みなさんこんにちは。松岡TAKAHIROです。最近ブログを書くのが遅くて金曜日にアップしているという状況が多かったので、今回はそれよりも早く!!!もう週の頭に上げてやろうと思っていたので、こんな感じで月曜日にアップしております。ふふふ。迅速かつ丁寧な仕事!!!きらーん。今回のブログもエンジニアというお仕事員ついての理解を進めてもらおうと思いますので、引き続き書いていきます。前回の記事では、大工さんと建築士を例に取ってエンジニアのお仕事の基本的な流れをご説明しました。
前回の記事はこちら→第二新卒・既卒の未経験者必見!エンジニアの仕事内容Part1〜SEとPGの違いって何?〜
さて今回は前回の例をさらにブラッシュアップしてSEとPGという形で話を進めていきます。どのような形でプログラムを作り上げているかという流れを認識して頂ければと思います。
開発の流れ
まず、ユーザーからの問い合わせが入ります。ユーザーは何かしらの不満を抱えていて、コンピューターの力を借りて何かしらの業務効率を改善したいと思っています。SEはユーザーとの面談を繰り返しながら、どのようなシステムが必要かを考えます。これをシステム化企画といいます。まぁ、企画ですね。
次に、システムで実現すべきサービス(機能)をどのような技術を用いれば構築出来るか、そしてその実現可能性を検討します。ここは、実際に出来るかどうかを調べているといった所でしょうか。それと同時に、実現出来るのであればどれくらいの人員が必要で、どのくらいの時間がかかるかをを検討します。家を建てるのであれば、どれくらいの大工さんが何ヶ月かけて家を建てるかという事を検討するようなものです。
こうして、システム構築の全体像が明確化出来たら、システムの実現構図設計を行い「プログラマ設計書」を作成します。家を建てる図面のようなものですね。そのシステム設計書をもとに「プログラマー」が「プログラミング」を行っていくのです。
そして、一通り完成したら設計書通りのものになっているかのテストを行います。テストを行った後には、システムをお客様の前で稼働させ、お客様の要望通りに構築されているかを確認し、お客様が実際にシステムを運用出来るように移行していきます。必要であれば、お客様自身でシステムを運用するのに必要なトレーニングを企画・実施する事もあります。このような全体の流れの中で、SEはプログラミング以外のシステム構築全般に関わるありとあらゆる仕事を行うのです。
ここまでの流れを視覚化でチェック!
ここまでの流れは以下のようになります。
SE:顧客との相談
↓
SE:システム化企画
↓
SE:システムの実現可能性の検討
↓
SE:プロジェクトの計画
↓
SE:システムの設計
↓
SEからPGへ:プログラミング設計書の譲渡
↓
PG:プログラミング・コーディング
↓
PGからSEへ:プログラムの譲渡
↓
SE:システムテスト
↓
SE:顧客による受け入れテスト
↓
SE:導入・運用・保守
SEに求められるスキル
システム開発において、プログラミングはプログラマーが実施することになりますし、テストの運用の為の準備・トレーニングそのものは別の職種が実施する事になるかもしれません。しかし、SEはシステム設計だけでなく、顧客との交渉、各開発行程における全体管理を含めて、プログラミング以外のシステム開発の全体を実施します。
そのため、ソフトウェアやハードウェアに関する技術力(テクニカルスキル)だけでなく、プロジェクトマネジメントスキル、コミュニケーションスキル等、とても幅広いスキルが必要になります。パソコンと向き合っていればOKというなんとなく描きがちなイメージとは少し違いませんか?
ここで、注意ポイント!!!
プログラミングはプログラマーが実施しますが、SEがプログラミングについての知識が無くて良いという訳ではないという事です。
むしろ、SEにはプログラミングの深い知識が必要になります。その理由としては、プログラムを知らずして設計書を作成する事は出来ませんし、もし稼働中のシステムに障害が起きた際に、詳細な情報をPGに伝える事が出来なければ、対応が遅れ、顧客側に多大な損失を与える可能性があるのです。それに加えて、システムを設計したSEが顧客の前でプログラムの問題について話が出来ないとしたら、顧客に不安を与える事に繋がりかねません。SEはこのようにさまざまな職種のエンジニアを技術的に統括し、システム開発全体を制御・管理する職種であると言えるのです。
いかがでしたでしょうか。今回はざっくりSEとPGの行っている仕事について概要説明をしてきました。
でもまだ疑問が残りますよね。
「SEについてもうちょっと明確な分類はないの?」「プログラミングってどうやってやるんだろう。」「PGがSEになることって出来るの?」「SEが活躍している会社とかってどこにあるの?」
そういった点は次回以降解説していきますのでお楽しみに!
Takahiro