トヨタ自動車株式会社(TOYOTA MOTOR CORPORATION)は、世界最大の自動車メーカーとして知られており、日本を代表する自動車メーカーです。
日本国内だけではなく、世界各国に海外拠点を有しており、トヨタ自動車株式会社として1937年に創業されました。
トヨタ自動車株式会社の企業研究を通して、気になるそんな日本が世界に誇る就職事情をご紹介します。
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「トヨタ」のプロフィール
トヨタというと、国内では愛知県豊田市に本社があることで知られています。
しかし、国内だけではなく海外にも数多くの生産拠点を所持しているのをご存知でしょうか?
以上の通りトヨタは、グローバル展開を積極的に行っている企業なのです。
日本国内だけではなく、世界でもシェアを拡大しており、「トヨタ」ブランドとして、従来の自動車だけではなくハイブリッド車の製造販売など、環境に配慮した取り組みを行っています。
数字で見るトヨタ
トヨタ自動車株式会社の売上高は、連結で2019年3月時点で30兆2,256億円。
従業員数は単独でも2012年3月末時点で69,148人。
平均年収は800万円を超えると言われています。
関連会社は連結子会社が507社、持分法適用会社が57社にものぼります。
売上高・営業利益ともに2012年から年々上がってきており、それとともに設備投資や研究開発費も増え続けています。
(参考:TOYOTA公式HP内業績ハイライト)
トヨタグループ
トヨタは自動車産業を中心とした複数の企業を有しています。
トヨタグループの中には、各種自動車用その他電装用品や空調設備を取り扱う「株式会社デンソー」や、繊維機械の製造販売や物流を手掛ける「株式会社豊田自動織機」があります。
グループ会社は2012年現在15社にのぼり、商社や住宅など幅広い事業展開を行っている日本を代表する企業グループです。
「トヨタ」の求める人材とは?
トヨタは、「Innovation into the Future~豊かな社会創りに情熱をかけて」をテーマに掲げ、「ものづくり」「技術革新」を基盤とした豊かな社会の実現を目指しています。ものづくりと は、ただ単にクルマをつくるという意味ではありません。1台のクルマを通して、社会をつくる。環境をつくる。生活をつくる。それがトヨタの仕事です。
(引用元:トヨタ自動車株式会社採用情報)
トヨタの新卒採用では、大きく分けて事技職(事務系・技術系)と業務職を募集しています。
事務職
事務では、経営企画や物流、そして部品調達など、トヨタの根幹を支える多彩な職種の募集があります。
事務というと文系職のイメージが強いかもしれません。
しかし、企画にはマーケティング能力が必要なので、分析能力の高い理系の学生が活躍できるフィールドがあります。
技術職
トヨタでは開発職の他に、製造・品質管理、そして情報事業にカスタマーサービスなど多彩な理系の知識をいかせる職種があります。
材料技術や電子技術そして制御技術などの細かい部門に分かれており、専門性をいかして活躍することができます。
学科・専攻
トヨタの求人HPでは、学科や選考によってどんな業種に就き、どんなキャリアを歩んでいるのか調べることができます。
例えば「電気・電子工学」の場合には、先行開発や製品開発に携わっている方が多く、実際にどんな開発を手掛けているのかを知ることができます。
興味のある方はトヨタ自動車株式会社採用情報を御覧ください。
専攻や学科でどんな仕事が向いているかだけではなく、実際に仕事に就いている方がどんな専攻や学科だったかを知ることもできます。
「トヨタ」の就業環境
働く環境というのは、企業を選ぶ上で一番大切なポイントとお考えになる方も多いのではないでしょうか。
トヨタには、大企業にふさわしい多彩なキャリア育成制度や福利厚生が用意されています。
人材育成制度
トヨタには次のような職種ごとの人材プログラムが用意されています。
事技職の場合
事技職では、「Master(親方)養成プログラム」と称し、グローバルな舞台で専門性をいかして活躍することができる人材「Master(親方)」として、それを目指すためのプログラムを用意しています。
成長と育成を重視してMaster(親方)になり、その後は成果を出すだけではなく後進の育成を両立させながらMaster(親方)として活躍する「CHALLENGEプログラム」が用意されています。
従業員1人1人のキャリアを各自が選択し、意思や取り組みによって、のぞむステップを踏めるように配慮されています。
業務職の場合
「実務リーダー」の育成を目指すために2つのプログラムが用意されています。
入社5年目の社員に行われる「業務職研修(STEP1)」では、コミュニケーションスキルや問題解決能力の取得を目指します。
そして上級業務職を対象にしている「業務職研修(STEP2)」では、リーダーにふさわしい高レベルの役割と任務を遂行できるようなプログラムが組まれています。
ダイバーシティ
トヨタでは多様な働き方に対応するため、「育児と仕事の両立支援」や「キャリア形成支援」を行っています。
育児休暇・勤務時間の短縮・部分的在宅
他にも事業所以内に託児所を完備など、育児や介護との両立をしやすい環境が整っています。
プロキャリア・カムバック制度
配偶者の転勤や介護などで、離職をした指導職経験1年以上の男女を対象に、退職前の部署で再雇用をする制度です。
「トヨタ」の就活事情
ここからは、気になるトヨタの就活事情をご紹介します。
就活解禁日からのスタートではなく、多方面からアプローチをしてみてくださいね。
推薦でもご縁がないことも
「推薦=内定」ではありません。
トヨタの場合、志望者数が非常に多いので、最終面接にすすんだり推薦を受けていても、ご縁がないことも珍しくないようです。
しっかりと企業研究をするだけではなく、学校の個別説明会などにも積極的に参加し可能性を広げておきましょう。
インターンシップ
トヨタではエンジニアのインターンシップを積極的に採用しており、全15分野に渡る技術部門・生産部門の仕事を実際に体験することができます。
実際の業務を経験することができるだけではなく、インターンシップから内定、その後インターンで配属された部署に配属される方も多くいらっしゃいます。
その為トヨタを志望なさる方の多くが、インターンシップで就業体験をしています。
理系女子支援
トヨタグループ9社とともに「一般財団法人 トヨタ女性技術者育成基金</span>」を設立しており、キャリア構築支援や教育費の援助を行っています。
教育費用の支援では、基金に参加している企業の製造業に技術職として入社した場合、弁済資金の全額または半額相当額を給付し、弁済金が軽減される制度があります。
まとめ
トヨタは日本を代表する大企業の1つ。
グローバルに事業展開しており、技術者が幅広く活躍することができるフィールドがあるので、理系の就職先として1、2位を争う人気企業です。
非常に人気の高い企業で志望者も多いです。
ただし、難攻不落という先入観を持ってしまうと、本来の力を発揮できずに悔いの残る結果になってしまいます。
就活を成功させるためにも、企業研究をするだけではなくOB・OG訪問や学校説明会そしてインターンなどに積極的に参加してみてくださいね。
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