短期大学を卒業後、歯科助手として2年間働いたHさん（22歳・女性）は、キャリアステップのために転職を決意します。UZUZに登録して、インフラエンジニアおしての就業を目指し、選考を受けていきました。今回は、Hさんの就活体験記をお届けします！
将来のビジョンがなく、漠然と事務職を希望
Hさんは短期大学を卒業後、歯科助手として2年ほど就業されていました。学生時代には画像処理ソフトの使用方法を学ぶなど、IT技術に興味を持っていました。しかしHさんは、IT業界には進みませんでした。というのも、学生のときは将来のビジョンがあやふやで、「事務職であれば求人があるかな〜」と、自分の軸が曖昧なまま就職活動を行っていたのです。
しかし短大で学んでいたHさんは、就職活動を始めた時期が20歳くらいだったのではないでしょうか。その年齢で、長期的なキャリアビジョンを思い描くことは難しかったと思います。（私においては大学を浪人したので、19歳の時などまだ学生時代もスタートしておりませんでした。将来どころか赤本しか見ていなかったです……。）
そんな中でも新卒時に見事内定を獲得し、21歳の時には既に就業していたHさんは素晴らしいなと思います。普通の4年制大学に通っている方が学生時代を謳歌していた時に、Hさんは既に社会人をスタートさせていたのです。
薄給の仕事に不安を感じるように
Hさんは、入職してからも歯科助手として勉強を続け、病院に来るお客様の接客対応、医療行為のアシスタントをするなど日々奮闘しておりました。
しかし就業してから2年が経過した頃から「自分はこのままで良いのか」と悩むようになりました。仕事自体は楽しかったのですが、Hさんは将来に対して疑問を持つようになりました。とういうのも、お給料が上がりづらく、職務内容もずっと同じことをする日々を繰り返していました。30歳になる先輩社員も同じ業務内容をこなし、お給料も同程度だったようです。
「10年後、20年後になったときに不安だな…」そう考えたHさんは、転職を決意しました。元々学生時代からITに興味があったので、未経験からチャレンジできるインフラエンジニアに挑戦することにしました。本音では、「今よりももっとお給料をあげたい」という目標もあったようです。
Hさんの場合は「お給料を上げたい」という動機が「昇給のため資格を取得し、会社や世間に評価されるようなスキルを磨いていく」という方向と結びつきました。ITの技術職はHさんにとって未経験分野なので、最初は新卒と同じ額の給料です。
しかし自分で努力してスキルを身につけていくと、資格手当などもあるのでお給料は上がっていきます。インフラエンジニアは、Hさんにとってモチベーションにつながる職種でした。
緊張してしまい、面接での受け答えに苦労
HさんはUZUZに登録してくださり、私は面談を担当することになりました。「ITエンジニアとして活躍したい」「勉強は大変かもしれないけど、技術職としてキャリアを積みたい」という気持ちはHさんから非常に伝わってきましたが、面接が苦手でした。
しかし、もともと人前で話したり、積極的に前に出たりするタイプではなかったので、とにかく自分の意志を伝えることに苦手意識がありました。そのため面接で気持ちを伝えることができず、選考に落ちてしまうことがあったのです。また、自己分析と短期離職の理由説明にも苦労していらっしゃいました。
そこで、「緊張してもいいから話す内容を一つひとつ整理して、伝えるべきことを伝えよう」と、Hさんにお話しました。いきなり「話すことを得意にする」のは難しいと思います。練習すれば話す技術は向上しますが、短期間で劇的に上げることは簡単ではありません。
緊張しながらも、誠実に伝えようとする姿勢が面接官に伝わり、Hさんは無事に内定を獲得することができました。
カウンセリングを終えて
Hさん、改めておめでとうございます！Hさんの素晴らしいことは諦めない姿勢です。Hさんの就職活動は2ヶ月近くかかってしまいましたが、それでも諦めずに継続しTてくださいましたね。
Hさんからは、「UZUZさんの対応、対策がかなり手厚かったのでとても感謝しています。たくさんご迷惑をおかけしましたが、最後までサポートしていただき、本当にありがとうございました！ 」というお言葉をいただきました。
焦らずに、「一生働きたい」と何度も仰っていたHさんのペースで、着実なキャリアを積んでいただければ幸いです。
資格取得で給料アップ目指してくださいね！
Hさん、おめでとうございます！！
