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【調査リリース】第二新卒・既卒に聞いた「SDGsな働き方に関する意識調査」/男性の約3人に1人が「現況では育休を取得できない」その理由は「職場の周囲の目」が最多

2022/03/15(Tue) PRESS RELEASE
【調査リリース】第二新卒・既卒に聞いた「SDGsな働き方に関する意識調査」/男性の約3人に1人が「現況では育休を取得できない」その理由は「職場の周囲の目」が最多

第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した人材紹介事業、教育事業を運営する株式会社UZUZ(ウズウズ)[本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 啓毅]は、20代の若者向けに就職/転職活動に関する実態調査を実施いたしました。

■調査の背景

2022年4月「女性活躍推進法」が改正されます。今までは「常時雇用する労働者が301人以上の事業主」に義務化されていた「女性活躍に関する事業計画の策定、情報公開」に関して、「常時雇用する労働者数が101人以上300人以下の事業主」まで義務対象範囲が拡大されます。

また、合わせて「男性育休」も段階的に施行されます。厚生労働省の調査によると、女性の育児休業取得率は8割台を推移している一方で、男性は12.65%(2020年度)と、女性に比べ低水準となっています。
働き方改革が進んでいる近年ですが、今後より一層ワークライフバランスの重要性が増すといえます。そこで、既卒・第二新卒として就職・転職活動を行う20代の若者に対して、「SDGs(持続可能)な働き方」について意識調査を行い、本リリースにまとめました。

出典:厚生労働省「育児・介護休業法の改正について」

■調査結果サマリー

【「女性活躍推進」に関して】
・「管理職に昇進したい」と回答した男性が5割なのに対して、女性は3割にとどまる
・「昇進したくない」と回答した女性は26.4%と、男性の約2倍
・昇進したくない理由は「責任を負えない」「向いてない」「現場で活躍したい」等に加え、「ワークライフバランスを保ちたい」の声が多数

【「育休」に関して】
・第二新卒(在職中)の4割以上が「現在の環境では育休を取得できるが、取りにくい」と回答
・「取得できる(した)」と回答した男性は約20%と、女性の半分以下
・男性の約3人に1人が「取得できない」と回答。女性の約4倍という結果に
・育休取得時の不安な点は、男性の4人に1人が「(職場の)周囲の目」と回答。女性は「復職後の業務」が36.4%と最多

■専門家コメント

コロナ禍を含め、ここ数年で働き方は大きく変わり、多様化した。リモートワークの普及、少子高齢化への対応を考えると、「SDGs(持続可能)な働き方」の実現において、「女性活躍」「男性育休」は大きなテーマだと言える。2022年4月より関連法案の改正が相次ぐが、法改正というハード面の整備だけでは不十分だと言える。
意識調査の結果を見ても、「ルール(ハード面の取り組み)」は存在していても、実際に導入、浸透できるかどうかは「労働環境(ソフト面の文化や雰囲気)」によって決まる。男性が育休を取る上での最大の障害は「周囲の目」という回答があるように、ルール整備だけでなく、育休を取ることが「普通」になるまで実績を積み重ね、文化を醸成していく必要がある。

また、女性活躍においても、女性たちが求める「活躍」の定義が必ずしも「男性的な出世」ではないと感じる。男性目線での活躍推進では「管理職における女性比率」を目標値としてしまっているが、職場ごとに「女性活躍の理想形」は変わってもいいのではないかと思う。
ルール整備に伴う画一的な「持続可能な職場」も重要だが、結局は職場ごとに「理想の形」を話し合い、試行錯誤していくことが、本当の意味で「SDGs(持続可能)な働き方」を実現できる行動なのだと考える。


株式会社UZUZ 専務取締役/川畑 翔太郎
1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。2012年UZUZ立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターの就活支援実績は累計2,000名を超える。現在、東洋経済オンラインにて採用・就活関連の連載を行う。

Q1.あなたは、管理職に昇進したいですか?


既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女に、管理職への昇進について尋ねたところ、以下の結果となりました。

・したい(男性22.9%、女性6.7%)
・どちらかと言えばしたい(男性28.6%、女性25.4%)
・どちらかと言えばしたくない(男性9.5%、女性19.7%)
・したくない(男性4.3%、女性6.7%)
・どちらでもない(男性34.8%、女性41.5%)

「したい」「どちらかと言えばしたい」と回答した男性が51.5%に対して、女性は32.1%。
また、「したくない」「どちらかと言えばしたくない」と回答した男性が13.7%に対して、女性は26.4%と、男性に対して約2倍の女性が「管理職への昇進」をネガティブに捉えている結果となりました。

Q2.上記回答の理由を教えてください。

▼以下回答より一部抜粋
「したい」「どちらかと言えばしたい」と回答した方:
(男性)
・将来的には、会社を動かす側の人間になりたい。
・キャリアアップのため。
・いずれは教育していく立場に立ち、責任のある仕事もしてみたいから。
・出世したいから。
・稼ぎたいから。
・自分の市場価値を上げるために、マネジメント経験は必須だと考えているため。
・人を引っ張っていくことが好きだから。
・より重い責任を背負う立場を利用して自分をもっと成長させたい。
・自分が成長した先に管理職というポジションがあれば、なってみたいと思う。
・金銭面により昇進はしたいが、休みの日に連絡が来たりするのは避けたい。
・いずれ管理職になりたいが、労働時間等が気になるため。
・給料が上がるなら出世したい。
・昇格に見合った手当があるならしたい。
・組織の重役を担いたいという気持ちはあるが、自分のやりたいことを優先できなくなってしまいそうだから。

(女性)
・自身を成長させたいから。
・結婚後も働きたいと考えているため。
・長く働く上でキャリアアップは目指したい。
・結婚をする予定がないため、1人でも安定した生活を送れるようになりたいと思うから。
・努力に見合ったポジションに就きたい。また、自身の意見を反映できるポジションにつき、積極的に売り上げや企業に貢献したいため。
・今の社会で女性が活躍する場がまたまだない中で、女性が上に立ち部下を育成していく事ができるチャンスだと思ったから。
・特別昇進への思いが強いわけではないが、自分が心から良いと思った会社では出来ることは何でもチャレンジしたいから。
・長く働くのであれば、給与面あがったらいいなと思う。
・年収を上げたいから。
・キャリアアップに強い関心はないが、人々をまとめるような責任のある業務を経験したいと思ったため。

「したくない」「どちらかと言えばしたくない」と回答した方:
(男性)
・プレイヤーとして働きたいので。
・プレッシャー、責任が増すから。
・管理職に興味がないから。
・残業等が増える可能性があるから。
・人に指示出ししたりするのがあまり得意ではないから。
・業務が大変な割にリターンが少ないという印象を持っているから。
・管理職よりも現場で自分の能力を活かして仕事をしたいため。
・収入は良くなるし頼られるといったイメージがあるものの今の会社で休みの日に連絡が多数来るのを目の当たりにしているためそういった形で私生活に影響するのであれば昇進したくないです。

(女性)
・管理職より、スキルアップがしたい為、現場で活動していたいからです。
・昇進欲がないから。
・プレッシャーに負けてしまいそうだから。
・プライベートを充実させたいから。
・職場での肩書に興味がない/責任と収入のバランスを取りたい。
・将来的に、家庭との両立などを考えると難しいと思ったため。
・管理職となると労働時間が増えるイメージがあるが、仕事以外でも私生活を充実させたいため。
・現状余裕が無いから。
・人の上に立つことに向いていないと感じるため。
・管理職に就くとワークライフバランスが保てなくなると感じているため。
・管理職よりも、プロフェッショナルになりたい。

「どちらでもない」と回答した方:
(男性)
・あまり出世に興味がない。
・実態をよく知らずマイナスイメージな話も聞くため、実態を知ってから考えたいから。
・管理職に就いたとして、有給・仕事量・残業時間・給料などの部分で不安がある。
・給与や休みなどの待遇次第。

(女性)
・まだそこまで想像ができないから。
・昇進より、自分がより輝くプライベートを大切に出来る企業で働きたいため。
・家庭環境にもよるため。
・今後入社する会社の人間関係次第だと考えたため。
・仕事よりも私生活を重視したいので、その時々の状況や環境によって選択が変わると思うから。

Q3.2022年4月より育児休業法が改正され、男性の育休が取りやすくなります。もし子供が産まれた場合、現在の環境で実際に育休を取得できると思いますか?


第二新卒(在職中)として転職活動中の20代男女に、現在の環境での育児休暇の取得可否について尋ねたところ、以下の結果となりました。

・取得できる(男性 21.4%、女性 47.0%)
・取得できるが、取りにくい(男性 42.0%、女性 43.7%)
・取得できない(男性 36.6%、女性 9.3%)

Q4.育休を取る(取った)場合、どのような点に最も不安を感じますか?

▼男性

▼女性

第二新卒(在職中)として転職活動中の20代男女に、育児休暇を取得した場合の不安点について尋ねたところ、以下の結果となりました。

・収入の減少(男性 19.1%、女性 18.5%)
・今後のキャリア(男性 11.5%、女性 19.9%)
・業務の引き継ぎ(男性 19.8%、女性 8.6%)
・(職場の)周囲の目(男性 23.7%、女性 10.6%)
・復職後の業務(男性 17.6%、女性 36.4%)
・特になし(男性 7.6%、女性 6.0%)
・その他(男性 0.8%、女性 0.0%)

■調査概要

調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:828名(既卒者:311名、第二新卒者:517名)
調査実施日:2021年12月18日~2022年2月18日
※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。

■株式会社UZUZ(ウズウズ)について

株式会社UZUZは、「自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。」をミッションに、第二新卒・既卒・フリーターを中心とした若者向けに人材紹介事業、教育事業を行っています。キャリアに対する納得感が低い日本において、若者が自身のキャリアプランを考え、より満足度の高いキャリアを手に入れるための支援を、「就業支援」「学習支援」「キャリアコーチング」という切り口で提供しています。

■会社概要

株式会社UZUZ
代表者:代表取締役社長 岡本 啓毅
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立:2012年2月
事業内容:若手人材(第二新卒・既卒・フリーター・新卒)に特化した人材紹介事業、教育事業
UZUZコーポレートサイト:https://uzuz.jp/
IT学習支援サービス「ウズウズカレッジ」:https://uzuz-college.jp/
IT学習教材プラットフォーム「ウズカレ動画」:https://uzuz-college.jp/content/
就活/キャリア情報メディア「第二の就活」:https://daini2.co.jp/
YouTubeチャンネル「ウズウズカレッジ」:https://www.youtube.com/channel/UCRDj3fsO4eEwh1yHgRoRiww
YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル」:https://www.youtube.com/channel/UCmAqktSctzCRCMQ_HEUjGnw
採用マーケティング支援「WWW(グループ企業)」:https://www-inc.jp/
システムエンジニアリングサービス「ESES(グループ企業)」:https://eses-inc.jp/

【本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社UZUZ(ウズウズ) 広報担当 川畑、御代田
TEL: 03-5333-0802 FAX: 03-5333-0803
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