アメリカ文化を学ぶために留学したYさん(23歳・女性)は、大学に復学後もアメリカの研究にのめり込んでいきました。就職活動をしないまま大学を卒業してしまい、就職先を探すために既卒としてUZUZに登録。IT業界に興味を持ったことでインフラエンジニアを目指したYさんは、どのように就職活動を進めていったのでしょうか。今回はYさんの就活体験記をお届けします。
初めての就職活動について、Yさんにお伺いしました!
就職活動で心がけたことや、苦労したことなどをYさんにお伺いしました。
Q.なぜ既卒になったのですか?
以前からアメリカの文化に興味を持っていた私は、3年生の後期からアメリカへ1年間の留学をしました。帰国して復学し、大学では1960年代以降のアメリカンポップスが誕生した歴史的背景や、それがどのように現代の音楽に影響を与えているのかを学ぶようになりました。
留学をしたことでより一層アメリカのことを知りたいと思うようになり、宗教裁判や人種差別について学びました。大学の授業が楽しくて、心理学の勉強もはじめてしまったほどでした。あまりにも勉強に没頭していたのでリクルートスーツを着るのを忘れ、気づけば大学を卒業していたんです。
Q.既卒で就職活動を始めて苦労した点を教えてください。
ずっと勉強していたので、既卒としての就職活動の方法も、どんな企業があるのかも知りませんでした。UZUZさんに登録し、カウンセラーの方が面接の練習に付き合ってくださいました。しかし当初は、「自分がどんな人間なのか」「なぜエンジニアとして働きたいのか」を説明することにとても苦労しましたね。
Q.UZUZで就職活動をスタートして変わったことを教えてください。
就職活動ではエンジニアを目指し始めたので、IT関連のニュースを読むようになりました。またインターネットに関する本を読んだり、映画を観ることも心がけましたね。あとは面接に万全の体調で臨めるよう、体調管理に気を配りました。
Q.内定先の会社に入社を決めた理由を教えてください。
一次、二次面接の2回とも、採用担当者が私の話を興味深く聞き、どんな人間かを知ろうとしてくれました。また仕事や福利厚生に関する疑問に対してきちんと回答してくださり、人事やエンジニアの方の雰囲気がとても良かったので、この会社で働いてみたいと思いました。
Q.担当カウンセラーに一言お願いします。
川原さんには、お忙しい中何度も面接対策をしてもらい、本当に感謝しています。勉強のことを聞かれると、熱が入って思わずアツく語ってしまう私に適宜アドバイスをしてくださいました。そのおかげで、質問に対してブレずに回答できるようになったと思います。ありがとうございました。
Q.これから就職活動を行う後輩にアドバイスをお願いします!
私は何かに悩んだとき、いつも本から回答を導いてきました。自分が何をしたいのか分からなくなったときは『私の個人主義』(夏目漱石著)を、ポジティブ思考になりたいと思ったときは『ファスト&スロー』(ダニエル・カーネマン著)を読みました。
実用的なところだと、ITのことを学びたい場合は『ポストヒューマン誕生』(レイ・カーツワイル著)をお勧めします。皆さんも、空いた時間に良かったら読んでみてください。
カウンセリングを終えて
Yさんは、IT業界に将来性を感じたこと、そしてIT技術に関する勉強に面白さを感じたため、インフラエンジニア職を希望されました。雑学を豊富にお持ちの方で、面接で自分の勉強について聞かれると、「宗教裁判」や「投資」の話など、質問の回答にズレる内容まで話し続けてしまうクセがありました。そのため話が長くなり、何を伝えたいのかが分からなくなることがあったんです。
そこで面接で言ってはいけない「NGワード」を決めて、発言してしまったら同じ間違いを繰り返さないように気をつけてもらいました。さらに簡潔に話してもらうため、結論から話し、その後に理由を述べていくような伝え方を徹底していきました。
話し方のみならず、就職後に必要となる「CCNA」の資格取得の勉強も怠らなかったYさん。常にITの最新情報をキャッチアップする姿勢はとても尊敬すべき点でした。その甲斐あって相性の良い企業に巡り会うことができ、無事に内定を獲得されました。努力家のYさんなら、どんな現場でも活躍できると思います!新たな環境で頑張ってくださいね。