UZUZで就活したとある就職成功者の話を元に、なぜその第二新卒・既卒の就活がうまくいったのか「要因」を探るシリーズ記事です。第六弾では「やりたくないこと」にスポットを当てて就活した既卒に迫ります!
文部科学省によると、平成29年現在の大学卒業者(学部)に占める「就職も進学もしない人」の割合は全体の7.8%です。新卒であることが就活に有利に働く日本では、「就職も進学もしない人=既卒」が不利になることも少なくありません。しかしそれでも内定を獲得できる既卒者はいます。彼ら彼女らは、何が違うのでしょうか?
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「やりたいこと」が見つからないなら
Tさんは新卒での就職活動に失敗。就職留年はせずに卒業し、アルバイト生活を送りながら就職活動していました。
なんとか内定を獲得したTさんでしたが、「何をしたいのかピンとこない」と思い悩み、せっかくの内定を辞退してしまいます。就職活動に対する軸、つまり「ゴール」を設定できないと、仮に内定を得ても「もっと自分にあった職場があるのでは」と、終わらせどころが見極められなくなるのです。
軸を明確にできなかったTさんは、職種や企業を絞らず様々な企業に応募してしまい、かえって「自分の本当にやりたいことは?」という悩みを増幅させてしまいました。新卒であれば、内定をキープしたまま就職活動を継続するということも可能でしょう。しかし既卒や第二新卒の場合、内定承諾までの時間は1週間~10日程度。「とにかく、たくさんの企業に応募する」という手法は取りにくいのが現実です。
「やりたくないこと」をリストアップ
Tさんは大学を3回留年した過去の持ち主。そうした経験を経て既卒で就活を行っているため、動機の言語化は非常に重要でした。とはいっても、すぐに強い志望動機、志望業界が見つかるというものではありません。
そこでTさんが取ったのは、「やりたくないことをリスト化する」でした。
- エンジニアや事務職以外がいい
- 「コツコツ勉強」より、どちらかというと自ら動いて人と関われる仕事がしたい
- できれば飛び込み営業などの新規営業をメインで行うのは避けたい
消去法であろうと、自分を見つめ直す作業には違いありません。ここから導き出された条件に優先順位をつけて、さらに就職先の企業、職種などを整理しました。
「やりたくないこと」から逃げてもいい
その後、Tさんは面接対策にもチカラを入れました。3度も留年した理由を自分の言葉で話せるよう、しっかりストーリーを整理したのです。
第二新卒に求められる面接スキルは、「応募職種への理解」「雰囲気」「具体的な行動をとっているか」などが挙げられます。社員として受け入れるに値する人材か、ここでジャッジされます。
自分のやりたくない仕事を排除していった結果、Tさんは「ルート営業職」へ的を絞って就活を再開。見事、大手のルート営業職への内定を獲得することができました。
とかく「やりたいこと探し」と言われることが多いですが、人の幸せは必ずしも「やりたいこと」だけにあるわけではありません。むしろ、成功者の中には「やりたくないことを全力で避ける」というスタンスの人も多いのです。かのApple創業者スティーブ・ジョブズも「やらないことを決める、それが経営である」という言葉を残しています。Tさんのアプローチは変わっているようで、実は本質的なものといえるでしょう。
とはいえ「やりたくないこと探し」は、一歩間違うと就活が難航してしまう方法でもあります。少し厳しい言い方ですが企業と求職者は常にバランスで成り立っているので、企業が求めるレベルに求職者が達していないと当然内定は出ません。自分に力が足りていないまま「あれもいやだ」「これもいやだ」と選り好みばかりしてしまうと、自分の選択肢を狭めてしまうことになります。
やりたくないことを考える時には「絶対に譲れないポイント」と「妥協できるポイント」を決めておきましょう。このポイントを自分で決めるのは簡単ではないので(客観的な判断ができる第三者視点が必要なため)、エージェントのような就活のプロの力を使うのが一番手っ取り早い方法だと思います。
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