この記事では、2015年に大学を卒業し旅行代理店に入社後、大手アウトソーシング企業に転職されたSさんについてご紹介します。
実はSさんは、旅行代理店を半年ほどで辞めようとしており昨年面談に来ていました。しかし、まだ辞めるには早すぎるので最低でも1年は仕事を続けるようにお話したところ、本当に仕事を続けて再度ご連絡をくださったという方です。
一般的には「1年の社会人経験なんて短い」と言われてしまうと思うのですが、Sさんは見違えるように成長し、大手アウトソーシング企業に総合職として入社をされました。
新卒で入った会社を辞めたいと思っている方、もっと良い条件のところがあるんじゃないかとモチベーションが下がってしまっている方、きっと参考になると思いますので読んでいただけると嬉しいです。
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内定者プロフィール
年齢:24歳
最終学歴:2015年大学卒業
出身:神奈川県
趣味:社交ダンス
Sさんは神奈川県に生まれ、湘南にある私立の有名女子校で中高時代を過ごしました。大学も女子大を選び、海外の文化について学ぶ傍ら、趣味の社交ダンスを続けていました。
海外文化について学んでいたことから旅行業界に興味を持ったSさん。無事内定をもらうことができ、予約受付担当として主にイタリアやスペイン旅行を担当しておりました。全ては順風満帆…に思えましたが、入社をすると仕事を楽しめず上手くいかない日々が続くようになります。
Sさんが入社した会社は残業が多く、新卒のSさんを丁寧に指導してくれる環境がなかったのです。そんな環境に耐えられず、入社して数ヶ月経ったときにUZUZにいらっしゃいました。
Sさんは当社に登録後、第二新卒向けサービス『ウズキャリ第二新卒』を利用してくださいました。
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初めてお会いした時の印象
Sさんは大学時代も勉強や趣味の社交ダンスに一生懸命に取り組まれており、非常に真面目な印象を受けました。しかし仕事のお話になった際には、現状をどう打開していけばわからないという様子で、口を開けば愚痴が多かったです。「Sさん、きっとストレスたまってるんだろうな〜」と感じました(笑)
お話を聞いてみると、仕事の優先順位のつけ方や上司への質問の仕方などがわかっていないようでして、残業は確かにあるものの異常なまでに多いわけではないですし、このまま辞めてしまうのはSさんにとっても良くないと感じました。
そのため、仕事の優先順位のつけ方や上司に質問する際のポイントなど、自分自身の新卒時代の学びも踏まえてお伝えしました。また最低でも1年は頑張った方がきっとSさんのためになるはずと求人を紹介することなくお帰りいただきました。
面談後、仕事への考え方が変わったSさん
面談後のSさんは「嫌な職場だから辞める」のではなく、「今の職場で何が学べるか」にフォーカスをして仕事をしました。
予約受付業務で成果を残したあとは、予約スタッフのサポートチームの立ち上げに従事しました。残業が多いという課題を解決するためにできたチームでして、Sさんは効率よく業務を進めるためのマニュアル作成やパートの方の教育・マネジメントなどチーム作りに励みました。
残業を減らすために特にSさんが意識していたのは業務の振り分けです。予約スタッフとして働いていた経験があるために、サポートスタッフでもできることとそうでないものの判別ができました。そのため、サポートスタッフでできることはどんどん巻き取っていくようにしました。その結果、社員の残業時間を3時間から1時間に短縮することができました。
Sさんから学ぶ第二新卒の転職活動で考えるべきこと
このお話を聞いたのは初めて面談をした時から1年後のことでした。お話を聞いて、「Sさん成長したな〜」ととっても嬉しくなりました!
正直初めてお会いした時は、社会人経験も浅いですし少し幼さもあったのですが、2度目に会った時は見違えるように社会人らしくなっていました。落ち着きがあり、自分のやってきたことに自信を持っている様子でした。きっと残業を減らすという目標に向けて、結果にこだわって仕事をしていたからだろうなと思います。
第二新卒の転職ですと、どうしてもマイナスな理由で辞めてしまうことが多いものです。ですが、そこで一度立ち止まって「今いる環境でもっと学べること・できることはないか」と考えられることは成長に繋がることだと思います。中にはあまりにも労働環境が厳しく、続けていくことが難しい場合もありますが、一度立ち止まって見ることで見えてくることがあるのではないかと感じます。
以下の記事では、Sさんが就業していた旅行業界での業務内容について紹介しています。
▼「憧れの職業解説|旅行業界の職務内容とキャリア」
第二新卒・Sさんの就職活動の結末
最終的にSさんは1社のみ受けて見事内定という結果でした。自分の考えを簡潔に話すのは得意な方でしたので、企業のビジネスモデルやSさんにどんな仕事を任せていきたいと思っているのかなど、募集の背景をお伝えし、働くイメージを持ってもらえるようにサポートさせていただきました。
Sさんは大学時代から趣味で社交ダンスを続けており、現在も休みの日には大会に出場したりしています。そのため、転職する際にはできるだけプライベートとの両立がしやすいことが目的としてありました。実際に入社した企業も残業も少なく、産休や育休の取得実績も豊富にある企業です。
特に女性ですと、プライベートとの両立や残業時間など条件面がなるべく良いところを希望される方がいますが、誰でも彼でも条件の良い会社に入社できるわけではありません。Sさんも1年未満で辞めてしまっていたら内定をいただくことはなかったと思いますし、たとえ1年半という短い時間であっても、成果にこだわり努力してきた経験があったので入社することができたのだと感じます。
ですから、今の職場よりももっと働きやすいところで勤めたいと思っている方は、今の職場で努力できているかをよく考えてみると良いのではないでしょうか。
以下の記事では、Sさんのように女性で第二新卒として転職された方を紹介しています。女性の方はぜひ参考にしてみてください。
▼詳しくはこちらから!
3ヶ月の短期離職をはねのけた第二新卒が、難関ポジションの『未経験Webデザイナー』に就職成功した秘訣とは。
Sさんを担当した第二新卒キャリアカウンセラーより
Sさん、内定おめでとうございます!初めて面談をしてから約1年半後、仕事でもしっかり成果を出して再度ご連絡をくださりとても嬉しかったです。仕事に対しての価値観もがらっと変わっていて、見違えるように落ち着いていましたね。
改めてSさんと再会することができて、以前の面談が少しでも参考になったのかな?と嬉しくなるとともに、改めて一回一回のカウンセリングに全力で向き合わなければならないと身が引き締まりました。新しい職場でSさんが今よりももっと活躍してくださることを期待しておりますね!
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