す際に、知識やスキルを示す証明として活用することができます。
CCNETはエントリーレベルであり、資格を取得することでCCNAなどの上位資格を目指すこともできるようになります。
CCNETの勉強法
CCNETは独学で勉強をして取得する方もいらっしゃいます。
独学
実務経験をお持ちでない方が勉強をする場合、理解しづらい内容は図を使用してルールや仕組みを覚えていきましょう。
参考書と問題集を併用して勉強を進める方が多いですが、シスコ社のHPに「ICND1 v3.0 練習問題」がUPされているので、こちらも活用してくださいね。
ウズウズカレッジお勧めのテキスト
既卒・第二新卒の就活サポートを行っている株式会社UZUZ。
UZUZが運営する『ウズウズカレッジ』では、エンジニアを目指す方を対象に、CCENTの講義を行っています。
ウズウズカレッジで実際に使用しているお勧めのテキストを3冊ご紹介します。
「ネットワークの世界へようこそ -知っておきたいTCP/IPの基礎知識-」著者:星 紀明
目で見て確かめることができないネットワークのしくみを、身近なものに例えてわかりやすく解説をしている入門書です。
「1週間でCCNAの基礎が学べる本」著書:株式会社ソキウス・ジャパン
CCNAとありますが、「徹底攻略 Cisco CCNA/CCENT教科書 ICND1編」を読む前に目を通しておきたい基礎を学ぶことができる本です。
「徹底攻略 Cisco CCNA/CCENT教科書 ICND1編」著者:株式会社ソキウス・ジャパン
「初心者にもわかりやすい解説」が売りで、ネットワーク技術者が習得するべき知識を基礎から学ぶことができます。
CCNET取得講座
資格取得講座は多数ありますが、公式HPでシスコが認定しているインストラクターによって行われるトレーニングを受けられるスクールが紹介されています。
シスコ社の認定スクールである、富士通ラーニングメディアが開催しているスクールでは、「Cisco ICND1(CCENT) 短期集中 (試験つき)」というコースを開設しています。
学習期間は3日間 で、費用は178,000円(税別)です。
シスコ社のオリジナルテキストを使用し、最終日の午後に本試験を受験するコースです。
▼富士通ラーニングメディア「Cisco ICND1(CCENT) 短期集中 (試験つき)」
CCNAとは
CCNAは、Cisco Systems社が行っている認定試験のひとつです。
Cisco Certified Network Associateの略で、上位資格には『CCNP』と『CCIE』があります。
CCNAを取得するもしくは、ICND1・ICND2を取得することで認定を受けることができます。
ネットワークエンジニアの必須資格とされています。
CCNAはどんな試験なの?
CCNAは下記の9分野に分かれており、業務や業界にあった資格が用意されています。
特に需要が高いのが「CCNA Routing and Switching」です。
- CCNA Cloud
- CCNA Collaboration
- CCNA Cyber Ops
- CCNA Data Center
- CCNA Industrial
- CCNA Routing and Switching
- CCNA Security
- CCNA Service Provider
- CCNA Wireless
受験資格
制限なし(CCNENT同様13歳未満は受験資格がありません)
CCNAの試験範囲は?
CCNAの試験範囲は、以下のように紹介されています。
認定を受けるためには、これらの専門知識を身に着ける必要があります。
200-125J CCNA
この試験では、ネットワークの基礎、LAN スイッチング テクノロジー、IPv4 および IPv6 ルーティング テクノロジー、WAN テクノロジー、インフラストラクチャ サービス、インフラストラクチャ セキュリティ、インフラストラクチャの管理に関する受験者の知識とスキルが問われます。引用元:シスコ技術者認定「CCNA Routing and Switching」
CCNAを取得をするメリット
CCNAを取得することで、知識や技術力の認定を受けることができます。
また取得をすると、上位資格への受験資格を得ることができるのです。
CCNAの勉強法
CCNAに合格するためには、試験の傾向をつかむだけではなく、自分に合った勉強法を選ぶのも非常に大切なポイントです。
部分合格で確実に取得を目指す
CCNAには、「Routing&Switching (200-125J)」の1科目受験と、「ICND1・ICND2」の2科目受験があります。
CCNAの試験範囲は広範囲にわたっているので、2科目受験を選択して部分合格で確実に取得を目指しましょう。
独学
CCNAはシミュレーション問題があり、実務経験がない方が独学で勉強をすると壁を感じるでしょう。
反対に、実務経験をお持ちの方は参考書を使用した勉強でも、十分に対応することができます。
参考書は2冊1セットが基本となっており、約8000円前後で販売されています。
「シスコ認定トレーニング」の講座は効率的ですが、どうしても費用が高くなってしまうため、会社の補助などがないと通うのが難しいという方も珍しくありません。
独学で勉強をする場合には、実機を購入して触れてみたり、エミュレータを使用してみたりするのもおすすめです。
また、WEBでは無料でオンライントレーニングを行うことができるサイトが公開されています。
「Ping-t」には、600問以上のCCNAの問題が掲載されており、ユーザー登録をすると無料で利用できます。
参考元:ping-t
CCNA取得講座
シスコ社の認定を受けている、富士通ラーニングメディアが開催しているスクールでは、「Cisco CCNA Routing&Switching 短期集中(試験つき)」というコースを開設しています。
学習期間は5日間 で、費用は286,000円(税別)です。
ICND1ver2.0とICND2ver2.0を講義と実習により学習し、最終日の午後に本試験を受験します。
認定を受けている資格取得講座での勉強は、非常に効率が良く集中して勉強をすることができます。
参考元:富士通ラーニングメディア「Cisco CCNA Routing&Switching 短期集中(試験つき)」
ウズウズカレッジではCCNAの講義を受けることができます!
CCENTとCCNAの試験の内容や勉強方法をご紹介しました。
ネットワーク関連やインフラ関係のエンジニアを目指している方は多いと思いますが、独学で勉強をしてもなかなか試験に受からない方もいらっしゃいます。
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