取締役CFOへの取材(ナウビレッジ株式会社様)|デジタル時代でも人との関係が大切
はじめに
大手企業から中小・ベンチャー企業まで関わりがあるUZUZが、現役の人事・採用担当者やUZUZ経由で就職した方にインタビューする新企画。
今回はデジタルマーケティングの戦略立案から施策実行までを支援する株式会社ナウビレッジの取締役CFO三宮さんに、社風や活躍している社員の共通点などを伺いました。
三宮 洋太|ナウビレッジ株式会社 広島県出身。総合人材サービス会社、化粧品メーカー等で人事、経営企画を経験し、2023年7月にナウビレッジに入社。管理部の責任者として、経理財務・人事労務・法務・総務などバックオフィス全般を担当。2023年9月に取締役CFOに就任。 |
さまざまな部門を経験、「浅く広く」やってきたキャリアを強みに転職
ー三宮さんがナウビレッジに入社された経緯を教えていただけますか?
三宮さん:
ナウビレッジ代表の今村とは、一緒に働いたことがありまして、その縁で入社をしました。
実は、その会社がUZUZなんです。僕は2014年から約5年間、UZUZの社員としてお世話になっていました。
リクルーティングアドバイザー、自社採用やマネジメントも経験させてもらってすごく楽しかったんですが、採用スキルをより高めたい、人材育成や人事評価により関わりたいと思い、人事職に転職することを決意しました。
その後も、育成や人事評価、経理や労務、法務などさまざまな部門を経験。振り返ると、会社という組織経営をいろいろな角度から学ぶことができたと思います。
ナウビレッジに入社する約1年前、前職が会社を売却することになりました。その売却の手続きなどを担当することになり、法務DDや労務DDなども経験しました。
今考えると、会社を売却するなんてなかなか経験できないので、非常にありがたかったですね。
前職の会社の売却手続きが無事終了し、新経営陣での体制もひと段落したタイミングで、なんとなく今村に連絡したところ、急遽会うことに。そこで、「東京プロマーケットに上場したい。管理部門を任せられる人材を探している」と言われたんです。
ーなるほど。その時、転職の決め手は何でしたか?
三宮さん:
正直に言うと「今村と一緒に働けること」でしたね。今村と一緒に働いていたのは、私が20代半ばから後半のタイミングで、仕事におけるノウハウやスキルはもちろん、考え方まで多くのことを学び、自身の基礎になったと思います。
また、その人柄や仕事ぶりに刺激を受けていたので「いつかまた一緒に働きたい」という気持ちがあって。だから入社の意向を打診されたとき、「この機会を逃してはいけないな」と思いました。
あとは、キャリアという面では、管理部門を任せたいという提案だったことも決め手でしたね。それまで私は、人事や採用はもちろん、経理、労務、総務など一通り経験してきた。でも、浅く広くやってきたことに対して、当時の自分は少し自信を持てないところもあったんです。
ー具体的にはどういうことですか?
三宮さん:
例えば、私は経理のことはある程度は分かります。でも「経理一筋でやってきました」という人には敵わない。そう考えてしまうタイプなんです。
ただ、管理部門の責任者という役職なら、今まで「浅く広く」やってきたキャリアが逆に強みになる。しかも、自社を上場させるという大仕事を担当できるなんて、めったにないチャンス。そう気づいた時、「やりたい!」と思いました。
デジタル時代になっても“人と人の関係”を大事に
ー三宮さんから見た社風や文化の特徴はありますか?
三宮さん:
ナウビレッジは、デジタルマーケティングの戦略策定から実務代行まで一気通貫でサポートする会社です。経営者やマーケティング部門の責任者と話す機会も多く、求められるレベルは非常に高いと思います。もちろん、学歴だけが全てではない前提ですが、いわゆる高学歴の社員が多く、修士・博士に進学した者も複数います。そのため、実直で黙々と自分の仕事を進めるような雰囲気がありますね。
でも、だからといって生真面目な固い雰囲気とは違うんですよ。オフィスでは、自分たちが学んだ知識やスキル、ノウハウについて、互いにシェアしたり意見交換する様子がよく見られます。例えば「Google広告の分析方法ってこんなやり方があるらしい」とか「新しいSNSが出てきて、今こういうことが注目されているらしい」といった話題ですね。
こうした探究を私たちは「削り」って呼んでいます。どんどん自分たちの知識や技術を深めていく、尖らせていくということ。それをシェアするということが、社内文化になっていると思います。
みんな職人気質なんでしょうね。だからこそ、社員同士が切磋琢磨し、会社の信用、実績にも繋がっています。非常にいい環境になって来ているなと思います。
ー入社後に活躍している社員に共通していることは何ですか?
三宮さん:
分からないことでもチャレンジする人、ですね。2020年設立のナウビレッジは、まだまだ若い会社。だから、制度やルールを成長に合わせて今から整えていく部分も多々あります。そんな中でも受け身にならず、「やってみます!」と自分から動いていく社員は仕事のチャンスも与えられやすいですね。
もう一つ、とても大事なことがあります。マーケティング分野というのは、データ分析や知識量、技術力ももちろん大事ですが、実績を上げる社員が常に心がけているのは、お客様と接する場面や時間を大切にすること。
まず、お客様をよく知るために、直接オフィスを訪問して現場の状況、空気感を自分で確かめるという行動をしていますね。オンラインの時代ではありますが、やはり直接足を運ぶことでお客様との関係性がグッとよくなることは間違いありません。
そのことが課題やニーズの的確な把握につながり、結果的にアップセルやクロスセルといった提案にもつながっていく。いろいろなお悩みを相談してもらえる関係になっていく。結局のところ、いくらデジタル時代になっても人と人の関係を大事にできる人ほど、信頼を得て活躍できるということです。
私たちの業界は日進月歩の世界なので、技術やノウハウの探究は欠かせません。ですが、私たちが目的とすることは、その技術を使うことじゃない。デジタルマーケティングを通して顧客課題を解決したいという思いがある人材を、ナウビレッジでは求めていきたいと思っています。
グローバル展開と地方への貢献
ーこれからのナウビレッジの目標や実現したいことを聞かせてください。
三宮さん:
やはり、大きな目標は東京プロマーケットへの上場ですね!2025年の上場を目指して、各種規定や社内制度など急ピッチで整備しているところです。いよいよ、現実的に見えてきた段階です。
しっかり組織の基盤を整えて、もっと貢献できる場を広げていきたい。例えば、今村が海外の大学出身ということもあるので、グローバル展開もやっていきたいという思いもあります。
もう一つ、ビジョンとして持っているのは地方への貢献です。私自身地元は広島県なのですが、大都市と地方の格差はなんとかしたいと感じている課題です。
それぞれの地域には、いいもの、いいサービスを提供している企業がたくさんある。ただ、デジタルマーケティングという専門性が求められる世界では、地方の企業は遅れを取りがちなのが現状です。
だからこそ、ナウビレッジは地方創生に貢献したい。デジタルマーケティングという専門分野で頑張っている地方の企業をサポートし、格差解消の一助になりたいと思っています。
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