【調査リリース】Z世代の「やりがい」に関する意識調査/第二新卒・既卒の60%近くが「ゆるい職場で働きたい」と回答
第二新卒・既卒・フリーター・新卒を中心とした20代若手に特化した人材紹介事業、教育事業を運営する株式会社UZUZ(ウズウズ)[本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 啓毅]は、20代の若者向けに就職/転職活動に関する実態調査を実施いたしました。この実態調査は、定期的に自社ユーザーにアンケートを取ることでデータを収集し、公開しています。
調査の背景
昨今の働き方改革により、労働時間の減少など労働環境が改善しているケースが増えている一方で、
大企業を中心に「ゆるい職場(※1)」に危機感を抱き、早期に離職をする若手社員の問題がにわかに話題となっています。
リクルートワークス研究所の調査では、大企業若手社員の約3割が「職場がゆるいと感じる」と回答している(※2)ことが報告されています。大企業に限らず社会人経験がある第二新卒、就業経験がない既卒といった就活中のZ世代は、「ゆるい職場」や「やりがい」についてどう捉えているのかを調査しました。
※1)ゆるい職場:仕事の負荷(業務内容/求められるスキル/業務量/上司や先輩からの期待や指導など)が少ない職場環境のこと
※2)リクルートワークス研究所/「ゆるい職場」と若手の研究
調査結果サマリー
・大企業に限定していない場合、Z世代(第二新卒・既卒)の60%近くが「ゆるい職場で働きたい/どちらかといえば働きたい」と回答。「働きたくない/どちらかといえば働きたくない」を大幅に上回る結果に
・ゆるい職場で「働きたい」理由としては、「プライベートを大切にしたい」「自分に自信がない」「ストレスが少なそう」などと回答。
・ゆるい職場で「働きたくない」理由としては、「期待や指導をされて成長したい」「少しでも早く周りに追いつきたい」「危機感」などと回答。
・就業経験があるZ世代(第二新卒)の約2人に1人が現職(または前職)で「やりがい」を感じていることが判明
・やりがいを感じる要素は、「誰かの役に立てている」が16.6%で最多。次いで「ワークライフバランス」「できる仕事の範囲、レベルが上がる」が僅差で続き、「給料アップ」は約1割と低い結果となった。
専門家コメント
調査結果を見てわかるように、同じZ世代の若者であっても、「ゆるい職場」を歓迎している人もいれば、歓迎していない人もいる。当たり前と言えば当たり前の結果だが、結局はその人の「キャリアや働き方の理想像」と職場にギャップがあると不満を感じ、一致していればいるほど満足度が上がる。
要するに「ゆるい職場」自体が悪いのではなく、ミスマッチが発生していること、働く人の希望に合うような多様な働き方がないことが問題だと感じている。従来の「会社中心」だった社会は、「人中心」に変わってきている。人手不足が顕著な日本社会においては、「人の可能性」を最大化することが重要だ。そのためには、「働き方の多様性(選択肢)」を増やし、常に働く人が自分の状況、希望に合わせてシフトチェンジできるような職場環境の実現が喫緊の課題だと言える。
株式会社UZUZ 専務取締役/川畑 翔太郎
1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。2012年UZUZ立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターの就活支援実績は累計2,000名を超える。現在、東洋経済オンラインにて採用・就活関連の連載を行いながら、IT/DX分野のリスキリングサービスを運営。
Q1.現在「ゆるい職場※」が一部で話題になっています。あなたは「ゆるい職場」で働きたいと思いますか?<単一回答>
※ゆるい職場とは:仕事の負荷(業務内容/求められるスキル/業務量/上司や先輩からの期待や指導など)が少ない職場環境のこと
・働きたい(17.0%)
・どちらかといえば働きたい(41.2%)
・どちらかといえば働きたくない(37.1%)
・働きたくない(4.7%)
Q2.その理由を教えてください。<自由回答>
▼以下、回答より一部抜粋
−「働きたい」「どちらかといえば働きたい」と回答した方
・仕事よりもプライベートを大切にしたいから
・趣味に没頭したいため
・やりがいではなく働きやすさを重視したいため
・とにかく長く働くことを目標にしてるから
・子育てとの両立が大前提にあるので、業務量が多すぎることで残業が増えるなどは対応が難しいため。
・仕事はあくまでご飯を食べるためにするもの程度の熱量で生きていきたいから
・人間関係、上司の発言の仕方を気にしがちなので、雰囲気が緩い方が自分のストレスは少ないから
・日本の労働環境の悪さを考えれば「ゆるい」職場位のほうが心身の健康には良さそうだから。
・負荷が少なくしっかり自分や家族の時間が作れ、自分が壊れずに働いてお金を稼げるというのは悪くはないことだと思うから。
・労働条件にもよるが、ある程度緩い環境でも、自分で目標を定めてキャリアを積み上げる努力ができると思うから
・自身への負担が少ない分、空いた隙間時間に自身のスキルを磨く勉強等に費やす事が出来る時間が増えるかと思うため。
・現状、自分のスキルで通用するかどうかが心配なため
・正社員経験が少なく自分に自信がないため
・今の職場で自信を無くしてしまった為
・現在働いている環境が酷な為。
・現職がハードなので少しゆとりが欲しい
−「どちらかといえば働きたくない」「働きたくない」と回答した方
・期待や指導がないのは成長に繋がりにくいと思うから
・自分のスキルを伸ばし、年収も上げていきたいため。
・少しでも早く周りに追いつくため
・キャリアを積んで手に職をつけたい。そのために成長しやすい環境で働きたい。
・スキル向上はしたい、指導が手厚いところが良い為。
・私自身スキルアップしていきたいと考えているから、求められるスキルが低いと必要とされていない気がしてモチベーションが下がるため
・常に自分に少し負荷をかけて働き成長していきたい
・20代という成長期に、ゆるい環境に浸かると40代以降が心配
・ゆるい職場にいると、社会に取り残されてしまうという危機感を感じるため。
・仕事を振っていただけることが少ない、期待されていないのではないかと感じると自分は誰の役にも立てていないのではないかと存在意義も感じなくなり前向きに成長していけないため。
・今は全くの未経験なので、しっかりと教えて頂けるところ、また失敗などしたときはしっかりと叱ってくださるところがいいかなと思っています。
・前職が典型的な”ゆるい職場”で個人的にとても辛かった為
・ゆるいことが一概に悪いとは言い切れませんが、やりがいを感じにくくなってしまいそうで自分には少し合わない気がすると感じます。
・現状その状態に近く、充実感が無いため
・できれば指導はしっかりして貰いたいため
Q.3あなたは現在の仕事(または前職)で「やりがい」を感じていますか?<単一回答/第二新卒>
・感じている(16.0%)
・どちらかといえば感じている(29.5%)
・どちらかといえば感じていない(35.6%)
・感じていない(18.8%)
Q4.あなたにとっての「やりがい」とはなんですか?重要な要素を3つ選んでください。<複数回答>
・誰かの役に立てている(16.6%)
・ワークライフバランスが取れている(自分にとってのバランスが取れている)(13.0%)
・できる仕事の範囲、レベルが上がる (12.4%)
・給与アップ(11.8%)
・スキルアップ(11.5%)
・一緒に働く人から信頼されている(10.7%)
・仕事で成果が出る(10.4%)
・チームで協力して仕事をしている感覚(5.8%)
・社会貢献(世の中のためになっている)(4.7%)
・仕事の裁量権がある (2.5%)
・その他(0.5%)
▼「その他」回答より一部抜粋
・好きなことを仕事にできている
・一生やりたい仕事かどうか
・自分の発想やアイデアが試せる。
Q5.今よりも「やりがい」をもって働くにはどうしたら良いと思いますか?<自由回答>
▼以下回答より一部抜粋
・誰の役に立っているか認識する
・自分の取り組んでいる業務が誰かに認められる。チームのために働く。
・誰かに役立つ(顧客に感謝される)、新しい技術の取得
・自分の適性に合った仕事で人の役に立つ
・自分に合っている、世の中人の役に立っているという実感が欲しい
・仕事に見合った成果とスキルアップ
・自分の評価が給与に直結する。
・新しいことに挑戦して自分ができる仕事を増やすこと
・裁量権のある仕事につき、ある程度思考力をめぐらしたり失敗を経験したりして成長していく。
・良い意味で“ほどほど”な熱量で働き、趣味やプライベートを楽しめる環境に身を置く
・心に余裕がもてる働き方ができれば仕事にもやりがいを見出せると思う。
・自分を犠牲にしている感覚がなくなること(給与、休日など)
・プライベートとの両立を実現する事で仕事に力が入り、やりがいに繋がると思う。
・自分の適性にあっている事、業務時間の短縮
・私自身の「やりがい」と「性格」を明確にする。また、自分自身ができてかつ挑戦できそうな職種にまで落とし込み転職活動に臨む。
調査概要
調査の方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
調査の対象:既卒・第二新卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:695名(既卒者:184名、第二新卒:511名)
調査実施日:2023年1月17日~2023年2月23日
※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
※各回答結果の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。
■株式会社UZUZ(ウズウズ)について
株式会社UZUZは、「自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。」をミッションに、第二新卒・既卒・フリーターを中心とした若者向けに人材紹介事業、教育事業を行っています。キャリアに対する納得感が低い日本において、若者が自身のキャリアプランを考え、より満足度の高いキャリアを手に入れるための支援を、「就業支援」「学習支援」「キャリアコーチング」という切り口で提供しています。
■会社概要
株式会社UZUZ
代表者:代表取締役社長 岡本 啓毅
本社所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目11-20オフィススクエアビル新宿3階
設立:2012年2月
事業内容:若手人材(第二新卒・既卒・フリーター・新卒)に特化した人材紹介事業、教育事業
UZUZコーポレートサイト:https://uzuz.jp/
IT学習支援サービス「ウズウズカレッジ」:https://uzuz-college.jp/
IT学習教材プラットフォーム「ウズカレ動画」:https://movie.uzuz-college.jp/
就活/キャリア情報メディア「第二の就活」:https://daini2.co.jp/
YouTubeチャンネル「ウズウズカレッジ」:https://www.youtube.com/channel/UCRDj3fsO4eEwh1yHgRoRiww
YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル」:https://www.youtube.com/channel/UCmAqktSctzCRCMQ_HEUjGnw
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【本リリースに関する報道関係者からのお問い合わせ先】
株式会社UZUZ(ウズウズ) 広報担当:川畑、御代田
TEL:03-5333-0802 FAX:03-5333-0803
e-mail:y.miyota@uzuz.jp