もくじ
相性の悪い取引先……。苦手な上司……。
コミュニケーションが上手くいかない毎日……。
そんな“人間関係からくるストレス”に悩まされてはいませんか?
この記事では、ソーシャルスタイル理論を活用したコミュニケーション方法を伝授。
- ソーシャルスタイル理論について
- 自分のソーシャルスタイルタイプ
- ソーシャルスタイルを仕事に活かすメリット
- ソーシャルスタイルの仕事への活かし方
一読すれば、あなたの“人間関係の悩み”を解決できるヒントが見つかる可能性大です!
ぜひご一読ください。
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【仕事での活用方法を知る前に】ソーシャルスタイル理論とは?
性格や能力などを除き、「対人対応する時の言動」つまり“コミュニケーションの仕方”にだけ着目し、以下の4つのタイプに分けたものです。
簡易的ではありますが、この画像でも診断可能。チェックマークが一番多いものが、あなたのソーシャルスタイルです。
診断する際は、「客観的にまわりからどう思われているか」を基準にしてくださいね。
ソーシャルスタイル診断で分かる4つのタイプ
自分のソーシャルスタイルをクリック!
アナリティカルタイプの特徴
このタイプの特徴は、感情をあまり表に出さない点です。
とにかくデータ重視で、一つの課題に対しても考えられる可能性を出し尽くして検討する“用意周到”っぷり!
情報収集に時間をかけ慎重にものごとを進めていくことで、“リスクが最小”に抑えられるようにしています。
自分の意見を主張する際は、「冷静沈着」に。
態度と表現は控えめですが、手順をおって粘り強く説明します。
アナリティカルタイプの話し方
- 声の大きさやトーンは一定
- 落ち着いた様子で、ゆっくりと話す
- 「クッション言葉」や「接続詞」を好む
- 背景・状況説明や理由を説明した後、最後に結論を言う
- 一文が長く、断言を避ける傾向がある
アナリティカルタイプの行動
- 表情はあまり変化せず、視線を外すことが多い
- 身振り・手振りはあまりない
- 時間がかかっても精度や質の高いものを求める
- 興味の中心は、人間関係より「仕事」や「課題」
- 行動に移すまでにしっかり検討し、行動自体も慎重に行う
エミアブルタイプの特徴
「仕事に取り組むときは、まず人との繋がりを築く」という“人間関係第一”なエミアブルタイプ。
信頼・協力しあって、和やかに仕事を進めていきたいと思っています。
そのため周りの意見をしっかりと聞き、褒めたり励ましたりしながら、チームをサポートすることに全力を注ぎます。
情報共有もマメに行うので、“チーム力”を用いることで最大限の成果を出せるタイプ。
決して出しゃばらずに、“縁の下の力持ち”としてチームを支えながら仕事を進めます。
エミアブルタイプの話し方
- 適度な大きさの声でソフトに抑揚をつける
- 和やかにゆっくりと話す
- 「クッション言葉」や「前置きの言葉」が多い
- やわらかい言葉が多く、固すぎない敬語表現を好む
- 問いかけるように話し、相手の発言を促す
エミアブルタイプの行動
- 基本的に口角が上がっており、笑顔が多い
- やわらかな身振り手振りをする
- 「縁の下の力持ち」な行動が多い
- まわりの意見を取り入れて、時間をかけて意思決定する
- みんなを励ましサポートすることが得意
ドライバータイプの特徴
感情を表に出さないタイプです。
仕事の主導権を握れるリーダーの立場で一番力を発揮します。
成果を出すために効率よく行動することを重視し、言いたいことは「簡潔明瞭」かつ「単刀直入」に伝えます。
仕事仲間に対して求めることは“能力”で、アナリティカルタイプと違い仕事のプロセスにはこだわりません。
最短で最大の結果を出すことに挑戦したがるのも特徴の一つです。
リスクを恐れずに、ハードルが上がれば上がるほど大胆・エネルギッシュに行動します。
ドライバータイプの話し方
- 力強くメリハリを効かせた声
- クッション言葉が少なく、短い言葉でハッキリと話す
- 単刀直入にズバッと核心を突く
- 「要点」や「結果」だけを簡潔に伝える傾向がある
- 「背景」「経緯」「理由」などの説明はあまりしない
ドライバータイプの行動
- 表情はあまり変化せず、相手の目をしっかり見る
- 身振り・手振りはあまりない
- 決断が早い
- 興味の中心は、人間関係より「仕事」
- 行動に移すまでのスピードが早い
エクスプレッシブタイプの特徴
エミアブルタイプと同様、仕事においては「人間関係第一」の傾向があるこのタイプ。
チャレンジ精神旺盛で、自分の考えや発想・感情を臆することなく口にします。
持ち前のエネルギーで周りを巻き込み、結果を出すタイプ。
“ノリ”を大切にしており、人を元気付け自分が中心になって楽しみながら仕事を進めることが得意です。
人と関わることでアイデアが出てくるタイプなので、話を聞いてくれる相手を求めがち。
その相手の反応が良いと、さらに盛り上がりテンション高く行動します。
エクスプレッシブタイプの話し方
- 大きい声で抑揚をつける
- 感情や熱意を込めて、テンポよく話す
- 「擬音語」や「擬態語」さらに「造語」など独特な言葉を好む
- あまり敬語は使わずにカジュアルに話す
- エピソードトークをするので、話は長くなりがち
エクスプレッシブタイプの行動
- いきいきとした表情で、しっかりと視線を合わせる
- 話の内容に合わせて、身振り手振りも大きく使う
- 周りを巻き込みながら行動する
- 明るく躍動的
- ゴールに向けてまわりを元気付ける
ちなみにソーシャルスタイルは、いわば「コミュニケーションの癖」です。4つのスタイルに良いも悪いもないので、“こっちのソーシャルスタイルになりたい”と思ったとしても、変えていく必要はありませんよ。
ソーシャルスタイルを仕事で活かすメリット
4つのソーシャルスタイルには、それぞれ「コミュニケーションの癖や好み」があります。
この“癖”や“好み”を学ぶことで、自分とは違うソーシャルスタイルの人とも上手にコミュニケーションを取れるようになるんです。
ソーシャルスタイル理論の一番の“肝”は、この「対応力」にあると言っても過言でありません。
「対応力」を身につければ、仕事だけでなくあらゆる人間関係において、良い効果が出ること間違いなし!
- 仕事の効率が“格段に”よくなる
- 苦手なタイプを攻略できる
- 提案力・交渉力がアップする
メリット1:仕事の効率が“格段に”よくなる
実はこの4つのソーシャルスタイルは、お互いに足りない部分を補う関係性になっています。
だから仕事において、すべてのソーシャルスタイルが揃っているチームが「一番結果を出しやすい」と言われているんです!
ソーシャルスタイルが違うということは、
- 話し方
- 仕事の進め方
- 意思決定する方法
などがバラバラだということ。
せっかく4つのソーシャルスタイルが揃っていても、意思疎通がうまくいかずに仕事が非効率的になっている場合が多いんです。
逆に言えば、ソーシャルスタイルさえ活用すれば、「相手に刺さる対応」ができるようになる、ということ。
コミュニケーションの精度が上がるので、無駄な作業が減り仕事の効率をあげることができるんです!
メリット2:苦手なタイプを攻略できる
「なぜだか上手く話せない、極力交流を避けたい人」
そんな相手もいますよね。
ソーシャルスタイル理論を活かせば、そんなコミュニケーションが上手くとれなかった相手に対して対応の仕方・コツがわかるようになります。
「実は苦手だと思っていたのは相手の“ソーシャルスタイル”で、対応方法さえわかればなんてことなかった」ということだってあるんです。
苦手なタイプの対応方法を学ぶことで、人間関係のストレスも大きく軽減できますよ。
メリット3:提案力・交渉力がアップする
営業活動、ミーティング(会議)、接客、クレーム対応など……。
仕事をしていると、お客様や上司に「交渉」したり「提案」する機会はたくさんありますよね。
答えは単純明快。
相手が“喜ぶ”コミュニケーションをすればいいんです。
エミアブルタイプには雑談を多く用いて“仲良くする”ことからはじめて、ドライバータイプにはまず単刀直入に要件を伝える、などなど。
仕事で使えるソーシャルスタイル別の「好まれる対応」とは
先程お伝えした通り、ソーシャルスタイルで大切なのは、相手のソーシャルスタイルに合わせて臨機応変にコミュニケーションを変えていくような「対応力」です。
対応力を身につける第一歩は、ソーシャルスタイル別に好まれる話し方・対応方法を理解すること。
ここでは、ソーシャルスタイル別に好まれる対応方法について
- ミーティング(会議)の入り方
- メールの送り方
の2つに分けて、それぞれ簡単に解説します。
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【アナリティカルタイプ】が好む対応
慎重派でプロセスを重視するこのタイプは、最初にミーティングの「目的」「効果」「進め方」を確認し、その後は資料を一つずつチェックしていく方法を好みます。
“途中で口を挟まれること”が嫌いなので、説明をしっかりと聞いてあげると良いでしょう。
- 件名で内容がわかるようにする
- 箇条書きを用いる
- 重要事項はすべて記載する
- 一定の時間内に返信する
【エミアブルタイプ】が好む対応
最初にアイスブレイクを行い、場の空気を穏やかにしてからミーティング(会議)を進める方法を好みます。
周りに気配りしながら進めていくタイプなので、「ぶっきらぼうな態度」や「何も発言しない人」がいると気になってしまうのも特徴の一つです。
- 共通の話題を入れる
- 相手への「気遣い」や「労い」の言葉を入れる
- クッション言葉や前置きを用いる
【ドライバータイプ】が好む対応
無駄を省き最速で結果を出したいと思っているドライバータイプには、とにかく単刀直入に伝えるのがポイント!
アイスブレイクは挟まずに、すぐに本題に入り最初に結論を伝えることを意識しましょう。
遠回しな言い方を嫌うので、「何をしてほしいのか」「目的」「結論」「根拠」をはっきり伝えると好印象です。
- 件名で内容がわかるようにする
- 一文を短く、簡潔にする
- 箇条書きを用いる
- 「何をして欲しいか」をはっきりと記載する
【エクスプレッシブタイプ】が好む対応
とにかく盛り上がって仕事を進めたいエクスプレッシブタイプは、ミーティング(会議)もまずは“雑談”からスタートすることを好みます。
楽しい雰囲気で進めたいので、話の骨を折られてしまうことを嫌がります。
「熱意」に弱いので、自分の気持ちや“目指したいゴール”をしっかりと伝えると良いでしょう。
- 共通の話題を入れる
- “本音”を記載する
- 堅苦しい言葉遣いをしない
- 熱意のある気持ちのこもった文章で書く
ソーシャルスタイル理論は、“使わなきゃ損”な現代の世渡り術
今回は“仕事”で活かせるソーシャルスタイル術についてご紹介しましたが、これは仕事以外のあらゆる場面で役にたちます。
例えば、就職・転職活動にも。
自分のソーシャルスタイルを通して“コミュニケーションの癖”を学んだり、面接官のソーシャルスタイルに合わせて、話し方を変えてみたり……。
活用方法は無限大です!
UZUZでは、就職・転職サポートにも“ソーシャルスタイル理論”を取り入れています。
冒頭に掲載している簡易的なものではなく、さらに細かく正確性の高いソーシャルスタイル診断を導入。
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