株式会社日本技術センター | 企業インタビュー

大手企業から中小・ベンチャー企業まで関わりのあるUZUZが今回インタビューさせていただいたのは、株式会社日本技術センターの近藤さん。
創業以来、日本の産業を技術力で支えてきた「株式会社日本技術センター」で採用担当をされている近藤さんに、キャリアパスや研修制度など社内体制のリアルな実態をお伺いしました!
事業内容を教えてください

「株式会社日本技術センター」は、もともと工場向けのベルトコンベヤーや某宇宙関連企業の装置などの設計を手掛けるところから事業をスタートさせました。
現在は会社の基盤となる設計技術を活かし、3つの部門を柱に事業を展開しています。
1つ目は、創業以来の“核”となる「設計受託部門」。約200名から250名の規模で半導体製造装置や車載用電池関連の設計を担っています。
2つ目は姫路の自社工場で企画から設計・組み立て・納品までを一気通貫で行う「製品開発部門」。約80名体制で自動車の傷を見るライトなどオリジナル製品の開発も手掛けています。
そして最も多くの社員が所属している部門が、私も所属する「技術支援部門」です。約300名が在籍し、顧客の皆様からの要望に応じて、装置のメンテナンスや大型設備の技術支援など現場で必要とされる技術を提供しています。
設計受託から領域を広げた背景には「設計のノウハウがあるのなら、ぜひ製品製造も手掛けてほしい」「技術者を派遣してほしい」といった有り難いお客様からのご要望がありまして。
周囲のニーズに真摯に対応していったからこそ、“設計から製造まで全て手掛けられる”弊社の技術力をより必要としていただけのではと思っています。技術製造支援の分野に関しては急速に成長しており、採用も積極的に行っています。
※各部署の在籍人数は、2025年11月時点での数値です
強みを教えてください

弊社の強みは、大きく分けて2つあります。
まずは「研修制度」です。
研修は座学だけでなく、実際の実験等を通じて知識と実践を融合させたカリキュラムを導入。文系出身の方や、過去にものづくりの夢を諦めてしまった方でも、“エンジニアの土台”を確実に築くことができます。
もう1つの強みは「キャリアの選択肢の広さ」です。実は、私も営業職から採用部門にキャリアチェンジしていまして!
設計やメンテナンスに特化する企業が多い中で、弊社は双方の事業を展開しています。幅広い事業のおかげで、私たち社員は1つの枠に縛られず「技術経験を積んでから営業職へ異動する」などの多様なキャリアを追求できるんです。
また社員の努力が正当に報われるよう、大規模な組織拡大に向けたキャリアアップ制度を現在構築中です。技術職・営業職の区別なく、スキルと貢献度に応じて評価される“透明な体制づくり”を進めています。
枠を飛び越えたチャレンジを支援できる“充実した研修制度”と“キャリアの幅広さ”という強みを活かしながら、評価制度のブラッシュアップも着実に進めていきたいです。
社員の方たちのキャリアパスを教えてください

社内でのキャリアパスは多岐にわたります。
弊社の「技術系総合職」は、1つの専門分野に限定されることなく、お客様先での多彩なプロジェクトに参画し、技術者としての経験値の幅を広げられるんです。
メンテナンス経験者が図面読解力や設備構造についての理解を深め、国内外の設備立ち上げといった高度な業務へ移行したり、CAD技術を習得して設計職や施工管理へ転身するケースが多く見られます。
また、弊社には異業種からのキャリアチェンジした方もたくさんいらっしゃいます。
- 元保険営業→化粧品製造
- 前職で保険営業だった社員が、対人スキルを活かして化粧品製造機械のメンテナンス業務で貢献。
- 元製造業→リチウムイオン電池の開発
- 元製造業の社員が、現在はリチウムイオン電池の開発業務といった高度な技術分野で活躍。
- 芸大→ショベルカーの設計補助
- 芸大出身の社員が在学中に培った2次元・3次元の空間認識力を活かし、ショベルカーの設計補助に奮闘。
このように、弊社の「技術系総合職」は過去の経歴に関わらず、個人のスキルと希望に応じて柔軟に職域を広げている方が多い印象です。
多くのロールモデルがいる弊社ですので、経験やスキルを問わず豊富な選択肢を提供できる体制が整っているのだと思います。
社内の研修制度について教えてください

弊社の社員は7割ほどが未経験の方です。
「バリバリの文系出身でも技術が習得できるんですか?」と求職者の方によく聞かれますが、答えは「習得できる」です。
AIによる自動化に危機感を抱き「手に職を」と入社した文系出身の社員も、今では自動車部品の機械設計を立派にこなしています。
実は、弊社の研修は国が定める職業訓練の基準をクリアし、他社様の技術者の方も研修を受けられるほどの高い評価をいただいているんです。
研修では、すぐにプロ技術者を目指すわけではありません。研修の本来の目的は、お客様の現場に立った際に「何もできない」という状況を回避できる土台を築くことです。
技術職の経験がなくても、文系だったとしても、“向上心”と“ものづくりへの興味”さえ持っていただければ活躍いただけるので安心してください。
実際の研修内容
- 技術系総合職向け研修 ・未経験者の割合: 約7割(文系・異業種出身者も多数)
- カリキュラムのレベル ・即戦力より「基礎力」重視。 中学・高校レベルの理科の基礎からスタート
- 運用体制 ・ 配属部署や案件内容(例:車載設計)に合わせて、研修の途中から内容をカスタマイズする柔軟な体制を整備
・研修期間: 1ヶ月〜3ヶ月の集中研修(業務内容により期間は柔軟に変動)
・実践的な内容にこだわり、現場ですぐに活かせる知識を習得可能
求職者の方へのメッセージをお願いいたします

今、技術職に興味をお持ちの方の中には「難しそう」「自分にできるか正直わからない」と感じている方が多いと思います。しかし、私たちが求職者の方に求めているのは「何だかおもしろそう!」という好奇心だけです。
プラモデルを作るのが好き、車が好き、昔行った工場見学が楽しかった、という少しの興味があるだけで十分な志望動機だと思っています。
好奇心の種を育て、入社後にプロとして“開花”していただくことこそが、私たちの役割ではないかなと。
そして、技術職としてキャリアを築くことは、不安定な社会の中で“安定”を手に入れやすいと思っています。1度身につけたスキルは、誰にも奪われることのない「自分自身の財産」として残り続けます。
ものづくりへの興味という「最初の一歩」を、ぜひ私たちと一緒に踏み出してみませんか?
株式会社日本技術センター の概要

| 社名 | 株式会社日本技術センター |
|---|---|
| 本社・本店 所在地 | 〒670-0965 兵庫県姫路市東延末4-73 |
| 設立年月 | 1967年5月 |
| 資本金 | 5,500万円 |
| 従業員数 | 680名(2025年4月1日現在) |
| 主な事業内容 | 技術支援事業 -産業機械、検査・計測装置の開発・製造・販売 -機械、電気、電子の設計 -各種エンジニアリングサービス -アウトソーシング事業 -労働者派遣事業 (派)28-301882 -有料職業紹介事業(28-ユ-301027) -登録支援機関(24登-010203) -一般建設業(般-4)第462794号 機械器具設置工事業 -特定建設業(般-6)第462794号 とび・土工業 -職業訓練認定(中播(県)2249号 普通職業訓練(機械保全科・機械製図科) |
株式会社日本技術センターさん、ありがとうございました!
















