もくじ
20代フリーターの就職方法として、正社員や派遣社員、契約社員、パート、アルバイト、フリーランスなど、様々な方法があります。
そのイメージも相まって「今はフリーターだけどいつかは正社員になりたい!」と考える人は多いのではないでしょうか?
しかし、中には
「ずっとフリーターだったし今更就職は無理なのかな……」
「フリーター期間があることで、面接でも厳しく言われるのかな……」
このように不安になってしまう人もいるはず。
20代のフリーターが早く就職することで得られるメリットは、主に以下の3つ。
- “生涯年収”が高くなる
- “選択肢”が増える
- 就活の“長期化”を防げる
今回の記事では、この3つのメリットを解説していきます。
人材会社だからこそ知っている、「表にはあまり出ない就職裏事情」や「年齢によって左右される求人の現状」もこっそり教えちゃいます!
でも「就職したい、正社員で働きたい」と思いながらも、なかなか一歩が踏み出せずに期間が延びてしまっている人にとっては重要な事実。
ここではあえてリアルな情報を伝えていくので、正社員を目指している20代フリーターさんたちは参考にしてみてください!
ちなみに、この記事の内容はコチラの動画でも説明しています。
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20代フリーターが早く就職すると1:”生涯年収”が上がる!
国税庁のデータ(平成30年度)によると、正規雇用者の平均給与は504万円。一方、非正規雇用者の平均給与は179万円です。
単純計算をすれば、504万円-179万円で年収差は325万円。
もちろんこの数字は「フルタイムで働いていないフリーター」も計上しての平均額です。
そのため、20代のフリーターの年収が必ずしもこの額になるとは限りません。
しかし、正社員よりは下回ってしまうことは事実です。
さらに20歳から60歳まで40年間働いたと仮定し、このデータを元にざっくり計算してみると、
生涯年収にして、なんと1億3,000万円もの差が生まれてしまうことになります。
- 高額なローンが組める
フリーターだと高額な買い物のローンが通りにくいが、正社員は社会的信用があるのでローンを組むことができる
- 手厚い福利厚生を受けられる
フリーターの各種手当は必要最低限だが、正社員には住宅手当や産休・育休制度など充実の保障がある
- 年金受給額はフリーターの倍
年金受給額に差が出るので、正社員の場合老後の安心感が大きい
- 退職金をもらえる可能性がある
フリーターには退職金がないが、正社員は退職金をもらえる可能性も
上の「年収カーブ」の図からも分かるように、年功序列企業の給料は“勤続年数”によって変わりますが、給料の下がるタイミングは“実年齢”で決まります。
つまりたとえ同じ年齢でも、“勤続年数”に差があれば、社歴の長い社員のほうが年収は上。
おまけに、年収が下がるタイミングは“実年齢”で一律なので早く入社すればするほど、生涯年収の差を小さくできるんです。
20代フリーターが早く就職すると2:”選択肢”が増える!
大原則として「雇用対策法」では、企業が人を採用するにあたり、年齢制限を設けてはいけないことが義務化されています。
とはいえこれはあくまでも「表向き」の話。
採用現場の裏側では「○○歳までの人を紹介してください」と言われることは多々あります。
それには、主にこんな理由があるからです。
- 「仕事の覚えが早い</span」から
- 他社に染まっておらず「教育しやすい</span」から
- 教育後も「活躍できる期間が長い</span」から
「やばい!」と思った人は、少しでも早く就活に踏み出して欲しいです!
合わせて覚えておいてほしいのが、求人数がグッと変わる「24歳」「27歳」「29歳」の「3つの年齢の境目」があるということ。
新卒就活生が受けられる求人数を「100」と仮定した場合、これら「年齢の境目」を越すごとに求人数は激減します。
- 25歳→60求人
- 28歳→20求人
- 30歳→1求人
もちろん例外はあります。
就業経験のある30歳の場合、同業種への転職なら35歳くらいまでは比較的採用されやすく、年収アップも望めるでしょう。
しかし、20代フリーターの場合は年齢の境目である「24歳」「27歳」「29歳」のポイントをおさえて就職活動をしたほうが良いです。
図の通り早ければ早いほど選択肢は多く残るので、誕生日を迎えてしまう前に就職活動を開始しましょう!
20代フリーターが早く就職すると3:就職の”長期化”を防げる!
将来のことも大事だけど、生活するためには目先のお金を稼がないといけないし、バイトのシフトだっておざなりにできないし、ゆっくり就活する時間もないよ……。
でも、そうやってフリーター期間が長引けば長引くほど、正社員への道は遠のいてしまうんです!
ここで、独立行政法人労働政策研究・研修機構のデータを見てみましょう。
縦のパーセンテージが正社員になれた割合、横はフリーターの継続期間です。
フリーター期間が6ヵ月を過ぎるころから、正社員になれる割合が徐々に低下しています。
「卒業後3年以内は新卒」とみなす企業もあるので、そこでうまく就職できたケースと言えます。
とはいえ全ての企業が卒業後3年以内の人を「新卒」と扱うわけではないので、注意は必要です。
7ヵ月~1年を過ぎると就職成功率は低下し、2~3年目では40パーセント台に、5年以上だと20パーセントにまで下がってしまうことが分かります。
では、なぜこんなに正社員になれる割合が減ってしまうのでしょう?
それは、就職活動をしていない期間が長くなればなるほど、そこから動き出すのに大きなエネルギーが必要になるから。
「ブランクがあると不利なのでは?」と想像してしまい一歩が踏み出せなかったり、「周りは正社員で働いているのに……」と周囲との差を感じて就職の相談がしづらくなってしまったり。
これらの想いは月日が経てば経つほど、どんどん膨らんでいってしまいます。
今フリーターになったばかりの人は、6ヵ月を過ぎてしまう前に動き出すことをオススメします。その方が就職活動は成功しやすくなるはずです!
フリーターの就職率については、以下の記事でより詳しく解説しています。ぜひ合わせて読んでみてください!
20代フリーターが就職活動で一番”武器”にできるのは……
ここで、20代フリーターが正社員を目指す3つのメリットをおさらいしましょう。
- “生涯年収”が高くなる
- “選択肢”が増える
- 就活の“長期化”を防げる
20代フリーターの最大の武器は「スキル」ではなく「若さ」です!
企業の中には、若いからこそチャレンジできる会社も存在します。
つまり「若さ」には何ものにも変えがたい市場価値があるのです。
もしかしたらここまで記事を読んでくれた人の中には、フリーター期間を長く過ごしてしまい、年齢を重ねてしまったことに不安を感じている人もいるかもしれません。
でも諦めないで大丈夫!
UZUZでは過去に、30歳まで一度もアルバイト経験&正社員での就職経験がない方をサポートしたこともあります。
その方は就職に成功し、今も正社員として働いていますので年齢だけを理由に諦める必要はありません。
今があなたにとって一番若い時! 明日になったら1日分歳をとってしまうことになります。
少しでも早く就職活動に取り組む意志はとても重要です!
この記事を読んで正社員を目指したくなった人や、就職活動に不安を抱いてしまった方はぜひ一度、UZUZにキャリア相談してみてくださいね。
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