もくじ
研究室にいる皆さんは、忙しい毎日を送っているのではないでしょうか。みんながやっていないからと就職活動を後回しにしていると、いつの間にか取り残されてしまうことも。そこで、研究と就活をうまく両立させるための方法についてご紹介したいと思います。
教授のタイプを見極めて動く
研究室では教授のタイプによっても課題の多さが変わってきます。ボスの指示は絶対なので、それに従うしかありません。課題や提出物に追われる日々ですが、気づくと内定を取っている人もいるのではないでしょうか。
就職の内定を勝ち取っている人たちは、そんな教授のタイプを見極めた上で、実は戦略を練っているのです。キーワードはズバリ、教授のタイプやクセを見抜くこと。友達同士でも付き合い方を変えるのと同じように、クセのある教授にはそれなりの対処法が必要になってきます。
例えば、データ命の先生の攻略法と言えば、もちろん言われる前に準備して提出すること。一度提出した後で、追加で資料を求められるとその分予定が大幅に変わってしまいます。あの教授ならこう言いそう、というのを先に見抜いて対応策を練ってみましょう。
必要最低限のものさえ提出すればOKという教授には、プラス@の資料は提出不要ですよね。この教授のタイプを見抜くことができれば、時間を効率よく使うことができますし、その分就職活動の時間も確保できるのではないでしょうか。あなたを担当している教授はどんなタイプですか?
土日をフル活用!プライベートでセミナー受講
企業の説明会やセミナーなどは平日に行っているものがほとんどです。しかし、平日に就職活動をすることに対して、あまり良く思っていない教授もいます。課題の提出を先延ばしにして説明会に参加するのは、悪い印象を植え付けてしまいますし、単位にも影響しないとも言えません。
無事に卒業するためには、ある程度の我慢も必要なので、教授のタイプによっては、学業を優先している姿勢を見せることも重要なのです。表向きの顔と、裏での地道な努力があってこそ、卒業と就職という二つの目標を勝ち取ることができるのかも知れません。
企業は優秀な学生を集めるため、間口を広げ土日に開催するところも増えてきています。平日に行っていた気になる企業の情報などは、友人から聞いてとにかく情報を集めることも重要です。平日は学業に専念し、週末をフルに活用してみることをおすすめします。
情報収集とフットワークで人脈を広げるイメージを
企業の説明会やセミナーでは、担当者に質問したり、積極的に話す機会を作ることが大事です。最初は話しづらいかも知れませんが、事前にOBやOGがいるかどうか、そしてその企業と自分自身の接点を見つけておき、折を見て話してみることをおすすめします。
意外な所で接点や共通点が見つかると一気に距離が近くなるものです。そしてそのご縁を通して人脈やつながりがどんどん広がっていきます。もちろん、友人と情報のシェアも重要なポイント!
有益な情報はお互い交換し合えば双方にメリットが生まれますよ。ただ参加するだけではなく、積極性をアピールしたり、立ち振る舞いや話し方のトレーニングにもつながります。
がんばれば教授推薦のチャンスも
研究と就活を同時進行で行うことは非常に難しいことです。どちらも器用にこなせる人もいれば、一つずつ着実に成果を出していきたいという人もいるかも知れません。自分の性格に合っていないことを無理にがんばりすぎてしまうと、最終的にはどちらもおろそかになってしまう場合もあるため注意が必要です。
与えられた課題に前向きに取り組み、コミュニケーションを取りながら進めていくと、地道に努力した姿勢や態度が評価されて推薦の声がかかるケースもあります。でも全く就職活動をせず、推薦狙いというのは他力本願とレッテルを張られてしまうので気をつけなければいけません。研究と就活のバランスを保つと推薦という新たな道が開けるのではないでしょうか。
時には負のオーラの使い分けもアリ
教授や講師は、専門分野以外のことをあまり知らないという人も多いものです。就職先を見つけることがどんなに大変なのかは温度差として伝わりにくいのではないでしょうか。平日に面接などが重なってたびたび欠席すると、さぼってないで研究室にきなさい!と頭ごなしに言われた経験がある人も少なくないのでは。
時代が変われば就職事情も変わるので、心理戦として不合格になったことや、面接で聞かれた非現実的な質問なども、弱い部分を見せるように話すのも一つの方法です。弱音を吐いている学生に対しては課題の提出の催促などの声も緩むかも知れません。
まとめ
いかがでしたか。やみくもに研究と就活を両立させようと思っても、実際にはさまざまな弊害があり難しいものです。目先を変えれば、できることのイメージを広げることができたのではないでしょうか。無理をし過ぎると良い結果には結びつきません。あなたの進む道には明るい未来が広がっていると信じて一歩一歩進んでくださいね。