もくじ
- ITベンチャー起業→解散
- TIS株式会社でシステムエンジニアを4年経験
- 株式会社UZUZ/IT研修事業責任者(過去500名以上にIT技術指導&就活指導を実施)
この記事を読んでいる方は「未経験職種への最後のチャンス」「キャリアにとって貴重な30代」「新しいことにチャレンジして、もし失敗したらどうしよう」と思っているのではないでしょうか?
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ただ、めっちゃ頑張れば30代で未経験でインフラエンジニアになれますし、インフラエンジニアは目指す価値のある職種です!
この記事ではインフラエンジニアの魅力や、未経験からインフラエンジニアになるための方法を紹介しています。
今後のキャリアのご参考になれば幸いです。
この記事で伝えていることまとめ
- インフラエンジニアは将来性が凄い
- 未経験でインフラエンジニアになりたいなら資格取得は必須
- 資格の勉強はスクールに通うのがおすすめ
- とにかく書類はめげずに応募すること(書類が落ちても諦めない)
結論!30代未経験でインフラエンジニアになるのは大変
これはインフラエンジニアに限った話ではありません。
ただ、IT業界の場合は、未経験者が挑戦しやすく若者からも人気が高いため、30代というだけでほとんどの企業で書類すら通らないと考えておいた方がよいです。
加えて、コロナショックなどの社会不安の大きい時期は社会全体の求人が減るため、30代以降のイスは更に絞られてしまいます。
そのため、本気で目指すなら、気合いを入れて頑張る必要があります!
その理由は次の見出しで説明しますね!
インフラエンジニアは今後も需要ある?本気で目指して大丈夫か?
キャリアを選べる最後のチャンスになるかもしれない30代、次のキャリアの選択は慎重になりますよね。
「将来仕事を失いたくない」「手に職つけたい」という方には、インフラエンジニアという職種はおすすめです。
その理由を、インフラエンジニアの主なメリットを軸に、解説していきますね。
インフラエンジニアの主なメリット
- 長期的な需要が見込める
- 手に職がつく
- 実力主義なので努力次第でなんとでもなる
1.長期的な需要が見込める
やはり、インフラエンジニアの一番のメリットは、長期的な需要があり将来性抜群ということではないでしょうか?
最近では新型コロナウイルス流行の影響もあり、リモートワークがかなり増えきています。
インフラエンジニアの仕事の一つは、ネットワークやサーバーの構築・保守運用なので、リモートワークが増えることでより通信インフラの需要が高まっているのです。
AIなどの先端技術は多種多様なデータを必要としており、膨大なデータを貯めたり通信をしていかなくてはいけません。
インフラエンジニアは、その膨大なデータの通信環境を作っていくことが仕事なので、AI化が進んでいくこれからの時代で、欠かすことができないのです。
2.手に職がつく
インフラエンジニアは専門的な仕事なので、手に職がつきます。
手に職をつけるとは「会社に依存していないスキル」を身につけるということです。
そのスキルを持っていれば、もし会社が倒産してもすぐに職が見つかったり、自分で仕事を始めることすらできるでしょう。
また、手に職がつくとキャリアの選択肢も増えます。
インフラエンジニアの場合は、副業の案件も多いので、会社だけでなく副業で収入を得ることも可能です。
3.実力主義なので努力次第でなんとでもなる
正直お伝えすると、メリットにもなるし、もしかしたらデメリットにもなるかもしれません。
もし、年功序列が強い職種の場合、30代で未経験で転職した後給料を上げていくのは、かなり難しくなってしまいます。
いくら挑戦したい仕事だったとしても、周りはどんどん年収が上がっていく中で、なかなか年収上がらないのは厳しいものがありますよね。
その点、インフラエンジニアは実力主義なので、努力次第でキャリアアップや年収UPが可能なのです。
また、そもそも現状のキャリアに悩んでいるという方は、転職エージェントを使用して、キャリア相談を転職のプロにしてみると良いと思います!
私が働いているUZUZにも転職サービスはあるのですが、ちょっと若年層向けなので、こちらでは30代におすすめの転職エージェントをご紹介しておきますね!
ただし、担当のキャリアアドバイザーは「30代で未経験だと厳しい」という人が多いと思います。
また、転職エージェントの収入源は、転職した先の想定年収の何割などと決まっているので、「年収が上がりやすいような同業種に転職させようとしてくる人も」いるかもしれないので要注意です。
あなた自身に本当に親身になってくれる担当者を探すと良いでしょう!
インフラエンジニアは実は2種類ではない!?
単にインフラエンジニアと言っても、IT環境を作っていくための業務領域は様々です。
どんな業務に携わるかでエンジニアの呼び方が変わってきますので、求人を探す際などの検索KWの参考にもしてみてください。
*今は、そこまで詳しく知りたくないよという方は、読み飛ばしてくださいね!
ネットワークの設計・構築・運用保守を行う。 | ||
サーバーの設計・構築・運用保守を行う。 主にオンプレミス(自前のサーバー設備)案件に従事。 | ||
データベース管理システム(DBMS)や、 データベースサーバーの設計・構築・運用保守を行う。 | ||
セキュリティ対策の実装や運用保守を行う。 ネットワークやサーバーに関する深い知見が必要。 | ||
顧客オフィスやデータセンターで機材の設計・設置・運用保守を行う。 ネットワークやサーバーに関する知見が必要。 | ||
クラウドサービス(AWS、Azure、GCP等)を用いたIT環境構築を行う。 ネットワークやサーバーに関する知見が必要。 |
インフラエンジニアの業務領域は主に「ネットワーク」「サーバー」「データーベース」「セキュリティ」「ハードウェア」に分けられ、それぞれで活躍するエンジニアの呼び方も異なります。
また、近年はオンプレミス(自前のサーバー設備)ではなくクラウドサービス(AWS、Azure、GCP等)を使ったIT環境構築を行う「クラウドエンジニア」の仕事も増えています。
インフラエンジニアにおすすめの資格と勉強方法
むしろ、30代は資格取得していないと、正直お話にならないです!
資格を取得していれば、履歴書に書けるので書類の通過率がアップしますし、何より本気でなりたい!という意欲の証明になります。
まずは、未経験者におすすめの王道の資格3つを紹介しますね。
- CCNA
- LinuCレベル1~3
- 基本情報技術者試験
CCNAとは、シスコ技術者認定の資格のうちの1つです。シスコの製品が世界的に有名ということから、CCNAの資格も世界的に通用すると言われています。
インフラエンジニアの登竜門的な資格のため、MUSTで取得しておきたい資格とも言えます!
LinuCは、Linuxの認定試験を実施しているNPO法人が独自に作ったテストです。
こちらはどちらかというとサーバーエンジニア寄りの資格になっています。
基本情報技術者試験は、国家試験である情報処理技術者試験の1区分です。
こちらは、将来的にプロジェクトマネージャーなどになりたい人などにおすすめです。
20代の場合、資格取得はCCNA一つでも良いかもしれないですが、30代であれば複数の資格を取得した方が良いでしょう。
30代でインフラエンジニアになりたい人向けの勉強方法
私が、現在社会人の方に個人的におすすめするのは、資格取得用の専門スクールに入ってしまうことです。
- 無理矢理にでも予定を確保される/スケジュールが決まっている
- 分からないことがあったら、担当講師にすぐ質問できる
- そのまま転職支援を無料で受けられるスクールもある
1.無理矢理にでも予定を確保される/スケジュールが決まっている
毎日仕事の忙しい合間に“勉強の時間を確保する”ことって、とっても大変ではありませんか?
さらに、1日2時間しか確保できないとなると、資格取得までの時間もかかってしまいます。
スクールは、受講スケジュールが決まっているor個人に合わせて受講スケジュールを考えるところが大半です。
個人の予定に合わせて、無理ない範囲で確実に勉強を進めることができます。
2.分からないことがあったら、担当講師にすぐ質問できる
また、分からない箇所があれば、その場で担当講師に質問できるスクールもあるので、すぐに解決することができます。
独学の場合、問題解決も自力で行わないといけないので、分からないことを理解するまで時間がかかってしまうこともしばしば……
3.そのまま転職支援を無料で受けられるスクールもある
スクールにもよりますが、資格取得後にそのまま転職サポートを受けられるスクールもあります。
そのようなスクールが扱っている求人は、求人募集する企業側も未経験ということを理解して募集をしているはずです。
普通の転職エージェントで扱っている求人などよりも、的確な転職ができるのではないでしょうか。
「独学に慣れている、独学でも余裕」という人は、参考書をみながら、私が解説しているYoutube動画をみて、無料ツールで演習問題をひたすら解いていくという方法をおすすめします!
登竜門的な資格であるCCNAの具体的な勉強方法は、以下の記事で有料級の情報を紹介しています!ぜひ一度ご覧ください。
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30代で未経験職種に転職成功するためのコツ
ここからは、インフラエンジニアに限らず、30代が未経験で転職活動をする際の具体的なコツを解説していきます。
- 職務経歴書・履歴書のコツ
- 面接のコツ
- 企業選びのコツ
職務経歴書・履歴書のコツ
結構落ちます……。しかし、たとえ10社落ちたとしても、あなた自身が原因ではありません。30代の場合ある程度は仕方ないのです。
その会社と合わなかっただけで、自身を否定されているわけではありません。
なので、それでもめげずに応募し続けてください!
職務経歴書では、今までやってきた業務の成果を最大限アピールしましょう!
その際、未経験職種の場合は前職に特化した結果やスキルだけでなく、なるべくポータブルスキルをアピールするのがおすすめです。(ポータブルスキル:どの職種になっても持ち運べるスキル)
また30代は、20代以上の伸びしろと成長スピードを期待されない限り採用されにくいため、意欲のアピールも非常に重要になります。
意欲のアピールは、やはりネットワークやサーバーの学習にどれだけ取り組んできたかを書くのが一番です。
面接のコツ
書類さえ通ってしまえば、あとはどれだけ「素直さ」と「意欲」をアピールできるかです。
中には、面接担当が年下の場合もあるかもしれません。
その通り!「年下にこきつかわれたくない」「前職では活躍できていた」などの高いプライドを持っていそうな人は、未経験として雇うには扱いにくいですよね?
圧倒的に、「いい人そう」「素直そう」「嫌な感じがしない」「色々依頼しても大丈夫そう」などの印象を与えた方が良いです。
とにかくゼロからのスタートであることをあなた自身が理解して、なんでも素直にやる覚悟があることをアピールしましょう。
企業選びのコツ
正直に厳しいことをお伝えすると、30代で未経験の場合、ポータブルスキルが突出していない限り、あまり企業を選べるような立場ではありません。
大企業がどう、ベンチャー企業がどう、というわけでもないです。
未経験としての1社目は、大量に履歴書と経歴書を送り、どうにかして通過した会社で経歴を作るのです。
ちなみに、強いていうならスキルアップしやすそうな会社なのか?などを調べましょう。
晴れて入社したものの、なかなかチャンスがなく経歴を作れないとなると、時間が勿体無いですからね!
インフラエンジニアのよくあるQ&A
Q転職サイトや転職エージェントって使った方がいいの?
A.どちらとも言えません。
- 転職サイト:求人のまとめサイト
- 転職エージェント:キャリア相談から履歴書添削、求人紹介などのサポートが受けられる
転職サイト・エージェント側は、求人募集を依頼してくる企業がブラック企業じゃないか?を判断してから掲載許可を出しています。
そのため、ブラック企業が除外されていることが多く、ハローワークの求人より安心して応募ができます。
一方で、企業は、転職サイトやエージェントに掲載料や紹介料を支払っています。
正直いうと、自分と同じ境遇の人が同時にその会社に応募した際、採用にお金がかからない方を選ばれる可能性もあります。
メリットもデメリットもあるので、ご自身で判断してご利用していただければと思います!
Q.IT業界は実力主義って本当なの?
A.本当です。IT業界は実力主義の世界と言えます。
理由は主に以下の3つ挙げられます。
IT業界は歴史の浅い業界であるため、若くても能力があれば責任あるポジションを任せてもらえる企業が非常に多い傾向にあります。
・エンジニア不足
社会のIT化の勢いが激しく、IT業界は慢性的なエンジニア不足に陥っています。
特に実力のある人材は年齢・性別にかかわらず引っ張りだこの状況です。
・「何ができるか」で評価される
エンジニアはその実力を「何ができるか」、つまり保有しているITスキルで評価される生き物です。
ITスキルを身につければ身につけるほどその評価は上がり、給与も上がります。
ITスキルを身につけることに熱心な人は早くに活躍できるし、熱心でない人は後輩にどんどん抜かれてしまう世界だと言えます。
Q.派遣を選択肢に入れるって聞いたことあるけど、それってどうなの?
A.正直あまりおすすめしません。
できるなら正社員を目指した方が良いです。
一度派遣になると、派遣社員中に確実に功績を残せないと、そこから正社員になるのが難しいからです。
インフラエンジニアになる!が目的の場合派遣社員でも良いかもしれませんが、先のキャリアを考えた際には、なるべく正社員になれるように頑張った方が良いです!
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