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修士卒の就職活動、その実態とは…理系大学院卒・就活経験者が「リアル」を語る

モヤモヤ悩むアフロマン

 
修士に進んだはいいけど、就活ってどうやるんだ!?

理系修士卒の就活は、学部生の就活と違って情報が少ないですよね。

情報収集にお悩みの方も多いと思います。

そこで大学院修士の就活の実態を探るために、

  • 工学部電気電子工学専攻の方
  • 自然科学研究科電気電子工学専攻の方

上記お二人に、大学院修士の就活についてお話を伺ってきました。

40代・30代と少し前の世代ではありますが、就活裏話などもありますので、是非ご一読ください。

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修士の就活を教えて!

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工学部電気電子工学専攻の方は現在30代前半。

エントリーが70~80社でその内書類選考で約半分、面接に進んだのは更に半分の10社強だったそうです。

エントリーは見つけたらやっておくのが常識だったそうで、学校推薦と並行して一般応募に挑戦しました。

無事2社から内定が出たものの、両方とも募集停止となりなんと卒業時には無内定に。

幸い卒業後も就職支援課が支えてくださったそうで、無事既卒で内定を得ることができたそうです。

専攻をいかしてIT業界に就職し、その後も専攻をいかして転職しています。

自然科学研究科電気電子工学専攻の方は就職氷河期手前の40代前半。

周囲はエントリーを300近く稼ぐ方もいらっしゃる中、ほぼ教授推薦1本で一般応募は行わなかったそうです。

就職先は情報通信分野で、研究室の流れを汲んでおり、その後転職を経験しましたがずっとSEとして第一線で活躍をなさっています。

修士の推薦ってどうなの?

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工学部電気電子工学専攻の方が大学院からもらえる推薦の条件は、学部の時の成績が上位3割以内と決められていたそうです。

教授から内部規定を教えてもらうことができたそうです。

学校推薦も教授推薦も基準は同じだそうですが、教授推薦の方が融通が利く印象をお持ちでした。

自然科学研究科電気電子工学専攻の方は、大学院からもらえる学校推薦の条件に当てはまらず、教授推薦を貰ったそうです。

内部規定に明確な基準がある訳ではなく、応募が多数だと成績順に推薦がでるので成績が低いと推薦を貰えなかったようです。

教授推薦は成績があまり関係なく、教授との関係で推薦を出していただいたそう。

日頃から教授とのコミュニケーションを大切にしておくと、就活の際に役立つことがあるようです。

学校によって推薦の基準が違うのは仕方のないことですが、明確な成績の内部規定がある学校とない学校があるのは驚きですね。

とはいえ推薦を受けるためには、「良い成績」を取るのが一番の近道。

研究が忙しく就活との両立が難しいとお悩みの方は、1年次から良い成績を残せるようにしっかりと勉強をしてくださいね。

また推薦は限りがありますのでなるべく早めに就職支援課や担当教授に相談してみましょう。

専攻外への業界に応募する際の注意点

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修士は2年間学部生より専門的な勉強をしていますよね。

その為面接でも専門分野に関する質問が多くあります。

そして専門分野以外の企業に応募すると、

どうして専門外の弊社に応募してくださったのですか

という質問は必ずといっていいほどあるようです。

この時にきちんとした受け答えができるかが大切なポイントになります。

専門外の分野へ応募を検討なさっている方は、企業研究や業界研究をしっかりとして、自分なりの明確な理由を考えておいてくださいね。

例えば、専攻は違うけれどもプログラマーに応募する場合。

趣味でプログラミングをやっていた方と、未経験でなんとなく興味を持った方では会社の印象が大きく異なります。

専攻だけではなく、趣味やインターンの経験など、少しでも関連する情報を上手につなげて説明できるようにしておきましょう。

その為には、業界研究や企業研究をしっかりとして対策を練っておくことが重要です。

ちょっと気になる修士の就活裏話!

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ここから、修士卒の学生が就活する際の裏話をご紹介します!

待ち時間って何をするの?

説明会の待ち時間。

時間潰しに本を読んだりスケジュールの確認をなさる方も多いかもしれません。

会社訪問は面接の前に、会社の情報を収集できる貴重な時間です。

例えば気になることを社員さんに伺って、面接の時に「御社の方にこういうお話を伺いまして」と話し出すことで、意外なところから会話が弾むことも。

また社員さんの応対をみることで、社風がわかることもあります。

注意したいのが質問の内容についてです。

あまり突っ込んだ内容は、情報管理上答えてもらえないこともあるため、質問内容には気を使ってくださいね。

OB・OG訪問

企業の雰囲気を知るだけではなく、実際にどんな仕事に就くのか、卒業した先輩に話を伺うOB・OG訪問。

志望先にOBやOGがいる場合には、是非お話を伺いたいものです。

とはいえ、専攻によっては学科や学部が異なることも珍しくありません。

入社後には学部の垣根はなくなりますし、学部が違っても是非お声掛けしてみてくださいね。

OB・OGが就職支援課に自社の求人資料を持参する際、話を聞く機会を設けてくれることもあるそうです。

訪問の時間が取れない方でも、研究室から顔を出すだけで済みますので、卒業生訪問も是非活用してみてくださいね。

知っておきたい自分の大学

修士課程では専門の研究をしているので、狭い範囲で濃密な人付き合いをなさる方が多くいらっしゃいます。

けれども、面接などで他の学部や専攻の教授の話を振られることも。

折角気を使って大学の話を振ってくれたのに、会話のきっかけを逃してしまうのは勿体ないですよね。

例えばOB・OG訪問をしたなら、「御社の○○さんに伺って」と話のきっかけをつくることができます。

面接に苦手意識を感じている方は特に、親近感が沸くようなエピソードを1つ持っているとそれだけでも心が落ち着きます。

社長さんが同郷の出身だったり、求人募集のページに自分の大学の先輩が紹介されていたり。

類似点を探してみるためにも、自分の大学や学部に関するニュースは、なるべく意識して触れるように心がけてくださいね。

おわりに

理系修士の就活を成功させるためには、スケジュール管理だけではなく、推薦を貰って選択肢を広げられるように成績をあげたり、教授とのコミュニケーションを取ることが大切です。

とはいえ忙しい修士の就職活動。

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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