顧客インタビュー(株式会社シュクレイ様)|理想の紹介会社は1分の1で内定者を決めること
はじめに
1952年に創業した、寿スピリッツグループの中枢企業として誕生した株式会社シュクレイ様。当初より「販売職」や「事務職」の依頼を受けています。オフィス事務を専門に紹介する大手人材会社があるなか、UZUZを活用する理由を経営管理部人財戦略課マネージャーの高橋様にお伺いしました。
株式会社シュクレイ 高橋 祐太様
経営管理部人財戦略課マネージャー。
2016年8月に株式会社シュクレイに中途入社し、入社当時から現在まで採用や教育業務全般に携わっている。
高橋様にとっての「人事・採用」とは”経営理念の浸透発展”
人材紹介会社の利点は、求職者へ客観的な言葉で伝えてくれること
インタビュアー:
貴社の事業内容について教えてください。
高橋様:
お菓子のメーカーですが、私たちはお土産などのギフト菓子に、高付加価値のプレミアムな領域を提供したいという想いから「プレミアム・ギフトスイーツ」と呼び、製造と販売をしております。
ギフトという、大切な日に大切な人へお渡しする商品のため、贈る側からすると決して安い物ではありませんが、「このようなシチュエーションの時はあれだな!」や「東京旅行の際は必ずこれを買おう」など、お客様にとって価格以上の価値を感じてもらえるような商品・サービスを提供していきたいと考えております。
そのためには、特徴や個性を尖らせる事が我々は大切だと考えておりますので、味やデザイン、店舗創りなど、様々な部分にこだわりを詰め込んでおります。
また、私たちの合言葉に「今日一人、熱狂的なファンを創る」という言葉があります。
ギフトした人から数珠つなぎで口コミのように広がっていく商材なので、「贈る人にとっての必需品になるように」ということを意識して現在16の個性あるブランドを創り、育て、販売しております。
インタビュアー:
販売や製造の募集が大半の中”事務職”の採用実績が多いと伺いました。その理由をお聞かせください。
高橋様:
一般的に事務職の求人倍率は、企業の求人よりも求職者の希望が多い職種です。
それゆえ「すぐに採用できそう」というイメージを持つ経営層や採用担当者の方も多いと思うのですが、いざ面接してみると、応募数が多いからこそ採用ターゲット以外の方ともかなりの面接を実施しなければいけません。
また事務職は、ワークライフバランスが取りやすいという印象があるのか、約8〜9割の方が安定志向の傾向にあると感じております。
しかし、弊社は本社の事務部門は極力少数精鋭で運営するというスタンスですので、一人ひとりの能力や連携が大切になります。
また、経営管理部というところに所属することから、理念浸透の中枢にあたります。
日々の業務や、サポート業務で「理念を体現していく存在である」と考えたときに、業務の安定遂行以外に、他部署へ働き掛けていく行動が求められますので、主体性を持って経営に関われる方という方との出会いは100応募のうち1人くらいというのが現状でした。
ですので、面接実施の工数がまず大変ということと、特徴ある理念風土なので、紹介会社が客観的に求職者に伝えてくれることによって安心したり、もともと興味を持っていない潜在層に我々のターゲットがおりますので、そのあたりを上手く発掘して頂ける部分に利点があると考え紹介会社へ依頼しています。
紹介人数やスピードではなく、1分の1で決める人選率の高さを評価
インタビュアー:
オフィス事務などに特化した大手の人材紹介会社は複数ありますが、そのなかでUZUZを活用したいと思った「きっかけ」や「成果」などがあれば教えてください。
高橋様:
UZUZさんも弊社のブランド創りと同様に、第二新卒・既卒の若手人材にこだわり深掘りされている事が素晴らしいと感じておりました。そういう会社は、ノウハウを持っていらっしゃいます。
また、勤務されている方が全員第二新卒での転職活動経験者という事から信念を持って経営されていることに、とても共感しました。
ですので、UZUZさんには、紹介人数は求めず、高いマッチング精度による1紹介=1採用のような結果をいつも期待しております。
実際に、求人広告を掲載をしたり大手の人材会社なども活用していますが、結果的にUZUZさんから1〜2か月後に紹介された1人で採用が決まることがよくあります。
カルチャーフィットを重視する当社においては、スキルよりも人間性の方が重要になりますので、そういった部分の精度が高いご紹介をして頂けるUZUZさんの存在はとても貴重な存在になっております。
UZUZさんとは、2016年頃からのお付き合いで十分な実績もありますので、ご紹介いただいた候補者の書類選考通過率は100%になっております(笑)!
第二新卒・既卒の若手人材市場で確固たる足場を築いてほしい
インタビュアー:
UZUZの人材紹介サービスへの今後の期待や、サービスを活用した自社サービスの今後の展開を教えてください。
高橋様:
そうですね。期待することは、現在のクオリティを維持・発展してほしいという点です。
例えば、規模が大きくなったことでキャリアアドバイザーと営業マンのリレーションがうまくいかなくなる…。というような状況だと一番期待していた部分が失われていくことになります。UZUZさんのカルチャーフィットの適格さは、今後も期待したいですね。
寿スピリッツグループにあるシュクレイの売上は、約119億円(2022年3月期)です。今後はシュクレイ単体で、2027年度3月期には400億円の突破を目標としています。
会社として益々拡大していきますが、間違いなくボトルネックとなるのは人材になると考えておりますので、採用活動や教育も売上成長と同じくらい重要な要素として動いています。
接客販売の業界は、マニュアルの質よりも、どのような人が、どのような表情でいかに長く働いてもらえるか。という人材のレベルの高さと定着が成長発展には不可欠だと思います。
デジタルが進むなかでは、おそらく接客販売に興味を持つ若手人材が少しずつ減っていくと考えておりますし、そもそも人口が減っていきますので、人材の獲得競争は激化していきます。
そこで重要になるのは、当社の社風や価値観を理解し、自社ではアプローチ出来ない人材を、的確に発掘・紹介して頂けるような人材会社さんとどれだけ多く良い関係性を築けているかが、今後の人材獲得競争の突破口になると私は確信しております。