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VSN社員インタビュー|未経験ITエンジニアが目指す、理想のプロフェッショナル像

未経験からでも技術職に就職出来る。音大出身、既卒者のKさんが就職活動の末に技術職での内定を取り、働き始めてから早いもので2年が経つ。社会人としての歩みを着実に進めるKさんに「昔と今」というテーマでインタビューを行いました。社会人になる前と後では、なにが変わって、なにが変わらないのか。今の仕事の魅力や辛さを含め、本音で語ってもらいました。

以前、就職活動中のKさんに取材依頼をした際にはこんな言葉で締めくくってたんですよ。「一度きりの人生なんだから楽しまないと損じゃないですか。」ってね。Kさん、今も人生楽しんでんのかな〜。

プロフィール

お名前:K.K
年齢:26歳
出身地:福岡県
社歴:入社2年目
簡単な経歴:中学時代よりトランペット奏者になる事を目標にして、音楽大学に入学。大学卒業後、ミュージックカレッジ専門学校ディプロマ科に入学、在学中にドイツ留学を目指し自主退学するが、顎関節症や家庭の事情により就職することを決める。インフラエンジニアを目指し就職活動の末、現職に入社。辛いこともたくさんあるけれど、バシバシと資格を取得しインフラエンジニアとしてのキャリアを順調に歩んでいる。

既卒だった自分が社会人2年目になった

 

今ってどんな仕事してるんだっけ?

今はね、ネットワーク・サーバー機器の構築・保守・運用業務をやってるよ。一番中心になるのは保守業務。保守っていうのはね、障害のコールが来た際にはエラーメッセージが出るから、それを解読して対応箇所を発見して必要な機器を準備して直すってことをやるの。インフラエンジニアのキャリアパスって言うと、運用・保守を数年やってから設計・構築へっていうキャリアパスが多いけど、今の僕はありがたいことに両方やらせてもらってるよ。

どういうことかと言うと、基本的には保守業務を担当してるんだけど、たまに構築案件の依頼が来てそこにある一定の期間行くことがあるんだ。今のおっきい案件って数ヶ月かかって行うことになるからそこで保守をやってるんだけど、対照的にちっちゃい案件とかだと必要になるサーバーの数とかが少なくて、対応期間も短いから保守業務の合間に現場に入って構築案件に対応することがあるんだよ。だから、両方をやらせてもらってるって感じ。

構築・保守・運用業務の業務内容について、詳しく知りたい人はこの記事を読んでみてね。
▼インフラエンジニア(ネットワークエンジニア)の業務内容とは?

やりがいのある仕事に就くには当然苦労が伴う

資格取得は「やって当たり前」

当然、構築もやるわけだから、その為のスキルアップは必須なんだ。最近も新しい資格取得したしね。今入ってる現場の課長が期待してくれて、資格取得の為のサポートをしてくれたんだ。現場入って1年目では普通は行けないものらしいんだけど、行かせてもらえたんだ。ここはラッキーだったと思ってる。業務に入ると、自然とやらなきゃいけないことが見えてくるんだよね。

今で言うと、「仮想化」っていうのがキーワードだと思ってて、そこに対応出来るような資格はなんだろって考えたら、VMwareって資格を取得しなくちゃなって感じたんだ。やっぱり現場にいるからこそ分かることって多いよ。これからも多分色々な資格を取ってくよ。

がんばってるね。ただ、資格取得って、そこに割く勉強時間確保出来るの?

正直、かなり時間割いたよ。笑 当然休みとかも勉強するんだけど、普通の時間だけじゃなくて、色んな時間使ってたよ。僕の業務は日勤と夜勤があるんだけど、夜勤の勤務って16時間あるから、その間にね資料見たりしてうまく時間を使ったの。プライベートとバランス取りながら資格の勉強はやれたね。集中する時期はあったけどプライベートを完全になくすのもよくないし。

勉強って大変だけど、やった分だけその後のチャンスは沢山もらえるようになるんだ。だからこそ、努力する価値はあったなって思う。ちなみに、夜勤だけど、勤務時間のうち2時間くらいは寝たり出来るから、心配しないでね。笑

でもやっぱり、派遣だからいろいろ大変なんじゃない?

全然そんなことないよ。色んな企業の方が集まって仕事をしてるけど、差なんかないし。派遣だからプロパーだからとかって全く関係なくて、周りの人との関係性も良いし、素敵な場所で仕事させてもらえてるなっていつも感じてるよ。互いに相談も出来て、同じチームの人達と協力しながら仕事出来てるから
あんま派遣だからとかは気にならないな。

派遣って聞くと言われたことだけやれば良いとかって思うかもしれないけど、全然違うんだ。仕事ではさ、与えられたことをやるだけじゃなくて、自分から提案するのも重要。設計業務では特にそれが顕著。お客様に自分で考えたことを提案する機会がたくさんあるから、責任が重大なんだよ。やりがいでもあるけど、自分が提案したシステムだから誰にも言い訳できない。だからこそ、たくさん勉強して知識つけなくちゃいけないし、その責任に足るような努力をしなくちゃいけないんだ。派遣だから、仕事の幅が狭いとかは一切ないよ。

そんなこと言っても、なんか不満あるんでしょ?笑

完全に無いっていうのはやっぱり無いさ〜。やっぱり、評価とかは会社によって違ってくるから、そことかは少し気になるよね。僕の方が仕事の分量多くても他の会社から来てる人の方が評価が・・・みたいなことも時々あるし。それは確かに不満になることもあるけど、そこを言っても仕方ない。だから、自分で努力して、周りの仲間とたくさんコミュニケーション取って、知識吸収して自分で評価されるように動かなきゃいけないなって思ってるよ。そこはいい意味で割り切ってるつもり。不平不満なんか言ってても楽しくないしね。

音楽の道を進んでいたことが、今の自分を支えてくれている

 

すごく頑張ってるなって感じるんだけど、正直なんでそこまで真摯に努力出来るの?

負けず嫌いなんですよ、僕。負けたくない。それに、今の会社に入社する前からUZUZの川畑さんと同期の中で一番になるって約束してたし。約束果たすためにも、負けないためにも、研修期間中は毎日毎日ずっと遅くまで残って勉強してました。分からないことがあれば講師の方に徹底的に聞いて、解消するようにしてたしね。

ここは今後、エンジニアを目指す人には覚えておいて欲しいけど、入社してからは分からないことがあれば一人で抱え込まずにどんどん講師に聞いた方がいいと思いますね。僕も「後にしてね 汗」って講師の方から言われるくらいくっついてましたもん。研修で身につけなきゃいけない知識も当然大事なんだけど、それ以上に研修を通して、「分からないことはそのままにせずに分かるようにする」ってことを学ぶことが重要なんじゃないかなって思いますね。

それと、努力しなきゃって思えるのは、音大に行ってたことが良い影響与えてるのかな。音大の時って、やるしかない環境だったんだもん。技術磨く為には基礎練習をやるしかない。それも何度も何度も。自分が努力しなきゃうまくならないし、やったらうまくなる。シンプルなの。どこにも逃げられなくて、自分の楽器と向き合ってやってくしかないんです。

プロを目指してがんばってたけど、様々な事情が重なって就職するってなってから、ポッと情熱の行く先がなくなったんですよね。トランペットやめて、燃えるもの、突き詰めるものが急になくなった。空っぽになっちゃったわけ。そこを埋める何かを探してたし、求めてたのは正直ある。

そういう意味でも、エンジニアという仕事はそこをうまく埋めてくれたと思ってる。やるしかないし、やったら必ず結果に繋がるし、当時の情熱を改めて注ぎ込めるものが見つかったって今では感じてるかな。

営業でもなく、事務でもなく、エンジニアになって良かったって思えるし、これからもこの仕事を続けたいと思ってる

 

エンジニアになって、良かった?

うん、それは思うね。やっぱり怒られたりするし、ちょっと不満に思うことだってあるけど、今はちゃんとやれてるし、毎日同じように見えることではあるんだけど、実は違うことなの。同じような障害でも案件によって対応策は違ってくるし、沢山経験を積むことで以前より出来ることが増えてきて楽しいなって感じるし。それに、まだまだ知らないことがたくさんあるから努力しようって思うし、基本的な知識をもとにどんどん自分を膨らましていけるのは楽しいなって思うよね。

今はまだまだ未熟ではあるけど、自分の学んだ知識を駆使してお客様の問題を解決出来た時には、やっぱり嬉しいなって思う。本当に感謝してもらえるし、自分がやったんだっていう自信にもつながるから。お客様とコミュニケーションを取りながら身につけた知識で問題を解消していく。そこは自分に合ってるって感じてる。

でもやっぱり自分の関わるこの仕事は、インフラって言われるくらいで沢山の人に影響するものだから、責任感を持って取り組まなきゃなって思うし、それは一生変わらないと思う。ここはしっかりと向き合っていかなきゃって気持ちでいるよ。

この先の目標ってなにかある?

目標の先輩に追いつけるよう、頑張っていきたいな。その人、コミュニケーションはもちろん、知識もたくさん持ってて、僕の目標なんだ。ユーモアもあって、すごく仕事しやすいんだよね、その人がいると。言うこともはっきり言うしね。笑 今も自分はVSNから現場にいってるメンバーでは一番色んな経験をさせてもらってるから、後輩達にとってもそんな先輩みたくなっていたい。周りからすげぇエンジニアだなって言われるようにこれからも頑張るよ。

これまでもこれからも、目の前の事を着実に、丁寧に。

 

昔と今、何か変わった?

いや、正直変わらないんだよね。確かにやれることは増えたんだよ。言われたことをやるって作業だけの自分だったのが、パーツ選定とか提案も出来るようになったし。でもそういう技術的な部分っていうのは時間が経てば当然出来るようになってくるものだし。以前は、ビクビクしながら「これでいいのかな・・。」って思いながらやっていた業務が「こうやればいいんだな。」って確固たる自信を持ってやれるようになってきた。

その一方で技術じゃない面もそう。謙虚に仕事に取り組まなきゃって思ってるし、自分なんてまだまだだって思うし。素直に努力し続けることが一番大事なことだって思うし、今後も変わらずに持っていたい気持ち。

20代半ば。プライベートとか含めて人生設計って考える?

やぱり年齢的な面を含めて、これから大きな出来事が起きてくる可能性があるよね。結婚するとか、子供が生まれるとか。その時に向けて、お金をしっかりと稼ぐってことも仕事する上では重要だと思うんだ。まだまだこれからだけど、そうなってもしっかりと対応出来る自分でありたい。

それにお金稼ぐとね、やっぱこれまでいけなかったお店とかに行けるようになるわけじゃん?笑 おいしいご飯も食べられるようになるし、やりたいこと出来るようになるし。笑 そこはやっぱ充実してるなって感じる瞬間。

最後に。既卒で就活する人に既卒の先輩としてなにかアドバイスくれる?

ん〜、まずはもしエンジニアを目指そうかなって人には、なれるよって言ってあげてほしいかな。知識とかなんも無いって思う人もいると思うし、不安はあると思うけどね、絶対大丈夫。だって、やんなきゃいけないんだもん。笑 冗談冗談(笑)、未経験でもちゃんと一人前になれるように会社がサポートしてくれるから。僕もこれまでやったことなかったけど、今はそれなりにやれるようになったし。文系とか理系とか関係なく、やっていける。だから安心して挑戦してみて欲しい。

あとは、「やる気・勇気・元気」かな。笑 一緒に仕事する人はやっぱし元気な人の方が楽しいじゃん。やっぱ元気って大事だよ。仕事してて本当に感じる。元気な人と仕事してる方が全体的に仕事場の雰囲気良い。

あと、当時の僕は「既卒だし、ちゃんとした仕事なんかねぇ。」って思ってたけど、就活やってみて意外とちゃんとして仕事はあるって思った。うん。当時の僕は一歩踏み出して変われた。だから、勇気も大事。

それと、その一歩踏み出したら最後までやり抜く。くじけそうになることはたくさんあるけどやり続ける。これはやる気!僕も、福岡から東京出てきて就職活動中に川畑さんに何度も怒られたけど、何度も食らいついて努力した結果、今の自分があるわけだしね。だから、これから就職活動やろっかな〜って考える人は「やる気・勇気・元気」です!これで間違いなし!!!

編集後記

根性論と現実論がうまくバランス取れてるな〜。

やるしかないでしょ。と言いながら、何をすべきかを冷静に見極めて行動している点や、辛い時には自分の原点に帰って、音大時代の経験を元に改めて努力をする。バランスの取れた人だなって改めて感じました。社会人になってからは候補者とカウンセラーではなく、同じ社会人として付き合うようになって、お酒を酌み交わす関係になりました。その頃も感じてたけど、今回仕事の話とかを聞いて、改めて「いい奴だな〜」って感じました。既卒になったからって全てが終わりじゃない。十分巻き返せる。やる気・勇気・元気。全部のバランスとるのはなかなか難しいけど、彼はそこをしっかりと持っている。あの時と変わらず、やっぱ人生楽しんでんな〜。

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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