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資源から宇宙まで。モノ作りのプロ集団「IHI」を企業研究

2006年10月に江東区豊洲にキッザニア東京がオープンしたことは、記憶に新しいのではないでしょうか。キッザニア東京は子ども向けにさまざまな職業体験ができる施設として注目を集めています。

その中でもIHIが公式スポンサーを務める警察署と裁判所は、子ども達に正義感やマナーを守ることの大切さを伝える重要な職業体験の一つと言えます。今回はエネルギーや物流、そして航空エンジンやロケットまで幅広く製品化するIHIのプロ意識についてご紹介したいと思います。

「IHI」の始まりは創業寛永6年

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IHIの歴史はさかのぼること160年以上も前の1853年、黒船が来航した年に現在のIHIの前身でもある石川島造船所を創設しました。この1853年がIHIの創業の年であり、その後1889年に有限責任石川島造船所を設立し、第一次世界大戦中の1918年に利益を獲得したことを機に、自動車分野から自動車部門へと発展を遂げたのです。

旧石川島重工業時代から旧播磨造船所、そして2007年には株式会社IHIに社名を変更するなど、合併や新設などを繰り返し発展してきました。年間売上高は2015年3月期では6,892億円、連結の売上高は1兆4,558億円を誇る巨大企業に成長し、今もなお発展し続けています。

事業規模も世界へ目を向け、2015年3月現在、海外の事務所は14カ所を有し、本社は東京オリンピックに向けて再開発が進められる豊洲の他、17カ所に支所とオフィスを持つ一大企業になりました。
この163年という長い歴史から見てもIHIは、モノ作りから世界を相手にするノウハウを蓄積してきたのではないでしょうか。

「IHI」のグローバルな4つの事業領域

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IHIグループは東京都豊洲に本社を構え、全国各地に関連会社を展開しています。そのすべてを統括すべくIHIグループとして以下の二つの経営理念を掲げています。

① 技術をもあって社会の発展に貢献する
② 人材こそが最大かつ唯一の財産である
引用元:IHI

そしてこれらの経営理念を達成すべく以下の4つの事業領域がIHIグループの共通事項として定められています。

① 資源・エネルギー・環境
② 社会基盤・海洋
③ 産業システム・汎用機械
④ 航空・宇宙・防衛

それぞれの領域においては主要製品を従え、物づくりのプロとして社会に貢献しているのです。身近なものから、宇宙やロボットにまつわる壮大なものまで、IHIの事業展開は、社会と共に発展していくという姿勢を表せているようにも見えます。

「IHI」には細かく設定された人材育成プログラムがある

引用元:IHI

IHIでは経営理念には「人材こそが最大かつ唯一の財産である」と掲げるほど人材の育成や教育に非常に力を入れています。その特色を表すのが、職層や年数に応じて細かく定められた人材育成プログラムです。これはIHIの教育制度の一つとして公開されているもので、若手から管理職までもが平等にステップアップできることが一目瞭然です。

IHIの新入社員研修は、能力を最大限に発揮できるよう、基礎を丁寧に指導し、能力に応じて仕事を任せるという点です。基礎ができてこそ、会社の発展や社会への貢献にも結び着くという考え方があり、新入社員一人に対して指導員と呼ばれる先輩社員が指導につき、丁寧にフォローアップしてくれるのも特徴といえます。

会社の基礎を学んだ上で、能力を発揮できるフィールドが整備されているのです。また、IHIでは事業規模が世界にあることから、世界を舞台に活躍できる人材も積極的に育てています。これはグローバル研修と呼ばれ、海外拠点でのインターンシップや滞在型で行う研修が充実しています。それぞれの社員の働き方や意欲、可能性に合わせて選択肢が多いというのは魅力といえるのではないでしょうか。

類似企業との明確化が「IHI」の面接キーワード

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最後は面接の質問の傾向について確認していきましょう。IHIでの面接は他の企業のように個人面談や集団面接、グループディスカッションなどが構造化されていないので毎年変動があるようです。二次面接、三次面接を経て、最終は役員との四次面接というケースが多い傾向もあるようです。

面接では志望動機や卒論での研究テーマについてが聞かれますが、面接で大きなキーワードとなるのが、類似の機械業界の中でIHIが他社とどのように違い、その中で自分の意欲を伝えられるかどうかです。IHIの事業内容の理解はもちろんのこと、理念や公開されている情報を整理しながら、自分がIHIの一員としてどう貢献できるかをアピールするのがポイントといえます。

そのためにはまずはIHIの理念を何度も読み返し、共感する部分を自分の言葉で表現する力をつけていくことが、面接でアピールできるコツといえるのではないでしょうか。

女性も活躍できる「IHI」の職場環境

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IHIは日本の機械業界のトップを走るプロ集団の一つといっても過言ではありません。理系の知識を生かして資源から宇宙まで幅広い事業に携わることができる魅力的な会社です。そんなIHIは、女性のキャリア支援という視点からも出産や育児に専念しつつ、知識や経験を生かせる女性に優しい支援制度も充実しています。

女性の育休やチャイルドケア休暇はもちろんのこと、男性社員も同様に育休や、子どもの看護休暇などさまざまな制度を充実させています。将来、子どもを授かっても働き続けられる仕組みがあるということは、大きな安心にもつながるのではないでしょうか。

これらの取り組みは、子育てサポート企業として、厚生労働省から「くるみんマーク」として2007年に認定を受けており、育休取得後の職場復帰率も2014年度は92名が復帰し、職場復帰率は100%という数字も報告されています。保育園の待機児童問題が取りだたされている中、企業として社会問題にも積極的に関わる姿勢こそが、人材を第一に考えた経営理念「人材こそが最大かつ唯一の財産である」を実証しているといえます。

まとめ

いかがでしたか。モノ作りに特化するプロ集団は、人材を大きな財産と捉えるだけあって、教育制度や人材育成プログラムが充実しています。基礎から学び、業務を通して自分自身の可能性が広げられ、なおかつ活躍できるフィールドが海外にもある魅力的な企業といえます。

自分ができることをより具体的にイメージをすることがIHIの一員になれる一つの方法と言えるかもしれません。数年先、数十年先を見据えて考えてみてはいかがでしょうか。

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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