もくじ
インターネットの普及に伴い、ニーズに即した広告形態の変化など、ここ数年でデータ分析の重要性が非常に高まってきています。
googleなどを代表とするロボットを使用した分析などは主流になっていますが、「データサイエンティスト」と呼ばれる人間の目と脳で考え、課題の解決や戦略などに携わる職種も注目を集めているのです。
そこで今回は、データサイエンティストを目指す際のポイントや対策についてご紹介していきたいと思います。
データサイエンティストは数字を通して社会を動かす
データサイエンティストは、IT化された社会の中では必要不可欠な職種になってきました。
アナログで動いていた時代とは明らかに経済事情も社会の動きも多様化してきており、株価や会社の売上高などの数字は、会社の状況を表す指標の一つ。
数字は動かぬ証拠として課題解決に向けては必要不可欠なツールになってきています。
これらを的確に読み解き、財務以外の数字と照らし合わせながら手段を選択しないと、効果どころか、逆に赤字に至ってしまうケースもあり、企業にとっては大きなダメージつながってしまいます。
その基礎となる部分を適宜修正しながら、解決へと導くのがデータサイエンティストの業務なのです。
いわば、数字を通して社会を動かすと言っても過言ではありません。
数字を見るスキルがあれば誰でもできるのかというとそうではなく、幅広い視点とさまざまなスキルが求められます。
データサイエンティストになるために押さえておきたいスキル
データサイエンティストの判断材料の一つになる数字ですが、これは普遍的なものと、株価のように日々変動するものがあります。
数字は統計として集計されるため、統計学の知識は必要不可欠。
データサイエンティストは自身の目と頭のみで方法を見出すのではなく、さまざまなツールを活用していくのも特徴の一つです。
そのため、プログラミング経験があり、なおかつ収集した数字を、別なツールに変換して再利用する、もしくは別な角度から客観視する材料として使い分けています。
最終的に読み取ったものをどのように反映させていくのか。
これを的確に伝えられるプレゼンテーションスキルや、ビジネスマンとしてのマナーも持ちあわせていなければいけません。
これらをまとめるデータサイエンティストに求められるスキルは以下の3つです。
- ビジネススキル:論理的思考・プレゼンテーション
- ITスキル:プログラミング・データベースなどを含めたIT全般にまつわる知識
- 統計分析スキル:的確なソフトウェアを活用し、総合的、客観的に数値を分析する能力
論理的思考やプログラミングスキルなどを得意とする人は意外と多いかも知れません。
しかし、的確なツールを選択し、総合的、客観的に判断する力は非常に難しいかもしれませんね。
この3つすべてを兼ね備えてこそ、初めて能力や経験を最大限に生かしてデータサイエンティストとして仕事を行うことができるのです。
一つだけ足りない部分があるという人は、その部分を意識してトレーニングしながら、知識や経験を増やしていくという方法もあります。
足りないなら補えば良いと考え、実践してみてはいかがでしょうか。
新卒と既卒で狙う企業が変わる
次は企業選びについてです。
データサイエンティストという職種で募集している企業はまだまだ少ないですが、募集があるからと言って応募しても採用に結びつかないケースもあります。
それは、新卒か既卒かで応募する企業を見極めなければいけないからです。
新卒として応募するなら、会社としてデータサイエンティストの職種が確立されていますから、スキルを学びながら経験を積んでいけます。
それに対して既卒の場合は、キャリアがある場合、企業には望まれますが、職務として経験がないなら、データ分析という分野を探すという方法が考えられます。
データの分析をする仕事としては、
- アナリスト
- エンジニア
- 研究開発
などの職種に絞った方が良いでしょう。
企業としては即戦力を求めているので、新卒なら長期的に育てていく基盤がありますが、既卒者はある程度専門性を生かしたものに絞り込んだ方が採用される確率も高まると考えられます。
一つのものを極めるのか、それとも総合的なものにトライしていきたいかは、やはり得意なものや性格なども絡んでくるので、一つの判断材料にしてみるとよいでしょう。
セミナーや説明会は積極的に活用すべし
データサイエンティストについて紹介してきましたが、文字やインターネットの情報だけでは分からない部分はたくさんあります。
そこで、おすすめなのがデータサイエンティストを目指している人向けのセミナーや説明会への参加です。
複数の企業の話が聞けるので、それぞれの企業の得意分野を知ることができますし、比較できるのは大きな特徴といえるのではないでしょうか。
企業の合同説明会では実際にデータサイエンティストとして働いている人の話が聞ける他、質問できる機会があるのはとても有益な時間になります。
もちろん、同じ志を持っている学生との交流もあるので、新しい情報を得られるかも知れません。
積極的に出向いて生の情報を吸収してみてはいかがでしょうか。
データサイエンティストはデータを分析するという大きな職務がありますが、就活も情報を集め、それをどう自分に生かしていくかでその後の人生が大きく変わってきます。
気になったものはすぐに取り入れ、実践する姿勢こそが自分の夢をつかむ第一歩につながるといえます。
データサイエンティストになるため動画でスキルを学ぶ
データを元にしたデータサイエンスは、職業としてはもちろんですが、生活の中でも生かせるスキルとして注目が集まっています。
その人気の高さから総務省がオンライン講座として無料動画を公開しています。
公的なデータですし、初心者にも分かりやすい作りになっているので、データサイエンティストを目指す人はこちらもぜひ受講し、勉強してみることをおすすめします。
(参考元:総務省統計局&gaccco「社会人のためのデータサイエンス入門」)
まとめ
データサイエンティストはIT化が進む社会の中でますます需要が高い職種の一つです。
「やってみたい」と思う気持ちこそが原動力につながるので、気になった人はぜひセミナーや説明会への参加、そして動画視聴を通して就活対策につなげてみてはいかがでしょうか。
多くの情報を得ることがデータサイエンティストになるための第一歩です。
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