もくじ
既卒やフリーターの立場での就職活動には、いくつかのコツがあります。新卒時の就活とはまた違った要素を求められるようになるからです。
コツを知らずに新卒生と同じような就活をしていては、なかなか内定を獲得することは困難でしょう。ここでは既卒・フリーターのための就活方法を紹介しますので、是非参考にしてください。
既卒・フリーターの就活で重要な5つのこと
まずは既卒やフリーターが就活する上で、重要なことを5つ紹介しましょう。
1:自分の武器を知っておく
既卒の多くが社会に対して自信を失っていますが、就活では自分に自信を持つことが非常に大切になってきます。そのため、予め自分の武器を理解しておくと良いでしょう。
自分の武器がよくわからない人には、資格取得を目指し新たに武器を作るという選択肢もあります。その場合比較的取得が早い資格を選択すると良いですね。
もしかしたら取得した資格が、就職先では役に立たないかもしれません。しかし、資格取得に向けての努力はあなたに自信を持たせてくれますので、決して無意味では無いです。
2:若さは大きな武器になる
面接の際に「私の長所は若いことです」とは言えませんが、若さは大きな武器になります。「自分には武器も長所も無い」と感じている人もいるかもしれませんが、あなたの若さは十分に武器になることを知っておきましょう。
そのため就職活動は早ければ早い程望ましいです。「今日より若い自分はこの先いない」と考えておくと良いですね。
3:既卒・フリーターを受け入れてくれる企業を知る
残念ですが、全ての企業が既卒やフリーターを受け入れてくれるわけではありません。中には新卒しか取らない企業もあります。
そのため、どのような企業や業界が既卒やフリーターを受け入れているのかを予めチェックしておきましょう。数多くの企業を調べることで、どのような仕事に就きたいのか見えてくることもありますのでお勧めです。
4:フリーターの立場は弱いことを知る
正社員に比べると、フリーターの立場は圧倒的に弱いです。時給の高いところでアルバイトを経験してしまうと「フリーターの方が良いのではないか」と勘違いしそうになりますが、長い目で見れば必ず正社員の方に分があります。
保証や社会的な立場も無いのがフリーターです。そのため、良い条件でアルバイトをするのではなく正社員になることを第一に考えていきましょう。
5:フリーターの時期を長く続けないこと
一度フリーターになってしまうと、ズルズルとフリーターを続けてしまう人も少なくありません。今の世の中、フリーターでも食べていこうと思えば食べていけますし、アルバイトを頑張れば正社員の初任給と比較しても遜色は無いくらいに稼ぐことは可能です。
しかし遜色が無いのは今のうちだけであり、正社員の方が良い待遇だということにいずれ気がつきます。気がつくまでの年月はもったいないですよね。
また、長々とフリーターをしてきた人よりも、ごく短いフリーター期間の人の方が採用されやすい傾向があります。いずれにしても、フリーター期間が長くて良いことはあまりありませんので、なるべく早く脱フリーターを目指しましょう。
ハローワークや就職支援サイトの使い方
続いて既卒やフリーターの就職活動についてです。ハローワークや就職支援サイトをどのように使っていくべきか説明します。
ハローワークはあくまでサブとする
就活というと公的機関であるハローワークを頼るのが安心のような気がするかもしれませんが、ハローワークを利用した就活はあくまでサブ的な役割とした方が良いでしょう。
理由はいくつかありますが、シンプルかつ最大の理由は「就職が決まるのに時間がかかるから」です。
ただし、職業訓練などメインの就活以外で使える部分もありますので、利用することを否定はしません。また、もちろん条件が合う募集に巡り会えることもありますから、定期的には通うと良いでしょう。
就職支援サイトの利用方法
多くの就職支援サイトがありますが、そのほとんどが無料ですので安心して利用できます。ただし、あまりにもサイトの選択肢が多過ぎてどのサイトを選べば良いのかわかりづらいかもしれません。
ですから、複数のサイトに登録することから始めていきましょう。1つに絞る必要はありません。
また、就職支援サイトでは担当がつくことがほとんどですが、担当者との相性は大切です。「どれだけの案件を抱えているか」の基準で選ぶのではなく「自分と相性の良い担当者がいるサイトを選ぶ」ことで、就活をうまく進められる可能性が高まります。
大手ではなく中小企業を狙え
どうしても大手企業の方が魅力的に見えてしまいますが、現実的な就職を考えた場合、中小企業を狙うのが正解です。その理由を説明しましょう。
16卒から17卒の間に、新卒に向けた就職スケジュールが大幅に変更されました。変更された大きな理由の1つが「中小企業に人が集まらないから」です。つまり、中小企業の人手不足は社会問題にもなり、就職スケジュールさえも動かした程です。
業界を問わず、人手不足に悩まされている中小企業は少なくありません。逆を返せば、中小企業ならば既卒やフリーターでも歓迎してくれる企業がたくさんあるのです。
地元に求人がない場合引っ越しもアリ
「住んでいる場所が原因で就職先が決まらない」というケースも少なくありません。また、就職先はあっても条件があまり良くないこともあるでしょう。就職のために引っ越しをする選択も視野に入れると良いですね。
住む場所にこだわりすぎない
住む場所にこだわりを持つ人も少なく無いと思いますが、あまりにこだわりが強過ぎると、就職の可能性を自ら下げてしまうことにも繋がります。
今の住居から通える範囲以外にも目を向けると選択肢は随分と広がりますので、考えてみると良いでしょう。就職を第一に考え、引っ越しも視野に入れると良いですね。
就職のために都心に出る
地方で生活している人は何かしらのきっかけがないと、なかなか地元を離れない人も多いです。そのため職を求めて都会に出ることに抵抗があるかもしれません。
しかし地元で職が見つからないのであれば、より多くの職がある都会に出ることも考慮するべきです。
まとめ:既卒・フリーターならではの就活方法を!
既卒やフリーターが正社員になることは、そう簡単では無いように感じてしまうかもしれません。しかし、受け入れてくれる企業は多くありますし、人材不足で悩む企業もたくさんあります。なるべく広い視野で職を探せば、既卒やフリーターと言えども正社員になることは十分に可能です。
ただし本文でも触れたように、新卒と同じような価値観で職を探していてはなかなか難ししくなってしまいます。既卒であること、フリーターであることを理解して自分の立場に合った職探しをしていきましょう。
そうすれば、正社員になれる日もそう遠くはありませんよ。