【調査リリース】Z世代の「転職」「リスキリング」に関する意識調査|「リスキリング」の意味を理解している人は15%以下
第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した人材紹介事業、教育事業を運営する株式会社UZUZ(ウズウズ)[本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 啓毅]は、20代の若者向けに就職/転職活動に関する実態調査を実施いたしました。この実態調査は、定期的に自社ユーザーにアンケートを取ることでデータを収集し、公開しています。
調査の背景
昨年度の岸田首相の所信表明演説で言及され、注目度が増している「リスキリング」。デジタル分野の学び直しや人材の流動が求められている「DX」。連日これらのワードに関連したニュースが飛び交う中、第二新卒や既卒といった就活中のZ世代向けに「転職」の意識調査を実施するとともに、「リスキリング」「DX」の認知度を併せて調査しました。
調査結果サマリー
・就活中のZ世代の約7割が「リスキリング」という言葉を「聞いたことがない」と回答。「意味まで理解している」のは15%以下と判明。
・「DX」という言葉に関しては、就活中のZ世代の約6割が「聞いたことがある」と半数以上に。
・就活中のZ世代の2人に1人が、就職・転職活動において「おかしい」と感じることがあると回答。最多理由は「新卒で就活しないと不利になる」が約20%。僅差で「全員同じ見た目」「独特なマナーが多い」の回答が続く。
・現在の就活状況について、「苦労している」と回答したのは第二新卒のうち在職者と既卒が約3割ずつ。第二新卒のうち離職者では、その倍の6割にのぼった。
・第二新卒の半数以上が、現在の残業時間を「20時間以下」と回答。
・第二新卒のうち在職者が現在転職を考えている理由として、5人に1人が「将来の目指す方向に近づくため」と回答。「スキルが身につかない」「年収が低い」が続く。
・次の就職で一番希望する条件は「土日休み」が最多。次の「金銭面の条件が良い」との差は二倍に。
専門家コメント
第二新卒、既卒、フリーターとして就活中のZ世代向けにおいて、「DX」はともかく、「リスキリング」に関してはまだまだ認知度が高くありません。ただ、今後Z世代を含めた20代や30代にとって、新しい仕事や変化に対応するために「学び続けること(リスキリング)」はビジネススキルとして必須となると予想しています。特にデジタル領域の進化のスピードは著しく、ChatGPTに代表されるAIツールやノーコード開発ツールを使いこなして仕事をすることが当たり前となる日も遠くないでしょう。
また、就活中のZ世代が就職・転職活動に関して「おかしい」と感じていることは、日本型就活の構造的問題点に関わることが多くあります。団塊の世代が定年退職し、働き手がZ世代を中心とした若手人材に入れ替わる過程で、「新卒一括採用」「ジョブローテーション」「独特の就活マナー」といった日本型モデルには変化が求められていると強く感じています。
株式会社UZUZ 専務取締役/川畑 翔太郎
1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。2012年UZUZ立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターの就活支援実績は累計2,000名を超える。現在、東洋経済オンラインにて採用・就活関連の連載を行う。
Q1.あなたは「リスキリング 」という言葉を聞いたことがありますか?<単一回答>
・聞いたことがあり、意味も理解している(14.6%)
・聞いたことはあるが、意味は分からない(16.1%)
・聞いたことがない(69.3%)
Q2.あなたは「DX」という言葉を聞いたことがありますか?<単一回答>
・聞いたことがあり、意味も理解している(27.2%)
・聞いたことはあるが、意味は分からない(31.5%)
・聞いたことがない(41.3%)
Q.3就職・転職活動をしていて「これはおかしい」と感じることはありますか?<単一回答>
・ある(52.2%)
・ない(47.8%)
Q.4上記で「ある」と回答した方、何について感じますか?【最大3つ】<複数回答>
・新卒で就職をしないと(既卒になると)不利になる(20.6%)
・全員同じ見た目(黒髪やリクルートスーツなど)(19.0%)
・独特なマナーが多い(ノックの回数や座らずに待つなど)(15.0%)
・手書きの履歴書を求められる(7.9%)
・応募する企業数が多い(多くの企業に応募するのが普通であるということ)(6.2%)
・総合職採用(内定時に明確な職種が決まっていない)(5.1%)
・選考フローが多く、複雑(4.7%)
・全員同じ時期に開始し、全員同じ時期に入社する(3.5%)
・大学での勉強内容を重視しない(3.4%)
・学業と就活を両立させるのが難しい(3.1%)
・その他(3.1%)
・就活の開始時期が早い(2.8%)
・「内々定」という仕組み(2.3%)
・未経験者採用がメイン(1.8%)
・OB・OG訪問(1.3%)
▼「その他(3.1%)」回答 ※一部抜粋
・ジョブローテーション
・ 内定を伝えるためだけに呼び出されたこと、そのまま承諾させられたこと(ずるいなと思いつつ自分の意思で入社しました)
・転職回数が多いと不利なところ
・ TPOや礼儀作法は大切だと思うが、それを重要視しすぎている気がする。
・面接で恋人の有無や結婚願望を聞かれる
・ 取り繕い、嘘で塗り固め、媚び諂うだけの面接
・ 「世間の普通」から外れてる人ってことごとく不利だなと思う。それイコール適応性がないと言うわけでもないのに、面接官にそう判断されがち。そう決めつけて視野が狭いのはどっちなんだと正直思うことが多々ある。
Q5.現在の就職活動の状況はいかがですか?<単一回答>
・かなり順調(既卒 0.9%、第二新卒/在職中 0.4%、第二新卒/離職中 0.0%)
・どちらかと言えば順調(既卒 3.4%、第二新卒/在職中 6.7%、第二新卒/離職中 7.6%)
・どちらかと言えば苦労している(既卒 14.5%、第二新卒/在職中 21.7%、第二新卒/離職中 33.5%)
・かなり苦労している(既卒 23.1%、第二新卒/在職中 11.1%、第二新卒/離職中 25.9%)
・わからない(既卒 58.1%、第二新卒/在職中 60.1%、第二新卒/離職中 32.9%)
Q6.残業の状況について、あてはまるものを選択してください。【第二新卒(在職中)】<単一回答>
・基本的に残業はない(29.6%)
・20時間以下/月(0~1時間/日) (34.0%)
・20時間~40時間/月(1~2時間/日)(20.9%)
・40時間~60時間/月(2~3時間/日)(9.5%)
・60時間以上/月(3時間以上/日)(5.9%)
Q7.現在転職を考えている一番の理由を教えてください。【第二新卒(在職中)】<単一回答>
1位 将来の目指す方向に近づくため(20.2%)
2位 スキルが身につかない環境のため(17.0%)
3位 年収が低いため(将来的にも上がりづらいため)(16.2%)
4位 しっかりとした教育体制のある会社で働くため(7.9%)
5位 現職の残業時間が長すぎるため (5.9%)
5位 人間関係がよくないため(5.9%)
7位 体調を崩したため(4.7%)
8位 現職の休みが少なすぎるため (3.6%)
8位 入社前に聞いていた条件と違っていたため(3.6%)
10位 シフト勤務が嫌なため(2.8%)
10位 パワハラやセクハラが嫌だったため(2.8%)
10位 特になし(2.8%)
Q8.次の就職で一番希望する条件を選択してください。<単一回答>
・土日休み(既卒 21.4%、第二新卒 21.0%)
・自分に合った社風である(既卒 12.8%、第二新卒 6.9%)
・特定の職種を経験できる(既卒 12.0%、第二新卒 8.5%)
・金銭面の条件がよい(既卒 11.1%、第二新卒 11.6%)
・希望の勤務地で働くことができる(既卒 6.8%、第二新卒 8.7%)
・よくわからないので相談したい(既卒 6.8%、第二新卒 3.8%)
・手厚い教育環境がある(既卒 6.0%、第二新卒 7.6%)
・福利厚生が充実している(既卒 5.1%、第二新卒 6.4%)
・特定の業界に関わることができる(既卒 4.3%、第二新卒 3.8%)
・残業が少ない(既卒 3.4%、第二新卒 7.1%)
・夜勤がない(既卒 2.6%、第二新卒 2.1%)
・こだわりなし(既卒 1.7%、第二新卒 0.9%)
・スピーディに成長できる(既卒 1.7%、第二新卒 3.8%)
・持っているスキルを活かせる(既卒 1.7%、第二新卒 0.7%)
・客先常駐ではない(既卒 0.9%、第二新卒 0.9%)
・副業可である(既卒 0.9%、第二新卒 0.0%)
・自分の理想のキャリアパスに近く(既卒 0.9%、第二新卒 5.7%)
・資格の取得を支援してくれる(既卒 0.0%、第二新卒 0.2%)
・海外勤務のチャンスがある(既卒 0.0%、第二新卒 0.0%)
・大企業である(既卒 0.0%、第二新卒 0.2%) 0.0% 0.2%
・ベンチャーである(既卒 0.0%、第二新卒 0.0%) 0.0% 0.0%
■調査概要
調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:540名(既卒者:117名、第二新卒:423名)
調査実施日:2023年12月9日~2023年1月17日
※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
※各回答結果の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。
■株式会社UZUZ(ウズウズ)について
株式会社UZUZは、「自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。」をミッションに、第二新卒・既卒・フリーターを中心とした若者向けに人材紹介事業、教育事業を行っています。キャリアに対する納得感が低い日本において、若者が自身のキャリアプランを考え、より満足度の高いキャリアを手に入れるための支援を、「就業支援」「学習支援」「キャリアコーチング」という切り口で提供しています。
■会社概要
株式会社UZUZ
代表者:代表取締役社長 岡本 啓毅
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立:2012年2月
事業内容:若手人材(第二新卒・既卒・フリーター・新卒)に特化した人材紹介事業、教育事業
UZUZコーポレートサイト:https://uzuz.jp/
IT学習支援サービス「ウズウズカレッジ」:https://uzuz-college.jp/
IT学習教材プラットフォーム「ウズカレ動画」:https://movie.uzuz-college.jp/
就活/キャリア情報メディア「第二の就活」:https://daini2.co.jp/
YouTubeチャンネル「ウズウズカレッジ」:https://www.youtube.com/channel/UCRDj3fsO4eEwh1yHgRoRiww
YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル」:https://www.youtube.com/channel/UCmAqktSctzCRCMQ_HEUjGnw
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株式会社UZUZ(ウズウズ) 広報担当:川畑、御代田
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