採用面接では、面接官の質問にスムーズに答える必要があります。
なにを聞かれてもいいように事前に質問をシミュレートし、焦りそうな設問の答えを用意しておくことが大切です。
このページでは「大学院の留年」にフォーカスし、よくある留年の理由や、面接時に好印象を与えることができる「留年理由の答え方」についてまとめてみました。
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よくある留年理由
大学院を留年する理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 単位が足らず、進級できなかった
- 就職留年した
- 海外に留学したため、留年した
留年を経験した人がまず知りたいのは、「留年が就活にどう影響するのか?」というポイントですよね。
まず前提として、留年は一概に不利になるわけではありません。
もちろんストレートに卒業をすることが最善ではありますが、留年の理由によっては面接官の理解を得られるケースも多くあります。
また留年数が短い場合は、留年した理由について質問されないことも珍しくありません。
面接官から留年の理由について聞かれなかった場合は、あえて自分から触れる必要性もないといえるでしょう。
「留年してしまったんですが……」と萎縮しすぎずないことが大切です。
では万が一、留年の理由を聞かれたら?
それぞれの理由ごとに、おすすめの回答例を見てみましょう。
ケース1:単位が足らず進級できなかった
留年の理由のうち、最も企業に敬遠されやすいパターンです。
「単位が足りなかった」という事実から、本人の意志の弱さや忍耐力の希薄さが連想されやすく、「仕事も長続きしないのでは?」と思われてしまう可能性があります。
このような場合は、「単位が足らなかった」と事実を言うのではなく、「単位よりも何を優先させたのか」に焦点を当てた回答を用意することをおすすめします。
大学院に入学した以上、学生がまずやるべきことは「勉強し卒業を目指すこと」です。
つまり留年は、その最大の目標を保留にする決断といえます。
最大の目標を保留にしてでもやりたかったことを伝え、説得力を持たせれば、相手に共感してもらえる確率がアップします。
以下に、回答に盛り込みたいポイントをまとめました。
いま一番やるべきことを保留にしてでもやりたかったことがあった
どうしても「今」でなければならなかったポイントをアピールしましょう。
- どうしてもやりたかった仕事に誘われて、今しか参加できないと思った
- どうしても世界一周がしたくて、仕事を持つ前に挑戦しようと思った
「留年」以外の選択肢も考えた
留年は本人を始め、家族にも大きな影響を与える選択です。
学費、今後の自分の経歴など、あらゆるリスクを考えたうえで留年を決断したことを伝えましょう。
留年によって得られた猶予でこんな経験をした
留年によって得られた成果を伝えることは、最も大切なポイントといえます。
特に、経験を通して見えた社会の問題点や魅力など、志望動機につながりそうな経験は積極的に伝えるとよいでしょう。
また、最後に留年への反省も付け加えておくと好印象です。
学生の本分はやはり勉強ですからね。
採用試験において嘘は禁物ですが、できるだけ面接官に前向きな印象をもってもらえるよう、回答を考えてみましょう。
ケース2:就職留年した
就活に失敗した、あるいは希望する企業の内定が出なかったために留年したケースです。
就職留年をした理由の答え方も、「単位が足りなかった」ケースの答え方と同じポイントが重要になります。
つまり、事実を答えるだけではなく、「なぜ就職がうまくいなかったのか」という反省に焦点をあてて答えることが大切です。
たとえば、業界研究や自己分析が不十分だった、筆記試験や適性検査の対策を怠っていた、研究が忙しくて就活に集中できなかったなどの反省点が挙げられます。
就職留年に至った理由を自分なりに分析してみましょう。
加えて、今回の改善点を言い添えます。
- 前回は業界研究が足りなかったので、今回はOBやOGに積極的に話を聞きました
- 前回はひとつの企業に絞って就活を行っていたので、今回は視野を広く持ち、興味があった複数の業界のリサーチをしました
前回の反省と、今回の改善点をあわせて面接官に伝えましょう。
ケース3:海外に留学したため、留年した
「留年した」という事実よりも「留学で得たこと」が注目されやすい理由です。
留学を通して学んだこと、勉学への意欲をアピールするとよいでしょう。
ただ「大学院に行って留学もする」という意欲が好意的に映るかどうかは、面接官の人柄によります。
特に留学および大学院の学費を親に援助してもらった場合は、「自立性が乏しい」と判断される可能性も否めません。
費用が自前だった場合は、忘れずに言い添えるようにするとよいでしょう。
大切なポイントは「偽らないこと」
留年や浪人など、「自分にとってあまり聞かれたくないこと」を聞かれた時は、出来るだけごまかさないように心がけましょう。
人間は、生きていれば一度はミスをします。
思いどおりにならないことや、怠けてしまうこともあるでしょう。
面接官も人間なので、それは重々承知しています。
面接官があえて弱みを聞くのは、「失敗してもカバーできる能力があるかどうか」を探るためです。
面接官は、就活生が作った「事実を隠すエピソード」に敏感です。
たとえば大学院を留年した理由について、前回の就活で内定をもらっていないにも関わらず「昨年の就活では内定をもらったが、第一志望ではなかったので就職留年した」という理由を挙げたとしましょう。
面接官は前回の就活の結果を鵜呑みにはせず、「なぜ内定をもらった企業では駄目だったのか」「なぜその企業の採用試験を受けたのか」と、あなたの就活の姿勢について掘り下げようとします。
これらの問いに対してスムーズに答えられない、あるいは信憑性がない回答をした場合、面接官に不信感を与えてしまいます。
また、「もっと勉強したくて大学院に進んだ」→履歴書では留年しているなど、一貫性のない主張も警戒されやすいポイントです。
面接では失敗を隠すのではなく、誠実に「反省点」と「改善点」を述べるようにしましょう。
まとめ
就活において「留年」はデメリットとして捉えられがちですが、きちんと理由を答えることができれば、人柄や姿勢をアピールするきっかけにもなります。
留年の理由について、どのように答えたらいいか迷った時は、就活事情に詳しいキャリアアドバイザーに相談してみませんか。
プロの助言を受けながら、面接に向けて対策を練ってみると、自分では気が付かなかった矛盾などに気が付けるかもしれませんよ。
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