UZUZの“意思決定”方法
今回は、UZUZの“意思決定方法”についてお話しできればと思います。
もしチームで意思決定をする必要がある際は、今回の内容を思い出していただけたら嬉しいです。
“最高の意思決定”をする方法
UZUZはどんどん成長しているので、新たなチームも着々と増えています。そしてチームができると、そのチーム内でも日々いろいろな意思決定の瞬間が生まれます。
チームの意思決定で大切なことは「決め方」「決める基準」の2つです。
決め方:「多数決」という意思決定を捨てる
何かを決めるときに「多数決を取る」ことは、よくあることです。でも重要な決断ほど、多数決はおすすめしません。
なぜなら意思決定は「その時点では正解かどうかわからない」ものであり、意思決定を正解にできるかどうかは、チーム全員が「正解になるよう行動できるか」にかかっているから。
多数決では、少数派が「自分たちの意見が正しいのに押し切られた」という感情を持ってしまいがちです。そうなると、不満を感じた人たちは無意識で「結果として不正解になる」ような行動をする傾向が高くなります。
「だから俺はダメだって言ったじゃん」
と言いたいがために。
つまり、結果に対する責任感が希薄になるうえ、無意識で「みんなで決めたんだから、俺が悪いんじゃない」と思ってしまいやすいのです。
こうなると、意思決定に責任をもつべきメンバーであるにも関わらず、役目を放棄し、パフォーマンスの低い組織が出来上がってしまいます。
じゃあどうすればいいの?
誰が意思決定者なのかを全員一致で決める。もし全員一致しなかったら、全員一致するまで議論と投票を繰り返す。ローマ教皇の選挙、コンクラーベもこのやり方。なされた意思決定が結果として正解となるように行動することを合意する。各メンバーが、それぞれ自分がベストだと思う提案をする。それらの提案を考慮して、意思決定者が決める。こうすることで、その意思決定には強いパワーが生まれる。 |
上記はFacebookの投稿で見かけたのですが、この方法を知った時にすごく腑に落ちました。
UZUZの経営チームでも意思決定において多数決を取ることはありません。全員一致するまで議論を繰り返し、みんなで結論を作って最終的な決定をしています。
決める基準:人ではなく、ミッションで決める
「みんなで議論をする」というと、“みんなが納得するような妥協点を探しにいくリーダー”が生まれます。ですが、そのようなリーダーが意思決定権を持っているとチームは前に進まなくなります。
チームが存在する目的は、ミッションを達成することです。
決して、参加メンバーが満足することではありません。
そのため議論をする際には、
- この人が言っているから正しそうだ
- 前は他の人の意見を聞いたから、今度はこっちの人を……
のように人で決めるのではなく「どの意見がミッション達成に近づくのか?」という“大きなゴール”を意識することが大切です。
ゴールを踏まえた議論を徹底するからこそ、人ではなくコトで物事を捉えられるようになります。
「自分の意見が否定された」という「人」として物事を捉える人が減り、「ミッションを達成するためなら、そっちの方がいいな!」と「コト」で捉えられる人が増えれば、自分の意見通りに意思決定が進まなかったとしても、受け入れやすくなります。
つまり「みんなで議論をする」際の意思決定の基準は、「ミッション」を軸におくと良いです。
意思決定者の判断はメンバー、ひいては顧客に対して大きな影響力を持ちます。自分が関わる仕事のメンバーがウズウズ働けるように、最高の意思決定スキルを身につけていきましょう!