一般的な住宅業界で働く人のモデルケース
では、一般的な住宅業界の営業マンの1日をここで見てみましょう。
出社時間:とくに早い出社は求められない
住宅業界では、多くの会社が8:30から10:00の出社時間になっています。極端に早い出社は、会社側からは求められません。もちろん、自主的に早く出社している人もいますが、それが美徳という業界ではないので安心してください。
午前中:営業のための準備は早い時間帯から!
住宅会社の営業は、主に遅い時間帯です。理由は、平日の午前中には、お客様に会うこと自体が困難だからです。そのため、午前中に営業のための準備を行います。また、前日に行った営業の顧客データをまとめます。その他に行う仕事は、現地・役所調査やプラン作成などです。
また、顧客や見込み客を直接まわることもあります。地元の地主であれば、平日の午前中でも実際に会えることもあるからです。また、農協や税理士、不動産会社、銀行などを廻り、事務的な仕事をするのもこの時間帯です。
土日の場合は午前中から展示場に入り、来場してくれたお客様を案内します。土日は1日中、展示場にいると考えて良いでしょう。
夕方以降:実際の営業はここから始まる
「遅い」と感じるかもしれませんが、本当にお客様に営業ができるのは、夕方以降です。既にアポイントメントを取ったお客様を直接訪問します。この時間帯に暇をしているようではいけません。『仕事をしていない』と会社にみなされてしまいます。
既に訪問するお客様には、アポイントメントを取ってありますので、飛び込み営業ではありません。多少なりとも購入の意思があるお客様に会いますので、精神的な苦痛は、それほどではないです。その日に会えるお客様に全て会ったところでその日の勤務は終了になります。目安として、21:00から22:00といったところでしょう。時には、日をまたぐこともありますが、そう多くはありません。その日はそのまま帰宅をし、翌日に出社してから、前日の訪問したお客様の資料をまとめる、という流れになります。