もくじ
なぜなら、それは「場合によっては」「人によっては」の話だから。
営業職は未経験可の求人が多く、第二新卒や既卒の就活でも比較的応募がしやすい職種です。
しかし、営業職を経験したことがない人の場合、営業職に対して次のようなイメージを持っていることが多いのではないでしょうか。
- メンタルがやられそう
- ノルマに追われそう
- 人付き合いが大変そう
これらは全て「本当」であり「嘘」でもあります。
つまり、ひとくくりに「営業職」といっても、どんな種類の営業職にどんな人が就くかによってその答えは正反対になる可能性があるのです。
そこで今回は、営業職に興味はあるものの、不安な気持ちがあるという第二新卒や既卒の方向けに、営業職の内容や適性などを徹底的に解説します!
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「営業」とはどのような仕事なの?
そうですよね。
第二新卒・既卒の皆さんに「営業とはどんな仕事だと思いますか?」と質問すると、よく以下のような回答をもらうんです。
- 人とコミュニケーションを取る(人と話す)仕事
- 企画提案をする仕事
間違いではありませんが、もっとシンプルに一言で表現することができます。
営業とは、ずばり「利益を上げる仕事」です。
「人と話し関係性を築く」「企画提案を行う」というのは、「利益を上げる」ための手段ですので本質ではありません。
それに、商品やサービスを売りつけるのって違うと思うし……
顧客に嘘をつかず、合法的な手段で利益を上げているのであれば、それは必ずお客様の役に立っているんですよ。
「誰かの役に立ちたい」
こう思うのは人として自然な感情です。
「営業をやりたい!」と思うのなら、「営業とは顧客の役に立てるよう、顧客の利益を上げる仕事」だということを認識しておきましょう。
- 営業はどのくらい種類があるの?
- 営業のやり方にも違いはあるの?
- 「テレアポ」や「飛び込み」ってそんなにキツイの?
- ルート営業は楽なの?
- 「企画提案営業」や「コンサルティング営業」って?
- 営業職って残業の多い仕事なの?
といった質問に対して分かりやすく回答していますので、チェックしてみましょう。
営業はどのくらい種類があるの?
- 法人営業(BtoB)
- 個人営業(BtoC)
- 既存(ルート)営業
- 新規営業
たくさんあるんですが、ターゲットと手法で分類すれば分かりやすいですよ。
まず“ターゲット”ですが、これは「法人」と「個人」に分けることができます。
「BtoB」が法人営業で、「BtoC」が個人営業にあたります。
2つ目の“手法”は、「既存(ルート)営業」と「新規営業」に分類分けができます。
仕事内容をイメージできない求人に出会ったら、まずは“ターゲット”と“手法”を明らかにするところから始めてみましょう。
下記にまとめますので、分からなくなった際に参考にしてくださいね。
ターゲット別
- 法人営業(BtoB)
- 個人営業(BtoC)
手法別
- 既存(ルート)営業
- 新規営業
営業のやり方にも違いはあるの?
既存(ルート)営業について
まずは既存(ルート)営業について。
既存は名前の通り、既に自分の会社と顧客が何らかの取引をしている状態を表しています。
そのため、相手が自分の会社を全く知らないということはありません。
また、既存顧客であれば定期的に注文が発生するので、大きく営業成績が落ち込むことは少ないでしょう。
既存営業では、以下のような流れで利益アップを狙います。
- 契約に基づいて商品やサービスを提供する
- 他に顧客が抱える悩みや課題がないか聞き出す
- 新しい商品やサービスの情報を提供する
- 新しい契約を取り利益を上げる
現状の商品やサービスを改善したり、適度なコミュニケーションを取ったりして、顧客との関係性を強くしておくことも大切です。
新規営業について
新規は今まで何の取引も行っていなかった相手に対して営業を行う手法です。
いきなり新規の企業と契約を結ぶのは簡単ではないので、営業を始めたばかりの頃は成績に差が生じるかもしれません。
よく聞く「テレアポ」や「飛び込み」は新規営業の際に用いられる手法です。
新規営業では、次のような流れで新しい顧客を獲得します。
- 「テレアポ」や「飛び込み」で企業の担当者と話をする
- 解決したい悩みや課題について聞き出す
- 自社の商品やサービスをアピールする
- 担当者に興味を持ってもらい契約を成立させる
新規営業では、会ってすらもらえないケースも多いため、根気強くたくさんの企業へアタックすることも大切です。
営業場所にも違いがあるの?
営業は「法人か個人か」「既存か新規か」によって大きく分けることができますが、さらに営業スタイルによって営業をする場所も次の3つに分けることができます。
- 飛び込み営業
- テレアポ・訪問営業
- 内勤営業
営業にもさまざまなスタイルがあることがわかれば、これまで持っていた営業職へのイメージも少し変わってくるかもしれません。
それでは、それぞれの営業スタイルがどのようなものなのか詳しく見てみましょう!
飛び込み営業
飛び込み営業は事前に電話などでアポイントを取らず、ニーズが見込まれる場所に突然訪問するスタイルの営業方法です。
この後にもご紹介しますが、相手にとっては何の予告もなく突然訪問されるわけですから、迷惑に思われたり拒否されることも珍しくはありません。
しかし、基本的には断られることの方が多いものの、成約に結びついた時のやりがいは大きく、高い評価に繋がります。
また、営業をかける相手は決まっていないわけですから、自分次第でチャンスをいくらでも生み出すことができ、相手に応じて自由な発想でアプローチができる点もメリットといえるでしょう。
テレアポ・訪問営業
見込み客に事前に電話やメールをし、面会する約束を取り付けてから相手先に訪問するスタイルは「テレアポや訪問営業」と呼ばれ、営業の基本スタイルといえます。
テレアポの段階での目的は、あくまでも見込み客と面会する約束をとりつけること。
そのため、電話では「実際に会って話を聞いてみたい」と思わせることに注力します。
アポイントが取れるまでは飛び込み営業と同様に根気強さが求められますが、アポイントが取れた場合は比較的成約に繋げやすいといえるでしょう。
内勤営業
内勤営業は社内にとどまって営業を行い、成約まで導くスタイルの営業です。
内勤営業はさらに細かく分類でき、終始電話でのやり取りのみで受注(クロージング)まで行う営業は「テレコール営業」と呼ばれます。
テレコール営業は電話のやりとりのみで完結できるものの、相手の顔が見えない分、人柄で相手の心を動かすというよりもセールストークの技術がかなり重要になります。
そして、テレコール営業に似たスタイルとして「インサイドセールス」と呼ばれるものもあります。
インサイドセールスは、見込み客に対して、電話だけではなくメールやWeb会議システムなどの対面以外の方法を用いて営業を行うもので、国土の広いアメリカ発祥のスタイルです。
時間や場所に縛られずに営業活動ができることから、働き方改革やテレワークが推進されている近年はとくに注目が高まっています。
さらに、内勤営業には「反響営業」というものもあり、これはテレビやインターネット、チラシなどを見て問合せてきた人を見込み客とみなして営業を行うスタイルです。
反響営業はあらかじめ興味を持っている人に対して営業を行うため、他の営業スタイルよりも成果が出やすいといえます。
また、受付業務を行っている際に商品やサービスに興味を持った人から問い合わせがあり、その問い合わせに対して営業を行う「受付営業」も内勤営業のひとつです。
営業職と販売職の違いは?
人と接する機会が多く、商品やサービスを売る仕事という共通点を持つ営業職と販売職。
「人と接することが好き」という人の場合、「営業と販売、どっちが向いているんだろう?」と悩むこともあるでしょう。
営業職と販売職の違いは大きく次の3つが挙げられます。
- ターゲット
- 仕事の流れ
- 求められるスキル
まず、営業職のターゲットが「もともとは商品やサービスを購入する意思のない人」であるのに対し、販売職の場合は「商品やサービスを購入する見込みがある人」です。
営業職は何もない状態からのスタートとなるため、仕事の流れも戦略から考えてアプローチしていく能動的なものであるといえます。
一方、販売職の場合は基本的に店舗に来店した見込み客に対応をするため、基本的には受動的といえます。
そして、営業職は能動的であるため、求められるスキルの中でも顧客の購買意欲を引き出すためのコミュニケーション能力や問題解決能力などが重視されます。
もちろん販売職の場合もコミュニケーション能力は求められますが、販売職の場合は顧客の悩みに応える提案力や、顧客の満足度を高める礼儀正しさやマナーの方が重視されるといえるでしょう。
「テレアポ」や「飛び込み」ってそんなにキツイの?
なぜかというと「成約するより断られるほうが圧倒的に多い」からです。
営業で一番嬉しいのは成約した時ですが、そこに到達するまでかなりの労力を必要とします。
そのため、始めたばかりの頃はなかなか契約が取れず、「自分って適正がないのかな…」と悩む方も少なくありません。
すでに取引がある企業だと何かしらのしがらみが発生しますが、新規であればそういったものが一切ありません。
そのため、1から10まで全て自分の提案でお客さんと関わることができるので、大きなやりがいを感じられるはずです。
また、新規で結果を出せるということは、営業力があるということにもつながります。
「営業力」は様々なキャリアに通じる力ですし、企業によっては新規で成果を出せば、インセンティブ(成果報酬)を上乗せしてくれるところもあるので、高収入を目指すことも可能なんです!
ルート営業は楽なの?
「既存(ルート)営業なら楽そうだし、自分にもできる!」と志望する第二新卒・既卒の方がいますが、これは世間でよくある勘違い。
ルート営業は全く楽ではありません。
「飛び込み」などは行わないので「簡単に顧客に会える」という点では楽ですが、「目標を達成する」という点では決して楽じゃないんです。
どういうことかというと、これはルート営業のノルマの設定方法が大きく関係しています。
上記に“既存顧客からは定期的な注文が発生するので、大きく成績が落ち込むことはない”と説明しましたが、既存には
- 定期受注以外の発注がないと達成できないノルマ
- 景気に関わらず前年比◯◯%増しの売上目標
これらが平気で課せられます。
既存(ルート営業)の場合、月内の成績が「0」で終わることはないでしょう。
でもその分重たい目標を持たされる可能性が高い……。
ノルマを達成するためには新規と何ら変わらない、もしくはそれ以上に難易度の高い活動を行う必要があるのです。
新規は取引がない企業に営業をかけるため、たとえ失敗してもそれほど大きな影響はありませんが、ルートはそうはいきません。
1つのミスが最悪取引停止につながることもあり、それが大口の顧客であればあるほど企業にとっては大きな痛手となります。
だから「ルート=楽」と考えて就活をするのは、やめましょう!
「企画提案営業」や「コンサルティング営業」って?
より多くの人に興味を持ってもらうために、企業が「表現」を変えて書いているにすぎません。
世間には営業に対して「泥臭い」「ノルマ地獄」というイメージを持っている人も多いので、そのイメージを少しでも軽くするために「企画提案」や「コンサルティング」といった言葉を用いているだけです。
営業職って残業の多い仕事なの?
企業にもよるので一概には言えませんが、事務職などに比べれば残業は多くなりがちです。
営業は日中お客様先を訪問していることがほとんどなので、クライアントに提案する資料作成等は会社に帰ってきてから行います。
そのため、抱えている顧客数が多い人ほど資料を作る機会も増え、必然的に残業が多くなってしまいます。
ですが中には、
- 資料等の作成は事務が行う
- 営業自身が資料作成・提案・契約等を全て行う場合でも、インセンティブが支給される
- 売上目標が達成出来ていれば早く帰れる
このような企業もあるんですよ。
ここまで紹介した営業職に関する疑問と回答を簡単にまとめておきますね!
- 営業には、法人営業(BtoB)・個人営業(BtoC)・既存(ルート)営業・新規営業がある
- それぞれの営業でターゲットや手法は異なる
- 「テレアポ」や「飛び込み」は断られることも多いためキツイ
- その分、契約が取れたときの喜びも大きい
- ルート営業は目標を達成するのが難しい
- 「企画提案営業」や「コンサルティング営業」は普通の営業のこと
- 会社によって異なるが、事務職などよりは残業が多くなりがち
どのような営業を行うかは就職先によっても異なりますので、求人票などでよく確認しておくことが重要です。
「営業職」に適性がある人とは?
営業職はさまざまな仕事の中でも比較的「向き・不向き」がはっきりとしている仕事です。
もちろん自分の気持ちや努力次第で変えられる部分もありますが、適性がある人の場合は未経験からのスタートでもどんどん結果が出て、「これは天職だ!」と実感できることでしょう。
そこで、ここからは営業職に適性がある人の特徴をご紹介します。
当てはまる特徴が多ければ多いほど、それは天職に就けるチャンスかもしれませんよ!
ストレス耐性が高い
当然結果が出ないときもありますし、そのことを上司に問い詰められることだってあります。
同期と比べられることも少なくないでしょう。
そのため、上手くいかないときでも必要以上に落ち込まず、気持ちを切り替えて業務に取り組める“ストレス耐性”が非常に重要です。
モチベーションに左右されず、失敗しても「来月で取り返せるように頑張ろう」くらいの気持ちで業務に臨める方は営業に適正があると言えます。
決断や行動が早い
商談の最中は意思決定をしなければならない場面が多々あります。
その際に「どうしようか?」「何がいいのか?」と悩んでいる時間はそう多くありません。
ここでいつまでも結論を出さずに考え続け、クライアントを待たせることは何としても避けなければなりません。
何も商談の中だけで100%の正解を出す必要はありません。
適切な回答が提案が思い浮かばず、考える時間が欲しいなら「検討させてください」でいいのです。
どっちつかずの返答はビジネスチャンスを逃してしまうことにもつながりますので、営業パーソンには「早さ」も必須です。
話を聞くのが上手い or 好き
「話上手な人には適正がある」と考える人も多いですが、実は聞き上手な人にこそ適正があるんです。
記事の前半部分で、“営業の仕事はクライアントの利益を上げることだ”と記載しました。
利益を上げるためには、顧客がどのような希望を持っていて、どのような課題を抱えているのか明らかにする必要があります。
いくら話上手でも、一方的に話すばかりでは顧客の本質を探ることはできません。
そのため、聞き上手で相手のニーズをしっかり汲み取り、顧客に合わせた提案ができる方は良い営業に成長するケースが多いです。
マメな気配りができる
顧客が個人でも法人でも、営業職では社外・社内問わず多くの人との関わりが求められます。
例えば、顧客のちょっとした表情や態度から心の状態を察知し、それに応じて話題を変えるなど、臨機応変な対応が信頼関係の構築に繋がることは少なくありません。
また、社内のメンバーに対しても、スケジュールの変更をその都度連絡するなど、丁寧なやり取りを心掛けることがスムーズな営業活動に繋がります。
さらに、清潔感のある服装を心掛ける、心にゆとりを持つなど、自分に対しても気遣いができる人は自然と周囲の人にも好印象を与えます。
小さな変化に気づきマメな対応ができる人は、その人の印象で仕事が大きく左右される営業職にはぴったりの気質といえるでしょう。
時間管理ができる
複数の顧客と関わり、信頼関係がものを言う営業職において、時間管理は欠かすことができません。
- 約束の時間に訪問する
- アフターフォローを行う
- アポイントの時間が被らないように調整する
- アポイントの日までに資料の準備をする
など、限られた時間の中でいかに効率良くタスクをこなせるかによって対応できる顧客の数も変わり、結果にも差が出るようになります。
また、対顧客だけではなく、決められた期間の間に成果を上げるという意味でも、営業職において時間管理がきちんとできることは欠かすことのできない資質です。
そもそも、時間管理は就活においても非常に大切。
自分のこれまでの就活を振り返ってみると、時間管理の資質の有無が見えてくるかもしれません。
自分で課題を見つけられる
営業職は単独で行動する場面が多い仕事です。
そのため、他の職種と比較すると「さっきの〇〇は△△した方が良いよ」と第三者からアドバイスを受けたり、「他の人がどうやっているのか」といったことを知る機会があまりありません。
もちろん、つまづいた時には先輩に相談したり、営業本などを参考にすることは可能です。
しかし、営業職ではPlan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)の頭文字から成る「PDCA」という考え方が大切であるといわれています。
計画したことを実行し、上手くいかなかった場合に「何が良くなかったのか」と自分で課題を探して見つけ、課題に対して色々な角度からアプローチできることが大切なのです。
このPDCAサイクルを自ら回せる人は営業の適性があるといえるでしょう。
コツコツと努力できる
営業の仕事をしていると、次のような場面に遭遇することが少なくありません。
- アポイントまでに、何十件も電話をかけ続けた
- 話を聞いてもらうまでに、何度もアプローチを重ねた
- 成約までに、顧客の事業内容に関する知識をたくさん勉強する必要があった
営業は相手があってこそ成り立つもの。
「これをやれば確実にできる」という正解はないため、スムーズに結果を出せる時もあれば、繰り返しチャレンジし続けることでようやく結果に繋がることもあります。
フットワークの軽さや行動力などが求められるイメージの強い営業職ですが、他の多くの仕事と同様に、コツコツと努力できる能力も求められるのです。
第二新卒・既卒が知りたい!『営業』に適正がない人とは?
営業職に適性がある人の特徴を見て「自分に当てはまっている気もするけど、客観的に見てどうなのかは微妙」と感じた人もいるでしょう。
そこで、ここからは先ほどとは反対に営業職の適性がない人の特徴をご紹介します。
仮に一つや二つ当てはまっていたとしても、働いていくうちに改善できることもあるため、それだけで「自分には向いていない!」と判断する必要はありません。
しかし、「ほとんど当てはまる」という場合には他の職種を検討してみた方が良いかもしれません。
相手に興味がない
相手に興味がない方は、一方的に自分の話をしてしまうため、相手の話を聞きません。
クライアントのニーズを汲み取ることなく、自社サービスの説明ばかりしてしまうケースがこれに当てはまります。
いくら製品の説明をされても、そのサービスが自分の会社にとってどのようなメリットがあるのか分からなければ、クライアントは動きません。
「サービスのいいところをたくさん知ってもらいたい!」と思う気持ちは分かりますが、営業は相手がいて初めて成り立ちます。
シンプルに考えられない
営業は相手のニーズの「本質」を掴めば恐ろしく単純なものです。
しかし単純思考の出来ない方は、自分で難しく解釈してしまうことが多いので、相手のニーズを歪めて捉えてしまい、「時間がかかる割に成果にならない」ケースが多いんです。
遠慮がち
謙虚な姿勢を持つことは大事ですが、営業は時として強気な姿勢を見せなければならない場面があります。
その際、必要以上に遠慮してしまっては顧客の思うツボですので、良い意味での強引さを持ったほうが商談はスムーズに進みます。
計画を立てるのが嫌い
基本的に営業職では月間や年間の目標が立てられます。
例えば、訪問営業で今月の契約目標が5件であったとしましょう。
アポ獲得率が10%、そのうちの契約率が10%であれば、単純計算で1ヶ月間に500件以上の電話をする必要がある、ということになります。
このような場合に「最低でも1日あたり電話を何件する必要があるか」「その月のいつまでに何をするか」といった計画を立て、実行できない人は営業の適性があるとは言い難いでしょう。
営業職は体育会系のイメージが強いですが、目標と期日がある以上、勢いに任せてがむしゃらに頑張るだけでは通用しないのです。
プライドが高い
営業ではここ一番での押しの強さも必要ですが、高圧的な態度は相手の姿勢を硬化させるだけです。
基本的には低姿勢で相手の懐に入り込み、相手を気持ちよい状態にさせることで話が進んでいきます。
時には自分が悪いわけではなくとも頭を下げたり、イヤミを言われるようなこともあるでしょう。
そんな時に「これも結果を出すため」「相手はあくまでもお客様」と受け流すことができず、どうしても低姿勢になれない人は営業職の適性があるとはいえません。
自分では「プライドが高いわけではない」と思っていても、人に注意されたり人に頭を下げることに強い嫌悪感がある人は営業には向いていないでしょう。
体力に自信がない
飛び込み営業では、自分の足で歩いて見込み客になり得そうな店舗や会社を訪問したり、ルート営業では1日に何件ものアポイントが入ることもあります。
また、朝は顧客のもとへ直行し、一旦会議のために会社に戻り、またアポイントのために外出して、夕方会社に戻って資料を作成するなんてことも。
営業と一口に言っても先にご紹介したような内勤営業もあるため、全ての営業職にハードワークをこなす体力が求められるわけではありません。
とはいえ、「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」といわれるように、身体の強さはメンタルの強さとも繋がっています。
体力に自信がない人や体調を崩しやすい人、健康管理が苦手な人は営業職に向いているとはいえないでしょう。
営業に向いてるようで意外と適正なし!?なタイプとは
もしかしたら、アフロマンは営業に向いてないかもしれないよ
営業を第一に志望する方で、次に上げる3つの例に該当する方は注意が必要です。
人と話すことが好き
「人と話すことが好き」。
これ自体は悪いことではありませんが、利益を上げる営業の本質とは異なります。
「人と話すことが好きだから営業職」という選び方は手段が目的化してしまっているので、実際に働いた際にギャップを感じてしまうことにもつながります。
もちろん念頭に「利益や目標への執着心」があるならOKですが、そうでない場合注意が必要です。
自信のあるものしか売りたくない
営業をする上で、商品に関する自信は実はそこまで重要ではありません(あるに越したことはありませんが)。
「いかにして顧客の課題を解決するか」が利益を上げるうえで重要なポイントなので、「自信のあるものしか売りたくない」と考えている方は改めたほうがいいかもしれません。
非効率なことはやりたくない
本当に無駄で非効率なことはやめるべきですが、「テレアポ」や「飛び込み」も究極を言えば非効率です。
一見非効率に見える業務も、「量」をこなせば効率的な「質」を生むことにつながります。
最初は非効率だと感じるかもしれませんが、知識がまだ不十分で経験が浅い方は、なおさら「量」から始めることを強くおすすめします。
ここまで紹介した適正について確認しておきましょう。
営業職に適正がある人の特徴は以下の通り。
- ストレス耐性が高い
- 決断や行動が早い
- 話を聞くのが上手い or 好き
逆に、営業職に適正がないのは次のような人です。
- 相手に興味がない
- シンプルに考えられない
- 遠慮がち
また次のような人は、営業職に向いているようで実は向いていません。
- 人と話すことが好き
- 自信のあるものしか売りたくない
- 非効率なことはやりたくない
しっかりと自己分析を行い、自分の適正を把握しておきましょう。
「営業職」のやりがいとは?
営業職ではさまざまな能力が求められ、時にストレスに晒されたり、ハードワークになったりと大変な部分があることも事実です。
一方で、営業職は個人の力によるところが大きく変化も多い仕事であるため、その分他の仕事では得られないやりがいもあります。
ここからは、そんな営業職ならではのやりがいをご紹介します!
多くの企業で活かせるスキルが身につく
営業職はあらゆる職業の中でも最も「つぶしがきく」職業といっても過言ではありません。
なぜなら、どの業界であってもほとんどの企業で自社の商品やサービスを売り込むための営業を必要としているからです。
営業職で身に付けることができる精神力やコミュニケーション能力、交渉力などのさまざまなスキルは、たとえ働く業界が違っても通用します。
また、営業職は自分の出した実績が市場価値に直結するため、実績を積めば積むほど自信にも繋がります。
日々の積み重ねが未来に活かせるという安心感や、頑張りが目に見える形で表れる点は営業職として働く上での大きなやりがいといえるでしょう。
成果次第で高年収を稼げる
近年ではIT系のベンチャー企業などを中心にいわゆる年功序列ではない企業も増えています。
給与が社歴や年齢に比例しているケースはまだまだ多く、企業に属しながら若いうちから稼ぐというのは簡単なことではありません。
しかし、営業職に関していえば「実力主義」であることがほとんど。
特に不動産営業や保険営業は歩合制を採用している企業も多く、経験が浅くても成果次第で高年収を稼ぐことが可能です。
経験が浅くても若いうちからガッツリ稼げる点は営業職の大きなやりがいのひとつ。
営業成績が給与にそのまま反映されるため、「もっと稼ぎたい!」とどんどん営業職にのめりこんでいく人も多いのです。
達成感が大きい
営業職は多くの場合、個人の成績が目に見えてわかります。
当然、結果が出ないときは悔しい気持ちになったりもどかしい気持ちになったりもしますが、頑張りが結果として表れた時の嬉しさは格別です。
特に新規営業でゼロスタートから売上が出るまでになった時は「自分が会社を支えている」という営業職ならではの特別な達成感を味わうことができます。
企業で働く上での大きな目標は企業全体の成長ではあるものの、一個人としてきちんと目に見える形で評価されたいと考えている人にとって営業職は大きなやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。
自然と人脈が広がる
人との繋がりが非常に重要な営業職。
営業職を続けていると、自然と心地よい距離感で人付き合いができるようになり、単純に顧客が増えるだけではなく、それ以外の人脈も広がるようになります。
ここでいう「それ以外の人脈」とは、例えば自分が困った時に相談に乗ってくれる人や、頼れる人、共感してくれる人など、公私共に自分にとってプラスの影響を与えてくれる人脈です。
きっかけは仕事であっても、プライベートでも社外の人との親交が深まるといった話は珍しいことではありません。
多くの人と関わりながら、人として成長し、精神的な充足感が味わえる点も営業職のやりがいのひとつです。
営業の仕事内容や適正がわかったら
この記事でご紹介した通り、営業職は決して楽な仕事ではありません。
でも、営業で身に付くスキルは、他のどんな仕事にも活かせる万能なものです。
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