新卒時に「留学したい」と考える人も多いでしょう。
すぐに就職をするのではなく、海外で経験を積んだり学んだりすることを望む人達です。
しかし、同時に帰国後の就職が気にかかっている人も多いのでないでしょうか。
留学をすると新卒扱いではなく既卒として就職活動をすることになるからです。
ここでは新卒時に留学をするメリットやデメリットなど、留学にまつわる様々なことを考察していきます。
少しでも留学に興味がある人は是非ご一読ください。
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留学に行きたい主な理由とは
まず留学に行く理由から紹介します。
多くの人達はこのような理由で留学を希望しているのです。
異文化を経験したい
海外に行くと日本では経験できないこともあります。
文化の違いは人間を大きくさせてくれる要因にもなりますし、海外に出たことでかえって日本という国の価値観や社会性などが見えてくることもありますね。
見聞を広めるために海外での留学を希望する人は大勢います。
語学力の向上
「語学力を身につけるために留学したい」と考える人も多くいます。
理由は「語学留学するチャンスは新卒後が最後」と考えてしまうからですね。
社会人になった後ではなかなかまとまった時間を取ることが困難ですので「悔いの残らないように」と考え、語学留学を決断する人も少なくありません。
就職が決まらなかったから留学
人によっては、少々後ろ向きな理由に感じてしまうかもしれませんが、就職が決まらなかったことで「それならば留学をしよう」と考える人もいます。
既卒として就職活動を続けるのではなく「自分を一回り大きくしたい」という気持ちで留学を選ぶのでしょう。
すぐに就職活動をするよりも一度別の経験をしてから、あらためて就職活動を望む人達です。
そう考えれば、決して後ろ向きな決断ではないでしょう。
留学の4つの種類について知っておこう
留学は決して1種類ではありません。
様々な形での留学があります。
続いては留学の種類について説明していきましょう。
語学留学
もっともわかりやすい形での留学は、やはり語学留学です。
最近は英語だけではなく、企業から他の言語の需要も高まっています。
帰国後に語学力を活かした仕事を目指すのであれば、1つの選択肢として有効でしょう。
ただし気をつけて欲しいのは、語学留学は資格にはなりません。
あくまで自己申告にすぎないことを知っておきましょう。
客観的な語学力を表す経験にはなりにくいのです。
専門留学
専門的な知識を学ぶために海外に行くことです。
海外の専門学校に通うことになりますね。
日本で学べない技術や知識であれば、1つの選択肢になるでしょう。
ただし同じことが日本国内で学べるのであれば、国内の専門学校に行った方が帰国後の就職には有利であると言われています。
その点では、本当に海外に行く必要性があるのか考える必要はありますね。
大学院留学
海外の大学院に入学する場合は、元々高い語学力があることが必須になりますね。
卒業すれば国内の就職ばかりでなく、海外での就職にも有利になりますので非常に価値のある留学と言えるでしょう。
エクステンション
大学院に行く程ではなくても「語学留学だけでは物足りない」という人には、エクステンションという短期留学もあります。
3ヶ月から9ヶ月の期間で海外の大学の専門的な授業を受けることができます。
もちろんある程度の語学力がなければ、授業の内容を理解するのは困難ですので、時間が無い人に向けた大学院留学と考えて良いでしょう。
エクステンションが終了すると学校が修了証を発行してくれますので、帰国後の就活でもアピールすることが可能です。
留学後に起こるメリット
それでは、留学後すると就職にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
語学力やスキルが身に付く
これが本来の留学の目的でしょう。
帰国後に留学中に身につけた語学力やスキルを活かして就職をする道です。
やりたいことがハッキリと決まっていて語学力や特定のスキルを身につける必要があるのならば、留学は非常に有効な手段です。
海外での経験は大きな財産になる
直接、就職には関係がないかもしれませんが、海外での生活で得られるものはたくさんあります。
現地の人との出会いや異文化との触れ合いは人として大きくしてくれるでしょうし、自分に自信がつくかもしれません。
留学後に起こるデメリット
もちろんメリットだけではなくデメリットも存在します。
留学をすることで生まれてしまうデメリットも紹介しましょう。
新卒の立場を放棄することになる
留学をしてしまうと企業がもっとも待遇を良くしている「新卒社員」になることは難しくなってしまいます。
日本は「新卒至上主義」の考え方が企業に浸透しているため、既卒よりも新卒の方が有利なのが現状です。
そのため、「留学で得られるもの」と「新卒社員のメリット」を天秤にかけてどちらが自分にとってより大事かを、よく検討する必要があります。
また、企業からすると、
- どうして在学中に行かなかったのか?
- そうまでして行った留学で何を学んだのか?
という点は気になるポイントでもあります。
もし卒業後に留学するならば「新卒の立場を放棄する覚悟」を持ち、「なんとなくの留学」で終わらないよう、きちんと説明できるようにするといいですね。
「語学力を活かしたい」だけの就活に陥ってしまう可能性も
留学に行った方の多くが「語学力を活かした仕事に就きたい」と言います。
せっかく身につけたスキルなのですから、有意義に使いたいと思うのは当然ですよね。
しかし、実はこれには落とし穴があるのです。
語学力を活かして働きたいと考える方の多くは、外資や貿易関係等の企業に興味を示します。
しかし実際のところ、企業が欲しい人材は「語学力が堪能な人」ではありません。
企業が欲しいのは「会社に利益を与えてくれそうな人」です。
外資系などの企業において、語学力はあくまでもプラスαにしかなりませんし、むしろ「あって当然」と考える企業も少なくありません。
ですので、語学力に比重を起きすぎるのではなく、
- どのような仕事をしたいか
- どのような職種に就きたいか
ということを明確にしておくことをお勧めします。
まとめ:新卒入社を捨ててまで留学するのはアリ?
厳しい現実を突きつけるようになってしまいますが、帰国後に普通に国内で就職をしたいのであれば、不利な立場になってしまうことを覚悟して留学するべきです。
語学力やスキルを身につけるメリットがあっても、新卒入社の待遇の良さには及ばないのが正直な見解ですね。
ただし海外の大学院に行くのであれば話は別です。
海外の大学院を卒業すれば十分に魅力的な資格になります。
語学力があり海外で学びたいことがあるのならば、大学院への留学はむしろプラスに働くことが多いでしょう。
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