23歳のみなさんは、きっと新卒採用枠で受けるべきか、中途採用枠(第二新卒枠)で受けるべきか悩まれていると思います。 今回の記事では、既卒・第二新卒の方が中途枠ではなく新卒採用枠で就職活動を行った際のメリット・デメリットについてご紹介します!
- 学生時の選考では受からなかったけれど再挑戦したい方
- 新卒時就職活動を行わず既卒となってしまった方
- 一度就職したけれど退職し新卒枠で新たに選考を受けたい方
こんな方は是非この記事を参考にしてみてください!
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新卒と既卒・第二新卒とは違うの?
このように思った方もいるのではないでしょうか。 そうです。 卒業後3年以内の方は新卒枠に該当します。 平成22年厚生労働省は「青少年雇用機会確保指針」の中で、若者の就職率を上げるため「卒業後3年以内の方の採用を活発に行うように」と発表しました。 そこで「卒業後3年以内の方を新卒として扱う」との指針が出されたのです。
国は指針を広めるため「大学、大学院、短大、高専および専修学校等を卒業して3年以内の方をハローワーク経由で採用し、その方の勤続が6ヵ月以上になった際に、企業へ100万円を支給する(事業所につき1回限り)」という制度を一時的に実施しました。 このような取り組みの効果あってか「卒業後3年以内の方は新卒扱い」は世の中に浸透していきました。
この指針は国の推奨であり強制するものではないので、新卒採用を行っている企業全てが「卒業後3年以内の方は新卒扱い」を実施しているわけではありません。 しかし、卒業後3年以内を新卒扱いとしている企業であれば、大学を卒業して就業経験のない「既卒」の方や、一度就職された「第二新卒」も新卒枠で企業を受けることができるのです。
参考元:厚生労働省「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」
23歳が「新卒採用枠」で就職活動する時のメリット
新卒採用枠で選考を受ける際のメリットは、大きく分けると
- 大手企業へのエントリーが可能
- 同期が多い
この2つが挙げられます。
大手企業へのエントリーが可能
新卒枠では、大手企業の求人にエントリーすることが可能です。 大手企業の場合、中途採用では即戦力を求めることが多いため、数年以上の社会人経験や何かしらの実績が必要になります。 しかし下記のような記載がある大手企業は、就業経験のない既卒の方や職歴の浅い第二新卒の方でもエントリーが可能になるので、大手企業への入社を希望する方は新卒枠で選考を進めるといいでしょう。
同期が多い
新卒を採用している企業は人材を同時期に一括採用します。 そのため新卒で入社すると、同年代と一緒に社会人生活をスタートさせることが出来るのです。
社会人になるとこれまでの生活がガラッと変わるため、環境の変化についていけずにストレスを抱えてしまう方もいます。 しかし、そんなとき同じ境遇に立つ同期がいると、お互いに励まし合い高め合うことができるので、自身のモチベーションを向上させることもできるのです。
23歳が「新卒採用枠」で就職活動する時のデメリット
上記とは逆に、新卒採用枠で受けることのデメリットもあります。 デメリットは主に以下の2つ。
- 新卒と比較される
- 応募可能な企業であっても実際に採用されるとは限らない
しっかりとデメリットを理解しないとかえって就職活動が長引いてしまうことにもつながります。 リスクを理解した上で「新卒採用枠」で受けるのか「中途採用枠」で受けるのか判断しましょう。
新卒と比較される
既卒の方が新卒枠でエントリーすると、必然的に自分より若い新卒の方と比較されます。 就業経験のない22歳新卒と23歳既卒がいるならば、特殊なスキルや経験がない限り、22歳新卒が採用されることの方が多いです。
また、既卒の方は面接で「なぜ既卒になったのか?」と問われます。 このとき、相手を納得させるだけの根拠がなければ面接は通過しにくくなってしまいます。 新卒の方はそのような質問をされることはないので、既卒の方だけが一方的に不利になってしまうこともあります。
応募可能な企業であっても実際に採用されるとは限らない
上記で卒業後3年以内の方は新卒扱いになると書きましたが、実際のところ応募そのものは可能であっても、全ての企業が卒業後3年以内の方を採用するわけではありません。 例えば、2015年に行われた調査では既卒を新卒枠で応募受付けしている企業は全体の66.0%でしたが、実際に内定を出した企業は全体のうちわずか14.2%でした。 つまり、約1/5の企業しか既卒者に対して内定を出していないのです。
このようなことから、新卒枠ばかりに応募してしまうことは、実際に既卒の方を採用する予定がない求人を受け続けることになってしまうリスクもあると言えます。
23歳の新卒採用まとめ
今回は既卒・第二新卒の方が新卒採用枠で受けた際のメリット・デメリットについてまとめました。
- 大手企業へのエントリーが可能
- 同期が多い
- 新卒と比較される
- 応募可能な企業であっても実際に採用されるとは限らない
それぞれ理解した上で、自分がどのような企業を受けていくか決めていきましょう。
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