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2021年度設立のSES会社の中でNo.1の成長を遂げた「株式会社ESES(イーエス)」が目指していること

2023/01/17(Tue) BLOG
2021年度設立のSES会社の中でNo.1の成長を遂げた「株式会社ESES(イーエス)」が目指していること

株式会社ESES(イーエス)は、2022年10月に無事1期目を終えることができました。

社員数は合計40名(内営業1名)に。2021年度に設立されたSES会社の中でNo.1の成長を遂げることができました。

※上記はUZUZ調べ。もし「エンジニアを正社員で雇用しもっと伸びているSES会社あるよ!」という情報があれば教えていただきたいです。すぐに訂正いたします。

※以下、株式会社ESE(イーエス)は「ESES」と記載します。

「IT業界を変える」
その決意で立ち上げたESES。

実は、その大きな志に近づくための1年目の目標が「2021年設立のSES企業でNo1になる」でした。目標を無事に達成することができて、本当に嬉しいです!

達成できたのは、代表を務める白川 聖悟と、SES業界をアップデートしようと取り組む大先輩であるエージェントグローの河井社長のサポートのおかげです。この場を借りて、心から感謝申し上げます。

さて、この記事では、

  • 私たちが考える「IT業界の課題」とは何か
  • どのようにIT業界を変えていくのか

という点をお伝えできればと思います。

“IT業界の課題”と真っ向から向き合う会社「ESES」

少子高齢化が進み、労働人口が減少していく日本。労働生産性を高めるための「IT人材の重要性」は日増しに高まっています。

皆さん、今の日本には100万人を超えるIT人材がいるのをご存知でしょうか? 

これだけの人材がいるにも関わらず、「2030年には最大約79万人のIT人材が不足する可能性がある」という大きな課題に直面しています。これは、高まる需要に供給(採用・育成)が追いついていないのが原因なんです。


参照:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf

“IT人材不足”という業界が抱える課題を解消するためには、「採用・育成」はもちろんのこと、「IT労働環境の改善」が必須です。

IT人材の約70%は、準委任や業務委託・派遣などの客先(客先常駐)で働く「SESエンジニア」だと言われています。しかし、このSESエンジニアに関しては「客先常駐」という形態での働き方もあり、ネットやSNS上で批判的な情報が多いのが現状です。また実際に、“過酷な労働環境”や“スキルと給与の合っていない環境”で働くエンジニアの方も多くいらっしゃいます。

これが、IT分野を目指す人材にとって大きな障害となっています。

つまり、この「SESエンジニアの労働環境の課題を解消すること」こそ、ITエンジニアの定着を促し、かつIT分野への就業を目指す人材を増やし、IT人材不足を解消することに繋がると考えます。

そのためにUZUZは、「エンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」をミッションとし、業界で常態化している“労働環境の課題”を解消するためのSES事業子会社「ESES」を立ち上げたのです。

「SES」という働き方が悪いわけではない

「SES(※1)という働き方自体が諸悪の根源だ!客先常駐なんか減らして、自社で働くエンジニアを増やす方がいいに決まっている!」

こういった意見があることも、十分理解しています。

しかし「自社で働くエンジニアを増やすこと」は、とても難しいと感じています。

現時点で働いているエンジニアの7割以上が「SESエンジニア」である理由。それは、日本の解雇規制が厳しいからです。自社で直接雇用するリスクが高い(解雇がすごくしづらい)ため、「エンジニアリソースを自社で抱えず必要なタイミングで他社に依頼し人材を確保する」という習慣が、日本には根付いています。

この仕組みを根本から変えるには、解雇規制の撤廃が必要です。

とはいえ、実現するかわからない解雇規制の撤廃を待つよりも、自分たちで別の方法を模索する方がずっと世の中のためになれるはずです。

また仮に解雇規制が撤廃されたとて、そもそも解雇されやすくなるということは、大手企業の正社員になったとしてもすぐに解雇される未来が待っているといえます。それが「エンジニアが安心して働ける状態なのか?」というと、大きな疑問が残ります。

つまり「SESという働き方をなくす」よりも、「SES業界の労働環境を改善して、気持ちよく働けるエンジニアを増やす」方が、“問題の解決”に近づけると考えました。

【(※1)「SES」とは】
SES(システムエンジニアリングサービス)とは、ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約です。SES契約では、システムエンジニアの能力を契約の対象とし、客先常駐やリモートで技術的なサービスを提供します。

“SESエンジニアの悩み”を解決するために、こんなことをしています

「SES(客先常駐)は稼げない」
「不透明な評価制度だから、会社に搾取されているように感じる」
「自分の単価がわからないから、自分の市場価値もわからない」
「選択権がないから“案件ガチャ”になる」
「会社の都合を優先されるので、やりたくもないプロジェクトに配属される」
「スキルアップに繋がらないプロジェクトなのに、配属先を変えられない」

これらは、すべてSESエンジニアが抱える悩みです。
こういった悩みが発生しない経営スタイルを実現するために、ESESでは以下の3つを導入しました。

  1. 高還元率
  2. 単価評価制度
  3. 案件選択制度

高還元率

1つ目に掲げた「高還元率」は、顧客からいただく単価の70%をエンジニアに還元するという方針でスタートしました。2期目に入った2022年11月からは、73%に還元率をアップしており、今後も還元率を80%まで上げていく予定です。

他社SES企業で年収320万円だったエンジニアが、 ESESに入社し年収200万アップになった例もあります。このように、しっかりとエンジニアの方々が稼げる会社にしていきます。

単価評価制度

2つ目は「単価評価制度」です。

ESESでは、“顧客からの単価に基づいて給料に還元する”という明確な制度があります。つまり、エンジニアが頑張り顧客からの発注額が高くなれば、給料も高くなる仕組みになっています。

案件選択制

3つ目の「案件選択制」ですが、エンジニア自身で「自分が希望する案件」を選べるようにしています。また、案件を選ぶ際には単価も全て公開しています。

“案件の面談を受けるかどうか”もエンジニアが判断しますし、仮に客先面談でオファーが来たとしても、エンジニアは「断る権利」を持っています。配属された案件でも、契約更新のタイミングごとに「案件を終了するか、継続するか」を判断できるようにしています。

営業工数は多く掛かってしまいますが、ESESでは「案件ガチャで理想のキャリアが描けない」というデメリットが発生しない方を優先しています。

※こちらの経営方針はESESオリジナルではなく、エージェントグローの河井社長から伝授していただきました。

ESESは、“気持ちよく働けるSESエンジニア”を増やし続けます

先ほど記載した経営方針のもと創業1期目に取り組んだ結果、本当に多くの優秀なエンジニアの方々に入社していただけました。

代表的な方をご紹介します。皆さん、本当にありがとうございます!

残業80時間/月→残業5時間/月に大幅改善!

前職は、残業時間が80時間〜100時間/月が当たり前の会社。無理して働き続けた結果、体調を崩してしまい休職した経験のあるエンジニア。

「技術者としてキャリアを歩みたい。でもエンジニアはワークライフバランスが取れないからな……」と思い悩んでいた際に、ESESを知り、応募。

  • 社内の平均残業時間が10時間前後であること
  • 案件の稼働が高すぎる場合は、社長・営業が現場に働きかけてくれること
  • それでも改善されなければ、案件を終了できるように進めてくれること

上記に魅力を感じ、入社を決意。現在の残業時間は5時間/月。

ちなみに、ESESの平均残業時間は7.08時間。手前味噌ですが、かなり働きやすい環境です。

【ESESの残業時間実数値】
2022年4月 10.97時間
2022年5月 8.24時間
2022年6月 6.11時間
2022年7月 4.42時間
2022年8月 7.56時間
2022年9月 5.49時間
合計平均:7.08時間

経験1年弱のスキル不足でも、希望案件の参画を実現!

エンジニアとして1年弱の経験しかなく「案件選択制度」や「単価評価制度」のある会社の面接を受けるも“スキル不足”で落ち続けていたエンジニア。

やる気もあり、人柄も良いが“経験年数”のみ足りていなかった。

ESESでは、担当営業が

  • 顧客との連携
  • 顧客にアピールポイントを適切に伝える
  • 顧客との面談前に、エンジニアと面談練習をしっかり行う

ため“経験年数”よりも人柄・やる気を優先して内定。エンジニアも入社を決意。

結果、待機することなく希望の案件に配属。現在は満足度高く働いている。

市場価値に見合った給料に!年収200万円UPを実現

エンジニアとして価値の高い仕事を2年半勤めるものの、給料はほぼ上がらず。「市場に見合った給料でないこと」に疑問を抱き、転職を検討していたエンジニア。

ESESに入社した結果、年収が200万円アップすることに。顧客からの満足度も高く、来期ではさらに50万円以上の年収アップが見込まれている。

ブランク期間が空いていても希望の案件へ!

エンジニア経験が2年あるものの、直近1年ほどブランクが空いてしまっていたエンジニア。

このブランクがネックとなり就活面接で苦戦している時に、ESESに応募。

「ブランクに至った背景」や「今後どういうことをしたいか」等のヒアリングを実施。努力できる方であることや、しっかりとスキルがあることを確認し内定。入社いただく。

入社後は、希望の案件に想定よりも高い金額で配属が決まる。現在は年収アップも実現でき、満足度高く働いている。

ESESは、これからもNo.1の成長をし続けます

今回ご紹介した方以外にも、本当に魅力的なエンジニアの方々が続々と入社してくれています。

9月末時点では40名でしたが、この記事を作成している12月時点では入社予定者も含め52名に。

とはいえESESは、まだまだ社員数の少ない小さな会社。
当面の目標は、「毎年No.1の成長をし続け、知名度をぐんぐん上げていくこと」です。そうすることで、SES業界に対する“影響力”も高めていけるはず。

すべては、エンジニアにしっかり還元し、エンジニアがキャリア(案件)を選べるようにする……こんな「SESエンジニアのアップデートされた働き方」を業界に広めていくために。

そして、

「今までのうちのやり方では、エンジニアに残ってもらえない。しっかりと還元しよう!」
「エンジニアがキャリアを選べる体制に変えていこう!」


こんな動きをSES業界に巻き起こし、今はまだ珍しい“SESエンジニアのアップデートされた働き方”を、業界の「当たり前」にしてみせます。

最後に、ESESの2期目の目標を宣言します。

  1. 2021年に設立したSES会社の中で、No.1の成長を遂げる
  2. 2期目を終える2023年9月には、社員数100名を大幅に超える規模に拡大する

今期も「エンジニアがウズウズ働ける世の中」を目指して、走り続けます!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。