最近よく聞くECサイトについてまとめてみました。ECサイトがどんなものか知らない方もいらっしゃると思うので、こちらでは概要と近年成長しているECサイトについてご紹介していきます。
ECサイトとは
ECサイトは「electronic commerce(エレクトロニックコマース=電子商取引)」の略で、簡単に言うネットショッピングのことを意味します。誰でも一度は、ネットショッピングを利用したことがあるのではないでしょうか。現在は、ECサイトによってターゲット層は異なり、急激に成長している市場とも言えます。
実際に2016年のBtoC-EC市場規模は15兆1,000億円で、2010年の7兆7,880億円からほぼ2倍に増加しています。数字を見て分かる通り、急激に成長している業界です。
参考元:経済産業省:「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場が15兆円を突破。中国向け越境EC市場も1兆円を突破~」
EC業界が成長している理由として、以下が挙げられます。
- 時間帯を気にせずに買い物できる
- 買い物の際に移動が不要
- 価格・商品を比較しやすい
- 日本で手に入らない商品を購入できる
- 決済手段が豊富
少しずつECサイトは進化しており、日常でよく使う商品から海外ブランドまで扱うようになりました。サイトによっては定期購入が可能で、お水などの日常よく消費する商品などは3日〜1週間に1回など、回数を設定すれば毎回自動で送られてくるシステムなどもあります。
ECサイトが上手くいくコツ!
この様にECサイトは、利用する登録者に合わせたサービスを提供できるように進化しています。しかし、ECサイトで利益を上げ続けるためには以下の3つが重要です。
- 在庫を抱えない
- 粗利が高い
- 定期収入がある
この3つがうまく保てなければ、ECサイトを運営しても赤字続きになってしまいます。大手のECサイトは上記の条件を満たしているため、一定のアクセス数をt保ち、登録数が集まる傾向にあります。
しかし大手ECサイトは登録者から出店料としてお金を取るため、そこで一定の収入がなければまた赤字になってしまいます。ですから自分はどのECサイトを利用するか、自分が扱う商品によって選ばなければなりません。
さてその中でも、最近伸びているECサイトを紹介したいと思います。
楽天
国内最大級のECサイトで、ミネラルウォーターから高級ブランドまで幅広い商品を扱っています。ポイント制を導入しており、商品を買えば買うほどたまる仕組みです。ポイントは1ポイント=1円として利用可能。楽天ポイントを利用できるのは楽天ショッピングだけでなく、ホテルの予約サイトでも可能です。そのため旅費を抑えることもできますね。
デメリット:登録数や出品数も多いため競争が激しい
Amazon
アメリカのワシントン州シアトルに本拠地を構えます。アメリカと日本以外にも中国、ドイツ、スペイン、など13ヶ国でサイトを運営しており、日本での利用者は月間4,800万人を超えました。またお店で買うよりも値段が安いものが多く、ゲームなど商品によってはAmazon限定特典がつきます。
デメリット:出品するにあたり料金がかかる。
Buyma
海外ブランドを多く取り扱っているサイトで、利用者は約250万人です。海外ブランドを約6,000種類も扱っており、出品する人の事をパーソナルショッパーと呼び、115国に約6.5万人もいるとのこと。
中には日本未入荷の商品・ブランドを扱い、また国内で売り切れの商品も海外から取り寄せることが可能です。
デメリット:パーソナルショッパーとして信頼されるまで売れない可能性がある。ブランド品を多く扱っているので、偽モノを買わされてしまうこともある。
Fril
2012年7月に公開されたFrilは現在200万ダウンロードを超えており、急成長中のECサイトです。ユーザー登録はTwitterもしくはFacebookアカウントで対応でき、登録費はかかりません。フリーマーケットをWeb上で行える形式で、出品者が掲載した洋服などは友達からの「いいね!」を通じて他のユーザーへと広がっていきます。
タイムラインではその時間から一番早く出品された商品が見れ、SNS感覚で購入が可能。また購入者と出品者との間で「交換」や「商品取り置き」などのルールが決められるため、ある程度の融通が効くのも特徴です。
デメリット:ユーザーが10代などの若い人が多く、マナーがちゃんとしていない人が多い。そのため相手の評価の確認をしてから利用した方がよい。
おわりに
このように、ECサイトは多くの人々の生活に根付いており、対象の年齢層も変わりつつあります。その分、ECサイト上での問題は多くなりつつもあるので利用者も注意をしなければいけません。
また、どのサイトを利用するのにもメリットやデメリットがあり、自分にあったサイトや要件に当てはまるものを確認し選んでいただければと思います。